王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

爺 「ネット・カフェ」に行く

2007-07-26 07:17:58 | 生活(地域)
爺のワープロが壊れ難儀しているのは昨日の話でした。仕方が無いのでPCのワードを使い取り敢えず必要な文章を作りプリンターに流したのですが「間の悪い時には悪い事が重なる。カラー印刷は出来るが、黒の単色印刷が出来ない」

さてどうするか? 確かデーターをCDディスクに保存し、それを仕事場近くの商店街にあるネット・カフェでPCを借り印刷すれば良かろうと思いついた。

朝八時商店街のネット・カフェ兼漫画喫茶に飛び込む。この場所は戦後長い事「人形屋さん」であった。三月の「雛人形」五月の「鎧兜とか金太郎の置物」それだけでは食えないので高級なおもちゃも置いてあった。
時代の流れと共に100円ショップ、飲食店と店子が変わり今では一階はキャメロン・ディアスの姿が目に付く携帯電話屋さん。
二階がネット・カフェだ。20坪(66㎡)ほどある。
爺だってたまには東京に出る。1-2年前にも時間つぶしに神田や高円寺でネット・カフェに入った。社会勉強という訳。
洒落た喫茶店の感覚プラス壁際に書棚があってマンガ本がずらりと並び、フロアには雲形のテーブルが置いてあり適当に散らばる感じで客が週刊誌や漫画を読んでいる。別の島のテーブルにはPCが並んでいて仕事か遊びかで使っている客も居た。
飲み物は自分で選ぶとかルールのわからない点は有るが、爺ぐらい生きていれば恥ずかしい事なんか何も無いから「茶髪の店員(どうせアルバイトだろう)兄ちゃんに判るまで聞く」
料金は滞在時間で決まるらしい。まあそんな経験はある。

昨日は2階への階段を上がると入り口前に置き傘の乱雑に入った傘立て。自動ドアが開くとスニーカーを始め汚れた靴が5-6足突っ込まれた小型下駄箱、女物もある。反対側には「取り違え防止の為、靴は持ち込んで」との注意書きとポリ袋、まあ爺が学生の頃の「学生寮の入り口」という感じ。ここから先は備え付けのスリッパ履きである
左横のカウンターの上にはスナックというか駄菓子が乱雑に積んである(有料)。誰も居ないので、声を掛けるとカーテンで仕切られた奥の水屋とおぼしき部分から初老のおばさんが疲れた顔で出てくる。
所定の手続きを済ませてカウンターと反対の部分を(気を落ち着けて)眺めるとフロアーは15ほどのブースに仕切られていて、そこにPCがあるらしい。残りのスペースの壁際にどうでも良い様な漫画本がぎっしり並んでいる。
ブースは「天井は解放方式、廊下からスライドドアを横に引くと団地サイズの畳1畳ほどの広さがあり、前三分の一に40センチほどの高さに棚というかテーブルがありそこにPCが置いてある。気が付くと廊下はコンクリートの上に絨毯、ブースの中はウレタン製の5センチほどのマットが引いてある」
これでは中腰でないとPCが操作出来ないないし、続ければ疲れる。

取り敢えずCDディスクからデーターを呼び出し印刷を指示する。プリンターは先ほどのカウンターの横にある。
と、隣のブースで咳き込む声が聞こえる。印刷物を取りにブースーを出ると2軒ほど置くのブースから若い男が出てきてトイレ方向に歩いて行く。

初心な爺はここで判った。
これが今評判のネット・カフェとそこの住人?なのだ。
そういえば入った時から人いきれと言うか、寝腐るされた空気というか「人の居る気配があった」わけだ。
ブースの中もPCの乗る棚の下まで足を差し入れ身体を多少曲げれば睡眠が出来る。

高校も再編で移っていった場所に「漫画喫茶・ネットカフェ」はどうかなー?なんて考えた爺はまさに爺であった。
この様な場所にまでネット難民が出る、そういう世間になっているのだよ。

爺は「ネット・カフェは○○違反だ。なんだ」なんて叫ぶ気はない。
需要があるから供給があると思っている。
ふと共産党の志位委員長の顔が浮かんだ。 「ストップ貧困」「大企業からの増税」これでマルクス主義を奉じてと言わなければ良いのだが。
安倍総理、本当に働いても貧乏な人がいますよ。

さてネット・カフェは24時間営業。爺の使用料は30分180円、印刷代3枚で30円でした。
次回は一晩8時間位いると幾らか調べてきます。
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東芝ルポ ついに印字不能

