ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

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「モヤモヤの残る北京五輪」、終わる…

2022-02-21 19:25:00 | エンタメ

北京冬季五輪が、昨日閉幕した。
今回も多くの日本人選手の活躍に、胸が躍った。ジャンプノーマルヒルの小林陵侑、スノボの平野歩夢、スピードスケートの高木美帆の金メダル3人以外にも、メダルを獲れた人にも獲れなかった人にも、そしてそのアスリートを支えたスタッフにも、心からの拍手を送りたい。

一方、毎回心のどこかでモヤモヤする五輪ではあるのだが、今回ほどそのモヤモヤがひどかった五輪も(去年の東京は別として)なかったように思われる。

やはりスキージャンプの高梨沙羅のスーツ失格問題や、ロシアのドーピング問題が大きい。
ミリの差が飛距離の差を生むほどにジャンプ競技のスーツが厳格なものなら、競技前にちゃんと計測していただきたい。
競馬で言えば出走取消、発走除外にすべきであり、厳しい計測をクリアした者だけが競技出来るように何故出来ないのか。

ここでわざわざ私ごときが再掲するまでもないが、女子フィギュアスケートのワリエワのドーピング問題は言語道断だ。
CAS(スポーツ仲裁裁判所)の裁定では
「16歳未満は、保護されるべきだ」
との見解だが、だったら16歳未満はどれだけドーピングしてもよいのか?という理屈にしかならない。

不可解な判定も相次いだ。
とりわけひどかったのがショートトラックで、韓国が軒並み失格となったのは単なる言いがかりにしか思えない。
韓国の肩を持つつもりはないが、明らかに中国選手が韓国選手を妨害していたのに韓国選手が失格、となった例もあった。
私は自分自身が中国に旅行し不快な思いをした事もあり、正直中国にはいい印象がないが閉会式での「ONE WORLD」などの文字には虫唾が走った。
ONE WORLDと言うなら、オマエらがウイグルを弾圧しているのは何なのだ、と言いたい。
かなり前の五輪で、韓国・北朝鮮が「統一コリア」として出場し、朝鮮半島を1枚の旗に標して行進していたが、あの気持ち悪さを思い出してしまった。

話を判定に戻して、日本人がらみでは平野歩夢の決勝2本目の点数が低すぎる、というのも話題になったが、スノボ女子パラレル大回転で竹内智香がドイツのホフマイスターを妨害した、という裁定を下した審判員は8人中6人がドイツ人だった。
なぜそんな偏った審判員にするのか。
ハンドボールの「中東の笛」に近いものがある。

私はNHKの中継しか観なかったが、今回は民放のバカ騒ぎはどうだったのだろうか。
私は男子フィギュアスケートで銀の鍵山・銅の宇野よりも4位の羽生結弦ばかりマスコミが取り上げるのが、本当に納得がいかない。
国、マスコミ、第三者機関、全てにモヤモヤした五輪が終わったのであった…