ズームニッコール25~50mmF4S
最近・・・というよりもずいぶん前からですが標準レンズといえばすっかりズームレンズになりましたね。
ただ、ズームのF値が広角から望遠になるさいに暗くなってしまうものが多く、マニュアル露出での使用が多い
私にはかな~り使いにくいです。
ちょっとズーミングするだけでシャッタースピードが早くなったり遅くなったりイライラすることこのうえなしです。
たとえて言えば、ごはんを食べている最中に勝手にお箸が短くなったり長くなったりする感じでしょうか(^^;)。
プログラム露出が一般的になる前は普及型のズームレンズでもF値固定なのが当然の助動詞だったのですが、昨今は
高価格のプレミアムタイプでないとF値一定のレンズはラインナップされていません。
ボディとセット販売の標準ズームレンズでもF値固定で登場してもよさげですけどね。
もっともメーカーからすれば
「ロースペックのレンズまでF値固定にしたらプレミアムレンズとの差がわからんようになって高くできへんからもうかりませんわ!」
というところなんでしょうけど・・(^^)。
などとないものねだりをしながらAiニッコールのF値固定ズームを物色しますと・・おお、25~50mmF4という素晴らしいタマ
があるではありませんか!調べてみますと「ニッコール千夜一夜」でも紹介されていてなかなかの名玉のようです。
旧世代のマニュアルニッコールズームということで今ではすばらしくお手頃になっています。発売当時は11万円!とか
していたレンズなんですね。これはなかなかにかつてのプレミアムなレンズじゃございませんか。
ワイドズームの便利さにほだされて大好きな播州に出撃です。
チョーサの掛け声とともに屋台を差し上げる華麗な美しさが映える、魚吹八幡神社さんのお祭りです。
なんとこのような屋台が各町ごとに18基も出るという・・実にパワフル&リッチですね(^^)。
25mm域での使用がメインになるくらい近くで撮影できるのですが、屋台に轢かれそうになるので
一時も気がぬけません。もちろんお祭りですから轢かれるほうが悪いのです。
こういう激しいシチュエーションではニコンのヒトケタ機たるF4が実に頼もしく活躍してくれました。
広角25mmからのズームですが歪曲も少なくて非常に使い心地が良いレンズです。
レンズが大きいのでボディもF4くらい大きくモータードライブ付きボディか、今のファットなデジタルボディと
合わせるとばっちぐうです。ズーミングすると50mmのときは前玉がひっこんでフードなしでも大丈夫になるのも
便利なギミックです。
デジタル時代で某カメラ雑誌の診断室の作例写真でもISO800なんかで撮影されている今日
ズームレンズのF値くらいF4固定にしてくれても良いよなあ・・と思う今日このごろなのでした(^^)ゞ。
このレンズも,80年代に青春を送った親爺には憧れの的でした.
毎日レンズ白書でも絶賛.
ネットで見るようになっても悪口を聞きません.
まあ,ニッコールですからデカさは性能の証,アイデンティティということで(^^;)
うーん,やっぱりお使いになって良いですか.
今でも欲しくなっちゃいますね.
考えると,買う機会,そして使う機会を失っちゃったんです.そして奇麗なレンズはほとんど見ません.
将来的には,銀塩機材はモノクロ,ハレの日だけカラーという昭和30年代みたいな使い方になる,
成らざるを得ない気がして,最近は特に35mmフィルムカメラ機材購入時にモノクロを意識しています.
この期に及んでも機材購入が加速してる言い訳なのかなあ(^^;)
25-50の良いタマと出会ったら,買っちまいそうで..危ない~
lensmaniaさま
いつもコメントありがとうございます。
昔のプレミアムレンズが現在のボディセット用パコパコプラスチックスカスカレンズよりも安い値段で売られて
いたりするとついつい哀れになって救出してしまいます。
なんかわが防湿庫が避難所みたいに
なってきました(^^:)。
私も写真は良いお天気の日中に撮影するものと
思っていますので暗~い電気光などはデジタルに
おまかせで良いかと割り切っています。
よく友人が「デジタルは第3のフィルムじゃ」とのりたまわっておりますが同感であります。