2007-07-25 07:36:30 | 生活(地域)
何とも残念な出来事です。
爺が1996年から愛用していた「東芝ルポ JW-810」ワードプロセッサー 俗称ワープロが一週間ほど前から印字がかすれ、ついには全く印字不能になってしまいました。
 
ワープロはPCが普及して数年前には生産が停止になりましたが、一つの機器で文章や表の作成から印刷まで出来る自己完結型の仕組みです。使い勝手が良いので、自宅にPCを入れた後も、会合の案内や住所録の管理、季節の挨拶の印刷などに使っていました。

早速東芝のサービスセンターに修理の問い合わせをしましたが、印字が出来ないのは印字ヘッドの不具合によるもので、全国のサービスセンターにも部品が既に無い為、修理不能との宣言をされました。

一つの手段としてはあるソフトを使うとルポにある記録をワード文書に変換できると紹介をうけました。
早速その社に電話しますと、価格が1万数千円します。
落ち着いて考えるとワープロに残るデーター中、印刷文書で回収したいのは友人と仕事関係の住所録です。
このため1万数千円掛けるよりPC用プリンターを新しい物に更新して、住所録はPCに入力しなおす。
この夏の「暑中見舞い」或いは「残暑見舞い」はPC住所録の出来具合により不義理をしてしまう。そう決めました。

あと運がよければ、友人や商売関連で東芝ルポを使っている方を見つけ、フロッピーディスクに落としたデーターを文書化する事でしょうか。

昔何かで読みましたがある作家は「ワープロ」愛用家でワープロが生産中止になったので同型の中古品を何台か集めていらっしゃる---なんて話がありました。
大作をワープロで管理されているとしたら大変な不安であろうかと思います。
まあ、その位データーが膨大でしたら変換ソフトの1万数千円は安い物でしょうが

爺の場合、ワープロからPCに家庭の(或いは職場でも)事務処理機器の世代が変わる葉境期に当たってしまったわけです。そうとは言いながら、そこで生産中止から5-6年で部品が無い事で修理不能(他の機能は正常)とは物の冥利に背く気がしてなりません。
本当に「勿体無い事です」


コメント (4)
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赤城農相 「給与返納」見送り?

2007-07-24 09:43:29 | 政治
農水相の給与返納白紙に 松岡氏の方針を赤城氏が見送る(朝日新聞) - goo ニュース

報道によれば話は松岡前農相の時の話になる。
農水省所管の「緑資源機構」の官製談合を受けて大臣は、自らへの「処分」として閣僚給与「3ヶ月分の国庫返納」を決めていた。その4日後に自殺の為、返納は実行されなかった。

松岡氏の自殺を受けて後任の赤城農相は「事情の説明を受けていたが、前任の時に起きた話であり、返納は見送られた」そうである。

物は考えようで、役人風に発想すれば前任者の時に起きた問題だから「俺は関係ない」との言い訳もあろう。

しかし爺はその発想はこの場合しっくり来ない:
松岡氏自殺の後を受けて急遽農相に就任したのだから「ラッキィー!チャチャチャ」の「ルンルン」気分であろうに!
「松岡さん どうも有り難う」と熊本の方を向いて手を合わさなければいけない立場であろうに。

爺ならば「そうですか。そういう事情であれば松岡氏の(4日分とは1か月分であろう)分とあわせ3か月分(約74万円らしい)を謹んで返納いたします」と答えたであろう。
(松岡氏の不慮の死で思いがけない大臣の椅子。香典代わりと思えば安い物だ--と思ったとしても)

赤城大臣は就任早々の「事務所費疑惑」の説明不足(帰国後にも新たな事務所費の疑惑の件が起きている)、「疲れた顔にガーゼを絆創膏で貼り付け閣議に出席」:記者の質問にも説明を拒否と話題に欠かない。
一連の流れから見えることは:
「爽やか、すっきり、清清しい」と言う様な言葉に表される言動がない。だから言う事なす事に人を感動させる物が無い。
先の事務所費疑惑のエントリーでも書いたが、この人物が「48歳、東京大学法学部卒、農林官僚上がりの若手議員」である。
知能は品性と連動しないという格好の見本であろう。
「給与返納をしない」との判断を非難されあわてて返納を申し出する無様な態度を見せないで欲しい。


