2014-06-16up
中学国語指導案・模擬授業・平仮名の長音表記 授業案第4版
=授業「記録」です
作成日・2014年6月15日(日)
/授業者:傭兵/国語サークル模擬授業6月13日(土)の実際
注)友人・知人の集まり、国語サークルで若い臨任を合格させよう、
という勢いになった。
みんなで、模擬授業を持ち寄ろう。
で、考えて3回練習して、国語サークルで実行した結果です。
●対象想定:中学1~3年生
●授業評価項目(各5段階評価)
1 笑顔 5 4 3 2 1
2 どっしり立つ 5 4 3 2 1
3 目を見て指示発問 5 4 3 2 1
初めに
傭兵と申します。
ねらいは、「平仮名」の長音表記の決まりを学ばせることです。
・氏名も、ねらいも全員と一度目を合わせて言う。
・表:お父さん 裏:おとうさん の紙を提示。
指示1 この紙を見て。お父さん。読みなさい、さんはい。
・遠くに向かって読ませる。長音の強調のため。
指示2 平仮名で書くとこうなります。
(お父さん、と左右に開き)おとうさん ですね。読みます、さんはい。
説明1 う、と書くけれど、お、と読む。不思議ですね。今日はこの謎について勉強します。
・ワークシート配布。(別紙)
指示3 Aさん。1、2、3の漢字を読みなさい。
・空腹。数字。通学。
・う、は●で表記。(例)く●ふく
指示4 Bさん。4、5を読みなさい。
・風船。郵便。
発問1 質問です。黒丸●に入る平仮名は何ですか。
・う(書かせる)
発問2 黒丸●の発音は?
・オ(発音なのでカタカナで書かせる)
説明2 う、と書いて、ウ、と発音します。
発問3 くうふく、すうじ、伸ばす音の名前を、なに音と言いますか。
・長音(書かせる)
指示5 Cさん。ア、イ、ウ、エの漢字を読みなさい。
・公園。相談。当然。能率。
・う、は黒四角■で表記。(例)こ■えん
・Dさんを指名。放火。猛烈。用心。読ませる。
発問4 質問です。黒い四角に入る平仮名は何ですか?
・う
発問5 黒い四角の、発音は?
・お
説明3 う、と書いて、オ、と発音します。
指示6 プリント三列目。Dさんマル1の漢字を読みなさい。
(氷)2は(狼)3は(十・とお)。全員、平仮名で書きなさい。
発問7 こおり、の、お、の平仮名は何? お。
おおかみ、も、とお、も、お、ですね。
指示7 お、とかいて、オ、と発音する言葉を教えます。
四角の中に、先生が言うとおり書きなさい。平仮名です。
とおくの おおきな こおりの 上で おおくの おおかみ とおずつ とおる。
説明4 (板書しながら)
一つ目はひらがなで、うと書いて、ウと発音。
二つ目は、 うと書いて、オと発音。
三つ目は、 おと書いて、オと発音。
発問8 みんな賢いから、もう一つ聞きます。
まだ他に、気づいたことがある人?
ヒント。黒丸●の上の平仮名は?(ウ段)
黒い四角■の上の平仮名は?(オ段)
終りに
今日は、平仮名の長音について勉強しました。
他の決まりは「文化庁」(紙の字を見せる)のホームページを調べてみましょう。
これで授業を終わります。
★以上 9分45秒
■同僚模擬授業感想 国語サークル前日■
1 X教諭(2年目)
・テンポがてきぱきとしていて無駄がなかった。
・読んだ後などに ほめてもらえるとうれしい。
・目を見て教えてくれるので、熱意が伝わる。
・最終的に、何なのか(何がいいたいのか)がわからなかった。
2 Y教諭(1年目)
◯1・2・3・4・5・6・7と数字で書かれていると、書きやすい。
(とおくの おおきな~)
四角の枠がもう少し大きいといいかもしれないです。
◯笑顔は大事だと思います。
あと、左上や右上や下ではなく、前を見て話すのも印象として大事だと思いました。
◯1回目より、指示が分かりやすくなりました。
(Xさんは担任。多忙で1回目参観。
Yさんは3回見て頂いた。お陰で授業案が4回変わった。感謝)
■国語サークル授業感想■
1 S教諭
面白い授業でした。
自分自身、法則性に無頓着だったので
「おお! なるほど! そういわれればその通りだ!」
と興奮しました。
時計を見るのを忘れてしまいそうになるぐらい引き込まれました。
[追加]
10分の枠の中で、9分53秒でぴたりとまとまる、見事な授業でした。
何よりも最初のひと言から授業にグイグイ引き込まれたのは、流石と思いました。
授業案も何度も練り直し、練習も重ね、視線、立ち方など
すべて参考になることばかりでした。
2 C教諭
「遠くの大きな」はネタとして1年生には必ず使っていますが、
ここまで丁寧にやったことはありませんでした。
最後の「ウ段」「オ段」がおもしろいです。
立ち方、話し方、視線など勉強になりました。
進化しつづけてますね。勉強してるのね。
ps 作文の話も勉強になりました。
3 H教諭
日本語の「長音」について今まで自分自身も授業を受けたこと、
子どもに向けてやったこともなかったので新鮮でした。
こういう授業をすれば、子どもたちが“日本語っておもしろい”と
思うだろうなと感じました。
4 M教諭
長音表記について、とても分かりやすく学ぶことができました。
一人一人にむけてコメントをしてもらえるのも嬉しかったです。
なぜプリントが横に並んでいるのか不思議に思っていたのですが、
最後にウ段と、オ段の話が出た時に、なるほど!と思いました。
5 A教諭
① ラスト1分でスッと ふにおちる快感。構成の妙。
② 声がふだんよりやわらかく響く演出。
教員に必要なのは演技である。
③ ユニバーサル的にいうと、プリントのどこに答えを書くかが一瞬わからなくなった。
④ そのまま10分やらせてもらえれば、よいな。
⑤ 古文の導入によい。
※無理矢理見させたり、感想書かせたりしてすみません。有り難うございました。