学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

50号を突っ走れ!

2007-02-04 21:47:23 | Weblog
今日は栃木県の足利市と茨城県の結城市へ行きました。
両市には、国道50号が通っていますので、ただひたすら
真っ直ぐに走るだけ。

足利は、鑁阿寺(ばんなじ)へお参りに行きました。
鎌倉時代に創設された歴史あるお寺です。
鐘楼のそばには、すでに梅?が咲いていて、
綺麗なピンク色の花に、春の訪れを早くも感じてしまいました(笑)
思えば、今日は立春なんですよね!
余談ですが、みなさんは森高千里の「渡良瀬橋」という曲は御存知ですか?
なんと観光物産館に森高さんの写真つきで「渡良瀬橋」のオルゴールが
販売されていました!
思わず、自分の青春?時代を思い出してしまいました(笑)

その後、結城市へ。
結城へは、結城紬を見に行きました。
しかし、下調べも一切せずにいったので、どこに何があるのか
わからず・・・。看板もあまり出ていなかったので、苦戦しましたが、
適当に市内を走り回ると、ようやく結城紬を扱っている工房に
辿りつきました。
ちょっとした博物館を見学して、結城紬に対する知識を得た後、
早速お店へ行ってみました。結城紬は地味(ごめんなさい!)な
イメージがありましたが、お店には足袋、テーブルクロス、コースター、
財布、そしてなんとブックカバーまでありました!
とても斬新なデザインにびっくり。
記念にコースターを買ってきました。
柳宗悦は著書『手仕事の日本』のなかで、結城紬は大変良い仕事であるが、
高価なものです、と述べています。確かに高価でした。
でも、いつまでも使えるものですし、一つ一つ職人の手によって
丁寧に作られたものですから仕方がないですよね。
安ければいい、というものではないのだと思います。

今日はとても充実した一日を過ごすことができました!