朝日新聞:
農林水産省所管の独立行政法人・緑資源機構を巡る官製談合事件を受けて、松岡利勝前農水相が自殺前、自らへの「処分」として閣僚給与3カ月分の国庫返納を発表したが、生前の松岡氏と後任農水相に就いた赤城徳彦氏がいずれも実行していないことがわかった。赤城氏は就任時に返納について説明を受けたが、本人の判断で見送られたという。副大臣や事務次官ら省幹部は先月、自主返納を済ませている。閣僚の返納だけが結果的に宙に浮いた格好だ。

 同機構の官製談合事件では、東京地検に逮捕された容疑者に林野庁OBが含まれていた。松岡氏は5月24日、「事態を厳しく受け止め、閣僚としての給与月額の3カ月分を自主返納する」との大臣談話を公表。2人ずついる副大臣と政務官も給与1カ月分、事務次官と林野庁長官は給与月額の10分の1をそれぞれ自主返納する方針を示した。しかし、松岡氏は4日後の28日、自殺した(引用終わり)
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参院選 最後の日曜日に舌戦

2007-07-23 06:56:59 | 政治
参院選、最後の日曜日に舌戦=与野党党首ら、重点区駆ける (時事通信) - goo ニュース

昨日日曜日はTV各局朝から参院選に関して、各党党首・幹事長・政策委員長など目白押しで「わが党の主張」を訴えていました。
爺は最後に夜9時からNHKの「党首は訴える」を見ました。
見ている途中で気が付きましたが、この番組の為に「党首が訴える」のでは無くて
2-3日前の(恐らく党主催の)演説会のビデオ画像でした。自民・公明・共産各党では党首が力説するとすかさず(桜の)拍手が起きていました。

さてどの党首も原稿も読まず、話が途切れず良くあれだけ上手に喋れる物だと感心しました。これは大切な芸ですね。
小沢氏は目の下に弛みが出てお疲れの様子です。心臓が悪いと足がむくむと聞いています。足もむくみ顔にもとは腎臓の疲れもあるかもしれません。
安倍総理は話の最後に「責任政党である。出来る事はやる。言った事はやる。」と結びました。

正に彼の面目躍如、よう言った。ですがこれが限界でもあります。
「出来る事はやる」のでは単に行政府、つまりお役所の仕事であります。
責任政党は「国の債務残高834兆円」「プライマリーバランス」「行財政改革」について展望を示す事が大事でそれを国民が聞いて安心する。そこの在り様が政治な訳ですが、その点が欠落していました。
日本経済はまだ何%か伸びるのだ、伸ばすのだ。これが無いと財源(税収)が安定しないと他の場面でも力説していましたが、本当に大企業主力で経済が伸びるのでしょうか。民需を踏みつけにしている事を忘れているようです。
「年金問題」も悪いのは社会保険庁で自民党はそれを変える、と力説。戦後一貫して政権政党で役人を野放しにしてきた痛切な反省はありませんでした。
さて民主党小沢氏はどこか農村部の小さな集会でした。
ここ10年自由競争、効率よくて強い奴が勝つで弱者や一次産業(農林漁業)が疲労した。世の中は効率ばかりで測れないことがある。セーフティーネットを張ってからでないと困る。 従来一人区は自民の基盤であったが民主が(みんなの立場を)守るのだから、是非民主に投票してくれ。と訴えていた。中々良い

制度改革をして陳情政治で地方に金を持ってくるやり方(元幹事長だから事情に詳しい)を民主党により改める。年金・子育て(支援)・一次産業振興で地域再生と結んでいた。 良く出来ていました。

でも別の場面では「消費税の年金目的税化」なんて生煮えの事を主張。革新政党として消費税の撤廃に踏み込めない。

公明党は太田代表が「未来に責任持つ政治」として幾つか自民と共に実現した案件を挙げていましたよ。
でも「年金の問題」は「記録の問題と制度の問題」の両側面があり、悪いのは「記録」で「制度」は悪くない。

この主張は「100年安心年金プラン」を提示した坂口元厚労相と同じ対場であるから党として考えは一貫しているが、一貫して駄目(官僚案に丸のりしてるだけ)である。
所詮自民の尻馬に乗っている間の展望しかない。

ここらあたりから各党の持ち時間が少なくなってくる:
共産党は朝のサンプロで「マルクス主義を掲げ資本主義を通じて社会主義に」と語り
司会の田原氏に「何を言ってるのか判らない」と切られ、貴女は判ると話を振られた司会の女子アナに「ソ連では社会主義から資本主義に変わったのでは?!」ともう一太刀あびせられた。

