学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

人前で話すということ

2011-06-09 21:40:31 | 仕事
学芸員という職業柄、ギャラリー・トークや講座など、人前で話す機会が多くあります。元来、私は人前で話をすることが苦手で、すぐに何を話したらいいのかわからなくなり、口ごもってしまうことがありました。ですが、今はもう場数を踏んだせいか、人前で話すことに対してほとんど緊張感はなくなり、むしろ自分が楽しみながら話をできるくらいになりました。

私が話をするうえで、気をつけていることは2つ。

①ゆっくり話をすること
②正確に言葉を発音すること

実に単純なことなのですが、私はとても意識しています。自分のレジュメには、必ずこの2つの文章を手書きで書き込んでから講座に臨みます。この2つは私にとって弱点のようなもの。私は人前に出ると早口になり、言葉が上手く言えなくなるクセがありました。自分のクセを割り出して、対応策を考えた結果です。

今年度は中学生向けにギャラリー・トークをする予定です。小学生は経験済みですが、中学生は初めてのこと。きちんと自分の話に振り向いてもらえるのか、心配ですが、落ち着いてこなしていきたいものです。