ここ数日ウクライナ軍がロシ西南部クルスク州の一角に侵入して、占領地を増やしていると報じられていました。別紙では占領地は東京との半分ほどと有ります。キーフ南西200キロの「ドネツク州要衝ポクロフスクやスラビャンスへロシア軍が損害を返りみず攻勢をかけている最中に、精鋭部隊をロシア領内に向けるとは何たることか?」との批判が軍事上の疑問です。
それをこの記事によれば:
【ウクライナ軍トップのシルスキー総司令官は13日、ロシアへの越境攻撃によって74の集落を制圧したと、ゼレンスキー大統領に報告しました。
こうした戦況を受け、ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで、ウクライナがロシアのクルスク州への越境攻撃を進める中で、「主導権を握れると再び証明した」と強調しました】とあります。軍部首脳政治首脳が承知でやった事に違いありません!
そうすると「ゼレンスキー大統領は軍事上の利点よりより大きな政治上の利点を考えあえてリスクを冒した」と思えます。
【ここ数か月のNATO加盟国の首脳の政権交代、あるいは政治的影響力の低下などを考え、将来的な停戦案を考えた時、ドネツク州はじめへルソン州やクリミヤ半島の所属を交渉する際にロシア領を占領しておけば”両軍が占領した地区で停戦”となればウクライナの面子は立ちます。ロシアの占領地とウクライナの占領地の交換交渉もあり得ます。軍事的配慮より政治的配慮をしたのでないか? と素人考えですが思いました】。
さらなるウクライナ軍の攻勢を避けるため、プーチン大統領が戦術核を使えば”政治的にプーチン大統領の負け”、この間にドネツク州の要衝がロシア軍に攻略されればゼレンスキー大統領の負け」になりそうです。
さて素人の見立てはどうなりますかね?
写真:ビデオメッセージ 中のゼレンスキー大統領
TBS NEWS DIG:
ロシアへの越境攻撃を行っているウクライナ軍は、ロシア西部クルスク州の74の集落を制圧したと明らかにしました。
ウクライナ軍トップのシルスキー総司令官は13日、ロシアへの越境攻撃によって74の集落を制圧したと、ゼレンスキー大統領に報告しました。
こうした戦況を受け、ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで、ウクライナがロシアのクルスク州への越境攻撃を進める中で、「主導権を握れると再び証明した」と強調しました。
また、外務省報道官は「ロシアと違って、ウクライナは他人の財産を必要としていない」としたうえで、「クルスク州の領土に関心はない」と述べました。そして、クルスク州にロシア軍を引き付けることで、「ロシアが追加の部隊を(ウクライナ東部の)ドネツク州に投入することを防いでいる」と主張しています。
(引用終わり)
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