学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

湿気の多い季節

2011-06-06 15:56:10 | その他
ここのところ、持病の頭痛がひどくてたまらず。頭痛がひどいと、車の運転や文章を読むのに支障をきたし、それよりも吐気がするのがつらい(泣)私の頭痛は眼の疲れと肩こりから来るようなので、なるべくストレッチを欠かさないようにしているのですが、どうにも良くありません。頭痛薬を飲めば、楽になるのだけれど…。

6月になって、だんだん暑くなってきました。今日は晴天。湿気が高し。作品の管理には、特に気をつけなければならない季節です。湿気が高くなると、怖いのがカビ。カビが生えると表面に埃のようなものが見えて、それを払うと外見上は何もなくなる。けれども、それは表面上だけであって、媒体のなかにはしっかり根を下ろしている…。草刈のとき、雑草を根まで掘り返さないと完全に除去したことにならないように、カビもそれと似ているのかもしれません。

湿気が高いと、人間もきわめて過ごしにくし。確か『徒然草』だったと思いますが、人間は風通しのいい家に住むことをオススメする、との文章があったように記憶します。その理由は、冬の寒さは耐えられるが、夏の湿気はとても耐えられないから、というもの。昔から日本は湿気の多い国だったんですね。

この時期、どうしても体調を崩しやすいもの。気をつけて日々暮らしたいものですね。そして私は頭痛が治りますように…。