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今年は本当に花々の開花が早くなっていますね。
庭に三株あるヤマアジサイ(山紫陽花)のうち一株が2週間前より咲き始めております。
白から青、赤紫そして紫へと変化しております。
ヤマアジサイの種類はたくさんあり、これは”クロヒメヤマアジサイ”でしょうか?
このようにアジサイは花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも
「アジサイ」は万葉集に「紫陽花」として2首に詠われています.
0773: 言問はぬ木すら紫陽花諸弟らが練りのむらとにあざむかえけり
大伴家持
4448: 紫陽花の八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ
橘諸兄
平安時代の古今和歌集、源氏物語や枕草子などには詠われておらず、
平安時代末期までの一時期、忘れられていたようで
日本人の感性として不思議ですね。
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今朝は自分のお稽古、初風炉で御濃茶の運び平点前を教えていただきました。
主菓子は樫舎の青梅でした。
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庭の枝垂れ梅
帰るや、皐月の茶会一週間前、点茶番の御濃茶をしていただく方が、
本番さながらののお稽古をするため、道具も用意しなくては・・・
料理のお買い物も・・・・・
しかし、四畳半の改装が・・・
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松伯美術館の伯泉亭のお茶会にお邪魔しました。
待合いは 持統天皇(2番) 『新古今集』夏・175
”春すぎて 夏来(き)にけらし 白妙(しろたへ)の
衣(ころも)ほすてふ 天(あま)の香具山(かぐやま)”
中宮寺さんのすっきりとした、良いお軸でした。
主菓子は萬々堂通則の”杜若”で、干菓子は”青もみじ”
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20人ほどがお席に
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お薄器は水玉、香合は牡丹(春日大社の古材を)
大海の茶入れは、瀬戸(時代…古瀬戸かも)
水指は唐津で内側に青海波が、一瞬引き込まれそうに
奈良風炉・・・
煙草盆の火入れが、楽で・・・・
青竹の清々しさ・・・等
忘れるところでした
お花は、伊賀焼に大山蓮華の蕾が
*本ブログの花もオオヤマレンゲで、昨年7月に八経ヶ岳頂上直下で30年ぶりの再会でした。
お道具の素晴らしさとともに、本当に良いお茶事で、
ありがとうございました。
お稽古の主菓子は”カキツバタ”
昨日のと同じでは?・・・白を黄色に。
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10年程前に茶室があったらいいなと思い、
LDKの改装にあわせて、お稽古用の四畳半の茶室(略式)を作りました。
今回皐月の茶事をするにあたり、待合いをどうするか・・・。
最初はお二階にと考えておりましたが、動線がもひとつ、
”四畳半の押し入れをつぶしたら”との一言で、
廊下側からの通路を取ることになり、考えあぐねた末に、
これを機会に四畳半台目のお稽古もできるよう改装を。
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ただ今工事中
四畳半台目(よじょうはんだいめ)とは、丸畳四畳と半畳一畳と
台目畳一畳の点前座で構成された茶席のことをいうそうです。
本来四畳半台目は、四畳半に台目の点前座をつけたもので、
中柱を立て釣棚を設け、床は台目床とし、炉は台目切としたものです。
昨日のと同じでは?・・・白を黄色に。
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10年程前に茶室があったらいいなと思い、
LDKの改装にあわせて、お稽古用の四畳半の茶室(略式)を作りました。
今回皐月の茶事をするにあたり、待合いをどうするか・・・。
最初はお二階にと考えておりましたが、動線がもひとつ、
”四畳半の押し入れをつぶしたら”との一言で、
廊下側からの通路を取ることになり、考えあぐねた末に、
これを機会に四畳半台目のお稽古もできるよう改装を。
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ただ今工事中
四畳半台目(よじょうはんだいめ)とは、丸畳四畳と半畳一畳と
台目畳一畳の点前座で構成された茶席のことをいうそうです。
