ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

タイブレークは、野球になじまない。

2015-08-26 21:02:15 | 思うこと

全国高校軟式野球選手権大会の決勝が今日行われ、栃木・作新学院が6年ぶりの優勝を収めた。
軟式野球部出身として、心からお祝い申し上げたい。

昨日行われた準決勝では、新たに導入されたタイブレークにより明暗が分かれた。
能代と上田西の一戦。1-1で迎えた延長14回表、タイブレークにより無死一・二塁から始まった能代の攻撃。
一人送って一死二・三塁で打者は投ゴロ。本塁でタッチプレーすべきところを捕手がフォースアウトと勘違いして三塁走者にタッチせず、勝ち越し点を許してしまったのだ。両チームとも条件は同じと言ってしまえばそれまでだが、去年の決勝戦の延長50回を踏まえ新たに導入された制度に馴染めなかった上田西が気の毒で仕方ない。

私は小3~高校卒業までの10年間、少年野球と部活で軟式野球をやっていた。
私のような低レベルの者はさておき、高いレベルで行われる軟式野球はとにかく点が入らないのだ。
理由はボールに尽きる。バットでジャストミートすればするほどボールが変形し、飛ばないため長打が期待出来ない。もちろんオーバーフェンスの本塁打もあるのだが、軟式の場合公式戦でも両翼90m・中堅120mみたいな球場でやる事は少ない。

飛ばないうえに、球が死んでほしい時に死なないのも難しいところだ。例えばバントは妙に球が弾み、死んでくれないため野手に捕られやすい。
内野手が浅いゴロをダッシュして捕る場合、硬式ならグラブだけで片手で捕りにいっても球は収まってくれる場合が多いのだが、軟式はまず弾んでしまうため、基本的に片手捕りは危険だ。投げる方の手でグラブをフタしてやらねばならない。
そのため、硬式野球の経験豊富な人がたまに軟式野球をやると、打球は飛ばないわエラーはするわバントは失敗するわで、エラい目に遭うという話をあちこちで聞く。ルールは同じだが、アタマの切り替えが必要なのだ。

話がそれたが、野球において特に試合後半になればなるほど先頭打者が重要になる。特に投手は、先頭打者を打ち取ればそのイニングの7割の仕事を果たした、とも云われるほどだ。
であるにもかかわらず、点が入りにくい軟式だからと云っていきなりタイブレークを持ち込まれるのは、特に投手経験者の私に云わせればやってられない。
上田西の捕手の肩を持つワケではないが、塁が埋まるまでにはストーリーがある。安打、四死球、失策…
仮に一死二・三塁の状況でも、それまでのストーリーがアタマに入っていれば捕手も間違わなかっただろう。いきなり作られたピンチであるがゆえに勘違いしたのは、容易に想像が付く。

引き分けで無理矢理決着を付ける最も身近な例は、サッカーのPKだ。しかしサッカーはそもそも時間制のスポーツであり、決着が付かない場合はPKをやる事がそもそも折り込み済みだ。だが野球は、イニングにつき3つアウトを取られるまではいくら時間をかけてもよい。
PKと同じノリでタイブレークを持ち込もうとした人の中には、その前述の「先発投手の役割」「塁が埋まるまでのストーリー」こそが野球だ、という気持ちをご理解いただけていないのではないか、と察してしまうのである…

娘の土産の「白霧島」をいただく。

2015-08-24 23:11:43 | 人生、飲んでナンボ
合宿免許を取りに行っていた娘が、合宿先の宮崎県都城市から帰ってきた。後は京都の公安委員会に行って筆記試験を受けるだけなのだが、都城の土産になんと霧島酒造の「白霧島」を買ってきてくれた。
なんでも、聞くと合宿先のホテルのすぐ隣にドン・キホーテがあり、またそのすぐ隣に霧島酒造の工場があるのだそうな。ドン・キホーテでは900ml入りの瓶が600円そこそこで売っていたとの事で、関西では考えられない安さである。輸送費が限りなくタダだからなせる業か。

度数は20度のため、ロックがウマい。もちろん水割り・お湯割りでもいいのだが濃い目に割らないともったいない。
工場直送の出来立てという事もあってか、全くクセのないスッキリとした味わいで、いくらでも飲めてしまう。
この半年あまり「マッサン」の影響ですっかりウイスキー党になっていた私だが、改めて芋焼酎のウマさを再認識させられた。また芋焼酎も買わねば…

舞鶴「ドライブインダルマ」の、昭和レトロな自販機に会いに行く。

2015-08-23 22:04:37 | 旅行・レジャー
今日は、私の夏休みの実質最終日。とんでもない日帰りドライブを思いついた。
京都府舞鶴市に、昭和レトロなラーメン・うどんの自販機が現役で動いているドライブインがあるというので、行って食べてみようと考えついたのだ。
R178沿いにある、「ドライブインダルマ」。

