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菅政権 自民 浜田氏を政務官に登用

2011-06-28 08:14:20 | 東日本大震災
禁じ手人事、お構いなし 自民から一本釣り(産経新聞) - goo ニュース

2-3日前から菅政権の内閣改造について動きが有りましたね。
今回は自民党参院議員浜田和幸氏を復興担当の政務官とする事が決まりました。
これについてアンチ民主党の産経新聞がコピペした参照記事の様に厳しく切っています。

東日本大震災の被害や福島原発事故の惨情を考えれば与野党が協力して「復旧と復興対策」に取り組む事が大切です。
しかし震災以来の官首相の野党自民党に対する協力要請の悪さ、不信任案回避の為の辞任発言と居直りによって与野党の関係は決定的に壊れた様に見えます。

本来は菅政権が復興大方針を掲げそれに賛同する党と連携して衆参議院で常に過半数を確保できる体制を作らないと法案が成立しません。
日本では党議拘束が国会議員個人の意思を縛りますから「党対党」の連携が成り立たないと与党対野党の個人議員という連携が出来にくいですよね。
その点「浜田議員」が自民党を抜け民主政権に協力する形は中々の物と思えますが産経新聞は「禁じての一本釣り」とお怒りですし自民党参院議員の山本一太氏も同様です。

浜爺が思うには「小局面で浜田氏の考えは正しい」と思いますが、菅首相と何時まで一緒に政策を実行に移せるかを考えると疑問が残ります。

平成23年度の予算執行のため50兆円の国債発行が成立しなければ早晩国民生活にしわ寄せが出ます。それに加えるに別途「復興財源のもう50兆円は必要なんですからね」
菅首相が退陣の為の3つの法案成立なんか条件に出す事がいかれているし又出来る様子に見えません。

一層の事、衆院解散で民自両党にお引きいただいて生き残った議員で立法府の建て直しが必要なのかもしれません。
さて与野党の本音は何処でしょね。
しっかり見守って行きましょう。


産経新聞:
【民主 漂流】

 政府・民主党幹部から8月末までの退陣を突き付けられながらも、延命に向け政権基盤を強化しようと菅直人首相は執念をみせた。原発事故担当相として細野豪志首相補佐官を起用したほか、自民党議員を一本釣りして復興担当の政務官とする“禁じ手”に出るなど、なりふりかまわずに人事権を行使した。民主党内からは「最後の悪あがき」との反発が一層強まった。

 ◆自民から一本釣り

 27日夜、官邸での記者会見で、首相は退陣のめどとして再生エネルギー特別措置法案など3案の成立を挙げた。条件を明確にしたようにみえるが、首相は相変わらず具体的な退陣時期には触れなかった。今国会の会期内に成立しなければ、9月以降も続投する「居座り宣言」と言える。

 輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長が70日間の延長国会を「バトンゾーン」にたとえるなど、政府・民主党幹部はこの間に首相交代のバトンリレーを実現させようとしている。

 だが、首相には唯々諾々と従う気はさらさらない。この日午後、官邸の執務室で向き合った国民新党の亀井静香代表に首相はこう切り出した。

 「原発事故担当相には細野氏を起用したい」

 原発事故発生直後から一貫して対応にあたってきた海江田万里経済産業相の任務を奪う形で、細野氏を“抜擢”したのだ。

 これまで「首相に度々怒鳴られながらも耐えてきた」(首相周辺)海江田氏だが、首相への不満は強い。従来の原発重視から再生可能エネルギーへの転換を目指す首相にとって、若い細野氏のほうが自らの意向を通しやすいとの思惑もある。

 首相は野党の中にも手を突っ込んだ。自民党の浜田和幸参院議員を復興担当の総務政務官として起用したのだ。

 当初首相が目指したのは野党から十数人を引き抜き、参院で過半数を確保して、これまで政権を悩ませてきた「ねじれ」状態を解消することだった。呼応したのは浜田氏だけだが、首相の狙いは今、別なところにあるかもしれない。

 浜田氏引き抜きで反発を強める自民党との対立を激化させる。野党が法案審議に応じず、態度を硬直化すればするほど、2次補正など首相が退陣条件に掲げる3つの成立が困難になる。そうなれば、おのずと辞める必要はない。

 ◆反発ばかり

 そんな首相の手法に民主党内からは批判の声が相次いだ。27日の党役員会で声を張り上げたのは仙谷由人官房副長官だった。

 「こんなことをしたら、大変なことになる。よりによって石破茂自民党政調会長の地元から引っこ抜くなんて」

 安住淳国対委員長も続いた。

 「国会運営が困難になるぞ。これで70日間で重要法案が通らなくなった」

 人事でも、首相は退任する馬淵澄夫首相補佐官を経済産業副大臣に起用しようとしたが拒否された。

 国土交通相を務めた馬淵氏にとっては、補佐官を外されたうえ副大臣では、事実上“降格”であり、首相への不信を示したといえる。

 与野党ともに反発を強める中で、首相が「脱原発」を掲げて解散に打って出る可能性も、消えてはいない。

 与党幹部は自嘲気味につぶやいた。

 「辞めるといった人は、失うものがないから強いね」(小島優)
(引用終り)


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