長文で読みにくいかもしれません。ごめんなさい。
一発試験、各都道府県警察が実施している免許技能試験。果たして、教習所に比べ金銭的な面以外にメリットがデメリットを上回るのか。
ちなみに、自動車免許から、普通二輪ATを教習所で取得すると、地元で最安124,000円。
小型二輪ATからの限定解除は62,000円。
かたや技能試験は、小型二輪ATが、私の場合4回で取得+教習所での技能講習で34,000円
限定解除が3回で9,300円と、合計でも44,000円かかってない。
僕は教習所に行ってないのでわからないが、教習所メニューに「審査料」とあって4,200円。当然教習所でも落ちることはあるので、その場合は4,200円増えることになる。
では、一発試験のデメリットは何があるか。
1、受験日に合わせないといけない。 ボクのすむところは、毎週水曜日、しかも9:30までが受付。受験人数によって終わる時間もわからない。多くの仕事を持つ身には休みを取るタイミングが難しいだろう。
2、受験場まで足を運ばねばならない。 田舎に住んでいるので、受験の度に往復130kmを走った。落ちた帰りはなおさら苦痛だった。事故を起こすかもしれないしリスクは高い。「試験場まで5分」などという環境にいる人は一握りかもしれない。
3、練習がほぼ不可能。 毎回ぶっつけ本番。ならし走行という練習があるが、その前に早くも乗車時の採点という難題がある。つまり、初めて乗る大型のバイクに、またがる前からイキナリズッコケないようにしないといけない。この精神的プレッシャーはたまらない。
僕は今回2回ともクランク入り口足つきで一発中止、その後最後まで練習させてくれるのだが、一番やりたい「クランク入り口」まで戻っての練習は頼んでもさせてもらえない。チョットくらい・・・はぜんぜん通用しない。
4、ほぼ、自己判断で走らねばならない。 ある程度は情報があるが、採点基準はほぼ非公開。最初のコースレクチャーで質問しても
「ここは教習所ではありません」と、質問に答えてくれない。
ただ、終わった時のアドバイスはしてもらえる。これは聞き逃してはいけない。聞き逃して受かることはない。
5、これが一番こたえるのだが、「本当に受かるのか」という猜疑心というかプレッシャーというか、最初は「10回落ちても30,000円で安いもんだ」なんて思ってるけど、実際2回クランクで足をついた時にはもう永遠にクランクは無理かも、と思ったり、夢でうなされたりした(ウソではないです)やっぱりもともと安く済まそうと思ってるので、一回一回に思い入れが入ってしまう。
では、メリットは、金銭以外に何があるか、といえば、
「目に見えるものははい」
ということだろうか。
しかし、教習所は練習できるけど、一発の場合は自分で練習する。一回で3,100円が飛ぶわけだから、必死になる。クランクなんか、夢でうなされたくないから週末に1時間くらい練習した。検査官のアドバイスも(低速8字走行)も際限なくやった。
普段の走行も法規走行(乗り降りも)を遵守し、狭い道を見つけてはクランクに見立てて練習した。
40も真ん中に差し掛かって、なにかをこんなに緊張して練習したことがこの頃あったろうか?
それくらいの気合だった。
これが功を奏した。普段の運転が確実にうまくなっている。とくにカーブの安定がすごく良い。雨の日も安心して走ることができる。
それと、合図の出し方も含めて、我流のワガママ運転に気づいた。合図は早めに出せば周りも判断が早めにできる。結果迷惑をかけずに済む。
こんなことに気づかされるとは思わなかった。
そして、合格した時の喜び。それと同時に「安全運転を心がけよう」と心に誓った。
上記の思いは教習所で取得してもそう思うかもしれないが、僕はこういった思いは少なくとも教習所で車の免許を取ったときには思わなかった心境だ。
「勝ち取った」免許という誇りも大げさだがある。
で、どうなのか、といえば、僕は一発試験を薦める。今はネットでいくらでも情報が手に入るし、コースなんかは事前に入手できる場合が殆どだから、しっかり準備し練習すれば、難攻不落の検定ではない。
なんといっても、受ける権利を使わない手はない。
試験に合格した気分は受けてみないとわからない。
今度はぶっつけ本番でミッションに挑んでみるつもりだ。
興味がある人はぜひトライしてもらいたい。