坂東眞砂子にしてはめずらしいエッセイ風な作品
坂東さんは怖い話やホラーな作品を多く書いているが
そう言う文章を書いていると自分の身の回りにの日常にも怪奇な出来事が起こるようになるんだと
坂東の文章を校正している編集者が坂東の作品の校正にかかると決まって熱を出すなど
坂東の怪奇な文章が何かを引いて来るんだろうな
‘引く,
最近、僕は嫌な事ばかり考えている
過去に起こった嫌な出来事を思い出し
(あの野郎!この野郎!)
とか心の中で怒って見たりしてる・・・
(精神障害になる前兆か)
そんな事ばかり考えていると必然・・・
嫌なことが続くんだ
これは嫌なことを自分自身で‘引いて,来ているんだよ
やっぱりここは
楽しかった事や
嬉しい出来事を思い出すしか無いな
嬉しいことを‘引く,んだ
だけどそんな、うれしい事は全然思いつかないんだけど
だけどこの坂東さんのエッセイを読んでいて怖いところがあった
この作品の中に「燃える木の里」と言う話がある
火事とか火傷とか不幸な偶然が重なった話しなんだが
話の中に・・
「私は癌で死ぬ女性を主人公にした短編を書いていた」
「その女性の年齢は私と同じくらい」
「書き進むうちに、不吉な感じがして来た」
「こんなものを題材にして、いいだろうか」
「なんだか癌で若死にする主人公の運命が、わたしにくっついてきそうな気がして」
そう言う文章なんだが
このエッセイが出版されたのが坂東さんの40歳ころだけど
坂東さん、それから15年後
50代半ばで癌になって亡くなるんだけど
50歳半ばと言えば若死にだろうな
こんな作品が残されていようとは
わし・・この文章を書いてるうちに
湯呑を床に落としてお茶をぶちまけたんだけど
引いてしまったか
今日から10月1日・・
1割から2割に変わる人がけっこういます。・・ややこしい
先月から有線放送のチャンネルがデジタルからタッチパネルに変わりました。
今日、職場のBGMは石原裕次郎です。
あんまり好きじゃないんだけど
BGMより仕事に精を出さにゃならんけど