学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

詰め込みすぎ

2021-02-25 20:33:07 | 仕事
先日、仕事をしていたら、急に頭がくらくらしてきて、びっくりしてしまいました。休憩をとって、すぐに回復したのですが、それもそのはず。やらなくてはいけない仕事が山のほどあって、おそらく私の頭のなかで自動防御装置みたいなものが働いて、体を守るために反応を起こしたのでしょう。

自分の頭の中を整理しなくては、と、いらない紙に仕事の内容を書き出したら、あるわあるわ。展覧会に関係する仕事が4本、美術館の施設に関する仕事が8本、会議資料の作成や寄付作品の受け入れなどが3本…これは誰だってくらくらするわけです(笑)どう考えても、この仕事量はおかしい。おかしいが、ほかにやれる人がいない。だから、私がやっている。というわけで、悪循環に入っています。こういうときは、深刻に考えるよりも、笑いながらやるぐらいの気構えでいったほうがいいかもしれませんね。

私の場合、こういうときのストレス解消は、他所の美術館の展覧会を見に行って、リフレッシュすることなのですが、コロナ禍の折、それがなかなかゆけないのがつらい。さりとて美術系の本を読むと、さらに絵を見に行きたくなる欲求が高まって、よけいにつらい(笑)こまったものです。

自分の仕事の多さに対して、感情的になるのではなく、まずは冷静になって、どのように解消していくかを考えていくのも社会人として必要なこと。ただ、それにしても、本来の学芸員の仕事とは関係のない仕事が最近は多すぎるなあと、どうも解せない私なのでした。