気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

『清明』の候のお稽古

2021-04-10 12:17:07 | お稽古
卯月も早いもので十日も過ぎ、
二十四節気でいうと今は『清明
"万物が清らかで生き生きとした様子を表した
 『清浄明潔』という言葉を訳した季語"
花が咲き蝶が舞い、空が青く澄み渡り
爽やかな風が吹く頃・・・・なのに
最近の奈良は黄砂やPM2.5で霞んだ空が多いようだ
   4/8

さらに急に雨が降ったり、暑いくらいの天気だと思えば
冷たい風が吹いて厚めのコートがほしくなり寒暖差も大
その上、新型コロナ変異種の蔓延で第4波が奈良にも

『清明』、この言葉にはほど遠い今日この頃
それでも鶯は毎朝いい声で鳴いてくれて幸せ

お稽古では三月に五徳を外して出した釣り釜を片付け
四月には炉中の灰を清め
香を置き透木(すきぎ)を炉壇に置く
透木炉用の寸法は長さ三寸九分幅七分厚さ四分
ここでも利休居士の寸法美が・・・
用材は利休好が厚朴(ホウ)、宗旦好が桐、竺叟好が桜
圓能斎好は梅と好みが分かれる
   

用いる釜は、平たく羽のついた釜
炉中を覆いかぶせるので、火の熾りが悪くなる
透木を用いて空気の通りを良くする
確かに今までのように火の勢いがない、
気を付けなければ
お湯は沸いてくれませんね

炉の火を隠すことにより火を遠ざけて
風炉への繋ぎの月になる
   

軸は『柳緑花紅
   

花は常盤万作に源氏車椿
   

お菓子は『桜金団』
干菓子は、三月終わりに摘んだ土筆で作っておいた
   

『土筆の砂糖漬』
ほろ苦さが春に嬉しい
もう一つは吉野葛製桜菓子吉野懐古
材料は吉野葛に和三盆糖、葛の香りと淡白な風味が


炉としては最後の月、5月は初風炉です
炉の濃茶の『中終い』を忘れぬように
最後の炉を惜しみながら
今月は濃茶のお稽古頑張りましょう

新型コロナの感染拡大、
もう一度新型コロナ感染予防対策の徹底
マスク着用、特に換気!
窓を開け放っても良い季節です。


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1 コメント

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hougetukai さん こんにちわ~~ (わんちゃん)
2021-04-13 10:57:26
遠き昔の若かりし頃、勤め先の会社に和室があり、週一、お茶のお稽古でした。
季節ごとの言葉、改めてhougetukai さんに教えていただいてます、お茶席によばれてもちょっと戸惑ってしまってます。反省です。
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