社民党は福島党首
年金、雇用、9条堅守
国民新党は綿貫党首
競争から共生、プライマリーバランスの均衡(そうだよ2011年にはせめてこれ位は実現しないと歳出削減に取り組んだと言えない)
新党日本は田中代表
年金は一本化。個人が減るのだから年金の基礎部分は税金でやる(えらい、年金制度の見直しについて触れた)夕張市は日本の将来の姿。もっと行財政改革をやるべし。
ああ疲れた。
来週の今頃は国民の審判が下っているわけですね。
衆議院の解散にまで政局が動くかどうか。楽しみな一週間であります。

時事通信:
29日投開票の参院選まであと1週間。選挙戦で最後の日曜日となった22日、与野党党首らは大票田の首都圏や重点選挙区を飛び回った。安倍晋三首相(自民党総裁)が経済政策などで民主党批判のトーンを強めれば、野党側は与野党逆転の必要性をアピール。各党が激しい舌戦を展開した。
(以下省略)
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松岡前農相 「事務所費は芸者の花代」?

2007-07-22 07:00:39 | 政治
松岡氏事務所費は「芸者の花代」 山本副大臣 後に撤回(朝日新聞) - goo ニュース

朝からウエブニュースを見ていたら、朝日以外は余り取り上げていない「松岡前農相の事務所費問題」を見つけた。

山本農林副大臣が20日の福井県坂井市の講演で:松岡農相の事務所費問題に触れ
「たいした話ではない。赤坂の芸者に行く際に、花代は領収書がもらえないんですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」
と語ったそうだ。

さて山本副大臣の発言は「話し言葉を活字にしているのでわかりにくい」そこで爺が補足しながら読むと:
「赤坂の芸者(の元へ遊び)に行く際に(時にはとの意味であろう)花代は領収証がもらえない」そうだ
はてさて?爺だってサラリーマンの時代があって顧客の温泉招待の接待会場に「芸者・ホステス嬢・コンパニオンなど」の手配をした。会社がこの部分は接待交際費で清算する事を決めていれば明細が「芸者花代」で何も問題ない。
会議費で清算して税務調査で「芸者花代を交際費」と指摘されればその部分は課税されれば済む事である。

そこで松岡前農相が取り巻を連れて赤坂の料亭で「芸者を揚げて騒いでも」領収証がもらえない事は無かろう。 客と店の金の受払いの問題に過ぎないのだから。
但しこの費用は領収証があるのだから「後援企業へ付回しならぬ領収証回し」が出来る。

さて山本副大臣の言う「花代」とは上に述べた酒席を取り持つ花としての役割ではなく「芸者と淫らな行為をする対価そのもの」であろう。
これは現金取引が常道であろうから、後援企業に付回しするわけには行かない

「ホテル代か旅館代」も東京に議員宿舎があるのに宿泊費の清算は疑惑を呼ぶ。
これも「花代」の内に入ろうか?
爺には議員先生が芸者と枕を交わすのに一回或いは一晩幾らが相場かわからないが仮に、「部屋代込みで200,000円」必要で月3回だと600,000円 個人のポケットから出る金としては大きい。個人秘書や奥様に説明が必要であろう。
この花代処理に「事務所費が使われたと山本氏は松岡前農相から聞いた」
という話だ。

山本副大臣は朝日新聞の取材にに「冗談を本気にされ心外」と答えたが発言を撤回したそうだ。

「松岡前農相は悪だとしても、もはや故人で弁解が出来ないのであるから、品のない冗談話は失礼である。明細を明かせないのは地元の子分の選挙資金に領収書なしで渡しているのです」あたりが当たり障りが無い所でなかろうか。

朝日新聞:
自殺した松岡利勝・前農水相の事務所費問題について、山本拓・農水副大臣=自民=が福井県坂井市で20日に開かれた演説会で、「芸者の花代として使った、と聞いた」などと発言していたことがわかった。その後、「話した内容は事実ではなかった」として、発言を撤回した。

 演説会で山本副大臣は事務所費問題に触れ、「たいした話ではない。赤坂の芸者に行く際に、花代は領収書がもらえないんですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」などと発言したという。山本副大臣は21日、朝日新聞の取材に「松岡さんとは昔から友だちで、若い頃一緒に遊んだ仲間。『政治とカネ』に絡んで参院選で自民党に逆風が吹いているので、会場の人を和ませるために冗談を言った。まともに取られたのは心外だ」と話した。(引用終わり)
写真:山本拓氏
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