学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

一日のなすべきこと

2008-11-16 19:56:38 | 仕事
私は出勤したら、その日自分がなすべきことを箇条書きにして、仕事の内容を明確にしてから業務に取り組みます。このことは、別に特別なことだと思いませんが、同じことを誰かもやっていると知ると、仲間がいるようで、とてもうれしくなります。それが何かしら業績を残した人物であれば尚更!

近頃、『バーナード・リーチ日本絵日記』(講談社学術文庫)を読んでいます。バーナード・リーチ(1887~1979)は民藝に強い共鳴を受けた陶芸家です。特に同じ陶芸家の濱田庄司ととても懇意にしていました。さて、同本の「序」に民藝運動の創始者柳宗悦が次のように書いています。要約しますと、リーチは毎朝、一日のなすべきことを紙に書いて、実行したらそれを一つ一つ消してゆく。だから、休んだり、居眠りしたりすることは滅多になかった、とのことです。

バーナード・リーチも朝に1日のなすべきことをきっちりと整理していたのですね。そのエピソードを読んで、私は何だかすこぶる単純にうれしくなったのでした(笑)