今回の信州ツアーは7/23に鹿教湯温泉・望山亭ことぶき、7/24に新湯田中温泉・清風荘に泊まったのだが、どちらもいわゆる「Go Toトラベルキャンペーン」についての詳細はほぼ聞かされていなかったようだ。
「Go Toトラベルキャンペーン」は、7/22以降(終了時期は存じ上げません)の旅行者に35%をキャッシュバック、15%をクーポン券としてバック。合わせて半額が還付されるという仕組みだ。
我々のような個人旅行者には宿泊料金しか対象にならないが、これが旅行会社のパッケージツアーだと旅費全額が対象になる。
個人旅行よりも旅行会社を利用させたいという、全国旅行業協会・二階俊博会長の思惑と云われるが、先週の「週刊文春」によるとこのキャンペーンの請負事業社から二階会長らに計4200万円がバックされていたそうで、やはりそんな事だろうと思った。
誤解のないように言うが、私はこのキャンペーン目当てで旅行したわけではない。
あくまで私のスケジュールで計画を立てたら、政府の方針で急に7/22以降の旅行が対象になっただけだ。
キャンペーンのキャッシュバックを受け取るには、宿の領収書、宿泊証明書、それに受け取りの口座がわかるもの(通帳やキャッシュカードのコピー)などを用意し、「Go To トラベルキャンペーン」のHPから記入用紙をダウンロードして必要事項を書き込んで郵送するそうだ。
ところが、そのHPが今日現在まだ何も出来ておらず、ダウンロードも出来ない。
おそらくお盆前くらいになると思われ、私のように該当期間すぐの旅行者は申請すら忘れてしまうかもしれない。
肝心の宿泊証明書だが、「望山亭ことぶき」は何もくれず、キャンペーンの説明すら一切なかった。
申請のためには宿に連絡して証明書を郵送してもらう必要があるが、後追いの郵送作業は宿にしてみれば恐ろしく手間で、切手代は政府がもってくれるのかなども心配してしまう。
一方の「清風荘」は若主人がかなりしっかりされた方で、上部団体に頻繁に連絡を取ったりされているようだが、若主人曰く
「当初『キャンペーンは10月から』と聞かされていたので、我々には何の情報も降りてはいない」
と説明されていた。
そのうえで
「用紙がダウンロード出来るようになったらしていただいて、こちらを添付して下さい」
と、オリジナルと思われる宿泊証明書を発行してくれた。
若主人、さすがである。
我々としては、こんな中でも旅行する事で少しでも宿や交通機関のためになればと思うのだが、肝心の宿がこれだけ振り回されているのをみると果たして旅行がよかったのかそうでないのか、甚だ疑問である…