日々孫の面倒を見る女性がふらっと記憶にある小学生の頃父親の転勤で暮らした町を訪ねてみる
記憶の中にある霧多布の町の景色と鯨の爆発!と転校先の小学校で仲良しになったよっちゃん
よっちゃんの名字も思い出せない鯨の爆発!も、あやふやな記憶でしかない
ふと、彼女に微かな記憶が蘇る
鯨の爆発!とよっちゃんの思い出の地は霧多布じゃ無くて釧路だった
昭和40年、釧路の小学校の炊事遠足で起こった悲劇
衝撃的な出来事を彼女は忘れたんじゃ無くて自分自身の記憶から消し去ったんだった
この話は面白かった
最後に本当にあった出来事を話に絡めたんだね
良い作家さんだなと思ったらこの作品の次の年の作品で直木賞を貰っている
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