本来四畳半台目は、四畳半に台目の点前座をつけたもので、
中柱を立て釣棚を設け、床は台目床とし、炉は台目切としたものです。
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甘夏の皮を頂きましたので、評判の良いピールを作っており、
こんなことにかまけて、今日のお稽古の主菓子は・・・・どうしましょうかね。
4月に作っておいたむらさき芋(キュアリング)きんとんと
ユリ根きんとんをあわせて”あやめ”を作ってみました。
それらしく、なっておりますでしょうか。
以前のブログにもアヤメは文目、綾目、菖蒲と書き、杜若や花菖蒲との区別が難しいですね。
今朝のお稽古は、点茶盤の薄茶点前をさせていただきました。
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一日過ぎると、芍薬も開きましたね。
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朝早くから営業している野菜スーパーへ行こうとして、遅れてしまい
九時前ですが、途中にある農園の野外店舗を覘いてみました。
品揃え中でしたが、玉ねぎ10㎏とレタス6個をいただき、
庭で家庭菜園をしていることなどの世間話をしていると、
牛糞、米ぬかをまぜた発酵肥料を使うと良いので、今度あげるね。
今朝は芍薬を持って帰りませんかと、ありがたいお言葉を。
日本では自生しておらず、室町時代ごろに朝鮮を経由して渡来し、
江戸時代には「茶花」として鑑賞され、品種改良も行われているそうです。
「芍薬や 棚に古りける 薬箱」 水原秋桜子
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
芍薬と牡丹の見分け方とは難しいですが、
牡丹の葉は、ギザギザでツヤがなく、
芍薬の葉は、丸みがありツヤがある。
なあーだ葉っぱに注目すればよかったのか。
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今度の皐月の茶事の待合いのお軸に悩んでおり、
喜多暉月(四条派)さんのぼたんはどうしたものかと
飾ってみましたが、
大きすぎますよね。
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アルストロメリアが(和名:ユリズイセン)咲きほこっています。
4月中旬からで、日持ちの良い花で、切り花には良いのですが、
茶花としては不適格ですね。
花びらに条斑(じょうはん)というすじ状の模様がはいるのが特長で、
花色は品種により、白、オレンジ、ピンク、赤などカラフルだそうです。
南米のアンデス原産で、「ペールのユリ」「インカ帝国のユリ」と称され、
1753年、南米を旅行中だったカール・フォン・リンネ自らが種を採集し、
親友のスウェーデンの男爵クラース・アルストレーマー(1794年没)の名にちなんで
花に名を残したのだそうで、1926年に日本に来ております。
おもしろいですね。
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家の庭に紫蘭は数株ありますが、近所の庭先のほうが、
きれいだったので撮らせていただきました。
よく見るとそばに白色の花が、なにげなく一枚。
帰って調べてみると、これも紫蘭でシロバナシランだそうです。
紫蘭(シラン)、またはベニラン。
花の色から読んで紫蘭は紫色、別名の紅蘭は紅色であるからと推測されるが、
紫なのか紅なのか?
本当はその中間の鮮やかな紫紅色と思われます。
万葉集巻17-3967には「」という名で、
「蘭(らんけい)藂(くさむら)を隔て、
琴(きんそん)用いるところなからむとは」
蘭:春蘭、:紫蘭
大伴家持と大伴池主ここでは二人の親しい交わりをいい
「お互いに逢えないので琴も酒も用いることなくいたずらに時を過ごして」の意だそうです。
北原白秋は
「 うしろ向き 雀紫蘭の蔭に居り
ややに射し入る 朝日の光 」と詠んでおります。
雑談:
西洋から持ち込まれた園芸種と思ってしまうが、
実は本州中部以西に分布する国産の野生のランで、
台湾、中国にも自生しており、自生種は準絶滅危惧種だそうです。
また地下茎から別名「白及(びゃくぎゅう)」ともいわれており、
「白及根」と呼ばれ、止血、健胃のための生薬として煎じ薬にも使われる。
「七宝焼き」の有線七宝の技法に接着剤として用いられることもある。
栽培の歴史も長く、品種に
花が白いシロバナシラン
葉に白い縁取りが入るフクリンシラン
花の先端に紫紅色が入る口紅シランなど
リップ(下向きに付くよく目立つ花びら、本来1輪に1枚付く)が3枚付く三蝶咲きシランもあります。
おまけにスズランを
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