こんな裁判が「横浜地裁で行われていた」なんて知りませんでした。
【8年前、神奈川県平塚市の保育園で、当時1歳の園児に暴行して死亡させた罪に問われている元保育士の裁判で、横浜地裁は無罪を言い渡しました。
元保育士の女性(49)は2017年4月、平塚市内の保育園で1歳の柳田彩花ちゃんの頭を硬いものに複数回叩きつけて、頭蓋骨骨折に伴う、くも膜下出血で死亡させた罪に問われています】とTBSが報じています。
この記事の中ほどで
『(検察の主張と弁護側の反論が述べられ)、、横浜地裁は「検察側の証人として出廷したA医師は『彩花ちゃんは後頭部に大きな力がかかり、脳挫傷などで即死した』と証言するが、脳挫傷などは認められない」「検察側の証人のB医師は『脳幹部周辺に重篤で致死的なくも膜下出血が生じて即死した』と証言するが、誤認である」と検察側の証人の証言を採用しませんでした。』
昨年「袴田事件で死刑の判決を受けた袴田巌氏が無罪判決」を58年ぶりに得た事と重ねると「犯人であるとして有罪とする根拠はない」との判決には驚きました。この後検察側が「控訴すれば」話は長びきますがね!
「犯人探しでなく罪に問われた人が”実行犯か否か」との視点は珍しいと思います。今後にも注目ですね!
写真:横浜地裁
TBSNewsDIG:
8年前、神奈川県平塚市の保育園で、当時1歳の園児に暴行して死亡させた罪に問われている元保育士の裁判で、横浜地裁は無罪を言い渡しました。
元保育士の女性(49)は2017年4月、平塚市内の保育園で1歳の柳田彩花ちゃんの頭を硬いものに複数回叩きつけて、頭蓋骨骨折に伴う、くも膜下出血で死亡させた罪に問われています。
これまでの裁判で検察側は「被害者を乱雑に扱った末、自己のいらだちに任せて理不尽な犯行に及んだ」として、懲役10年を求刑。一方、弁護側は「彩花ちゃんの死因は外傷によるものではない」と述べ、無罪を主張していました。
きょう開かれた裁判で、横浜地裁は被告の女性に無罪判決を言い渡しました。
判決で、横浜地裁は「検察側の証人として出廷したA医師は『彩花ちゃんは後頭部に大きな力がかかり、脳挫傷などで即死した』と証言するが、脳挫傷などは認められない」「検察側の証人のB医師は『脳幹部周辺に重篤で致死的なくも膜下出血が生じて即死した』と証言するが、誤認である」と検察側の証人の証言を採用しませんでした。
そのうえで、「頭蓋骨骨折やくも膜下出血は認められるものの、これが死因とは認められず、それらは彩花ちゃんの死の12時間以上前にできた可能性が否定できない」「検察側は、けがをしたのが彩花ちゃんと被告人だけが同じ部屋にいた時間帯と主張するが、それを確定できない以上、被告人が暴行の犯人であるとして有罪とする根拠はない」として、無罪を言い渡しました。
彩花ちゃんの死因については「確定できない」としています。
判決を受け、弁護側は「事実に基づき、適正に証拠評価をした結果の判決であり、極めて妥当である」とコメントしています。一方、検察側は「判決内容を精査し、適切に対応したい」としています。
(引用終わり)
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