日々孫の面倒を見る女性がふらっと記憶にある小学生の頃父親の転勤で暮らした町を訪ねてみる
記憶の中にある霧多布の町の景色と鯨の爆発!と転校先の小学校で仲良しになったよっちゃん
よっちゃんの名字も思い出せない鯨の爆発!も、あやふやな記憶でしかない
ふと、彼女に微かな記憶が蘇る
鯨の爆発!とよっちゃんの思い出の地は霧多布じゃ無くて釧路だった
昭和40年、釧路の小学校の炊事遠足で起こった悲劇
衝撃的な出来事を彼女は忘れたんじゃ無くて自分自身の記憶から消し去ったんだった
この話は面白かった
最後に本当にあった出来事を話に絡めたんだね
良い作家さんだなと思ったらこの作品の次の年の作品で直木賞を貰っている
夏の日・・四万十川
貧困、イジメ、家族愛、不条理・・どこにでもある内容ですね
それにしても子供は時として残酷ですね
麦飯に塩を振っただけの弁当しか持ってこられない貧乏な女の子に付いたあだ名が
「しおめし」・・「しおめし」と呼ばれて返事をしなくちゃならないのか
前に読んだ本の中で父親が犯罪を犯して投獄された女の子に付いたあだ名が「あばしり」
こんなあだ名をつけられた本人たちにとったら地獄だよ
この本の中にあるが昔、子供たちの間で「花いちもんめ」と言うのがあった
地域によってルールは違うだろうけどこの本の中の「花いちもんめ」は
「あの子がほしい♪」と言ってどんどん人数が減っていって最後に残った子が
クラスの中の一番嫌われ者となる
この本のなかで最後に残った子はやはり「しおめし」だった
今朝はいり卵
貧乏くさい事を言うと(いや実際貧乏なんだけれど)
レトルトのパックご飯と8枚切りの安い食パンと同じくらいの値段
毎朝、食パンを2枚食べると食パンだと4日分ある
安上りぃ~
桔梗が今年も花を咲かせました
最後は植木鉢に土しか残らないのにいつの間にやらまた花を咲かせます
強いし不思議