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梅花うつぎが咲きました。
バイカウツギ 別名:薩摩空木(さつまうつぎ)
見ての通りの多花性で、風により枝が揺れるたびに優しく甘いかおり漂います。
山地などに生え、初夏に白い清楚な4弁花をたくさん咲かせます。
空木の一種で、かつ、梅の花(5弁花)に似ているところからこの名前になりました。
本来の「うつぎ」というのは、ユキノシタ科をさし、
幹が中空であることから、「空木=ウツギ」という名前が付いたそうです。
別名にウノハナ・卯の花(旧暦の4月)も言いますが、
これは「ウツギノハナ」の省略形という説と、
卯月に咲くからという説があります。
卯の花は霍公鳥(ほととぎす)とセットで多く詠まれております。
*万葉集での卯の花は24首詠まれておりますが、一番有名な大伴家持の歌をがありますね。
「卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす 佐保の山辺に 来鳴(きな)きとよもす」
*日本の歌曲にも『夏は来ぬ(なつはきぬ)』がありますね。
作詞は佐佐木信綱(三重県鈴鹿市生まれ)、作曲は小山作之助により1896年に発表されており、
一番の歌詞に
「卯の花の匂う垣根に ホトトギス早も来鳴きて ・・・・・・・・・・・」