見たところ普通のシケたドライブインで、有人の飲食店舗と無人の自販機ゾーンに分かれる。
自販機ゾーンは、まさしく時が止まっていた。まずパチンコ・スロット。

ナムコオリジナルのパックマン。

ジュークボックスも、1曲30円で動いている。

ほとんど知っており、歌える曲だというのがちょっと(苦笑)…

ジュークボックスの横には、このドライブインのファンが書き綴ったノートが置いてある。

こちらが、お目当てのラーメン・うどん自販機。

レトロだが、ピカピカに磨かれており現役バリバリである事は窺い知れる。
まず、天ぷらうどんを食べようと思ったのだが残念ながら売り切れ。きつねうどんに。

250円を投入すると、本当に27秒でうどんが出てきた。

軽く七味をふったところがこちら。

驚いた。言われなければ自販機で売られているそれだとは全く分からないほどにウマい。麺は適度にコシがあり、ダシも作りモン臭くない。
湯を入れて27秒で出てくるという事は、ラップなどをかけられていない状態で庫内に保存されているのだろう。当然麺や油揚げの端は乾いてスカスカになっていたりしていてもおかしくないのだが、それも全くない。よほど人気で、回転がいいのだろうか。
これよりおいしくない立ち食い店や学食・社食はいくらでもあるぐらいには高いレベルで、正直腰を抜かした。なるほど、売り切れにもなるワケだ。

勢いに乗って(笑)、ラーメンも買ってみる。

なんと具に焼豚1切れ、モヤシ、刻みネギまで載っている。ソフト麺でコシを求めても仕方ないが、こちらも学食・社食と同等レベルにはある。

さらに勢いに乗って、こちらのハンバーガー自販機。

売り切れになっていなかったのは、「ホットドッグ ロースハム」だけ。そんなに売れているのか。
200円を投入し、出てきたのはこんな箱。

包みを開けると、シワシワのバンズが姿を現す。

残念な事に、パンをレンジにかけるとシワシワになってしまうのだが、この短時間で温めるにはレンジしかないので仕方ない。これはコンビニとて同じなのだ。
かじってみる。

カレー味のキャベツとハムが出てくる。確かにホットドッグ風味で、コレはコレでアリだ。

これらの機械が投入された70~80年代は「自販機なんてわびしい」などと評されたのかもしれないが、逆に40年以上も昔にコレほどの技術が確立されていたのを考えると、先人の知恵のスゴさ、技術大国ニッポンの誇らしさを感じるのである…



香港で食べた「海老ワンタン麺」を、再現してみる。

2015-08-22 21:46:57 | 男の料理
あぁ香港、香港。楽しかったなぁ香港…
国内旅行でさえ、数日家を空けて帰ってきたら
「あぁ、やっぱり家が一番や」
となるのがオチだが、これほど旅の余韻に浸れているのは一体いつ以来だろうか。もう本当に、次にいつ香港に行こうか真剣に考えているレベルなのである(苦笑)。
今回かなり土地勘が備わったので、飛行機もLCCで取って宿もネットで押さえれば後は勝手に行ける。もうこっちのものだ。

とはいえ今日明日行くワケにはいかないので、この週末も余韻の続きである。
2回も食べた「海老ワンタン麺」が恋しくなり、少しでも似せたものを自宅で作りたくなった。
「業務スーパー」に行き、買ってきたのがこちら。

さすがに海老ワンタンはなかったが、海老餃子はあった。これで充分だ。
そして麺は、ベトナム製のノンフライ乾麺があった。コレは16食も入って300円少々であり、残りは鍋の仕上げなどに取っておける。

ウェイパーを湯に溶き、味に奥行きを出すために酒を結構入れ、少しだけ醬油を垂らしてスープを作り、冷凍の海老餃子を投入。
麺を茹でて器に盛り、刻みネギを散らしたのがこちら。

仕上がりの雰囲気だけは、なかなかのものである(笑)。

しかして、味も結構いい線いってる。やはりウェイパーはよくデキた調味料だ。
「あんなの、うま味調味料のカタマリだ」
とウェイパーを馬鹿にする人もいるが、所詮ラーメンなんてどこの店でもほぼ間違いなくうま味調味料を使っている。極言すれば、ラーメンなんてうま味調味料の味なのだ。

仕上げに、現地で買った鉄観音茶を飲めば、さらに気分が盛り上がる(笑)。

本当に、口の中がさっぱりする。コレだけはいくら暑くても、ホットでいただきたい。
現地の60歳オーバーの男性ガイド・陳さんが、
「ウーロン茶、鉄観音茶はホットで飲んで下さい。ホットで飲めば、食べたモノの脂を溶かします。ワタシのお腹、全然出てないでしょ?」
というセールストークに、妙に説得力があったのであった…