円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

中学国語指導案・鼻濁音を教える4語の途中・終わりに一音・鼻濁音・がある語25

2014-06-29 17:05:19 | 中高国語など指導案
2014-06-29up
中学国語指導案・鼻濁音を教える4
語の途中・終わりに一音・鼻濁音・がある語25


作成日2011/02/07~13の改訂再提案

●語の途中・終わりに一音「鼻濁音」がある語ア~ノ・25題
指示例(1~25より少し慎重に)
「アだけ読んでごらん。もう一回。きれいだなあ」
「アからオまでゆっくりおおきく読みなさい。最高っ!」


・テンポを考えると、一語ずつか五語ずつだろうか。
・褒めることは同様。
・とにかく、ひとコマの授業で20回以上褒める。
[ア~ノまで、すべて、正しくは「鼻濁音」発音です]
ア 下がる・さがる
イ 違う・ちがう
ウ 磨く・みがく
エ 金額・きんがく
オ 中学・ちゅうがく

カ 千切る・ちぎる
キ 握る・にぎる
ク 葱・ねぎ
ケ 鍵・かぎ
コ 会議・かいぎ

サ すぐに・すぐに
シ 着ぐるみ・きぐるみ
ス 殴る・なぐる
セ 探る・さぐる
ソ 潜る・もぐる
タ 上げる・あげる
チ 下げる・さげる
ツ 逃げる・にげる
テ 眉毛・まゆげ
ト 人間・にんげん

ナ 顎・あご
ニ 籠・かご
ヌ 動く・うごく
ネ 天国・てんごく
ノ 日本語・にほんご
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中学国語指導案・鼻濁音を教える5濁音・鼻濁音を続けて発音する語例25

2014-06-29 17:02:48 | 中高国語など指導案
2014-06-29up
中学国語指導案・鼻濁音を教える5
濁音・鼻濁音を続けて発音する語例25


作成日2011/02/07~13の改訂提案

●「濁音」「鼻濁音」を続けて発音する語例A~Y・25題

指示例
  (大人でもできない。絶対けなさない、できなくても称える)
「AからEまで先生が読みます。よく聞いて真似しなさい」
「AからEまで五個、丸つけコンビで練習しなさい」
「やめ。ジョン君読んでごらん・すごいっ」
「ナンシーさん読んで・最高っ。
 でも、もう一度聞いて。…はいもう一回挑戦」

[例えば「が ガ く」のように、
最初に出てくるのが「濁音」で、2番目に出てくるのが「鼻濁音」発音です]

A 雅楽・ががく 「 が ガ く 」
B 雅号・がごう
C 玩具・がんぐ
D ガマガエル
E ガガーリン

F 銀河・ぎんが
G 疑義・ぎぎ  [ ぎ ギ ]
H 疑獄・ぎごく
I 右書き・みぎがき
J 会議がある・かいぎがある

K 具現化・ぐげんか
L 軍楽隊・ぐんがくたい
M ぐいぐい
N グーグル
O グリコガム
P 原画・げんが
Q 言語・げんご
R 元号・げんごう
S 解夏・げげ
T 弦楽器・げんがっき

U 語学・ごがく
V 五行・ごぎょう
W 午後・ごご
X 語群・ごぐん
Y 語源・ごげん


上記のうち以下は「濁音」発音。「外来語」の場合などは例外となる。
※E ガガーリン
※M ぐいぐい
※N グーグル
※O グリコガム
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中学国語指導案・鼻濁音を教える6テスト

2014-06-29 16:58:23 | 中高国語など指導案
2014-06-29up
作成日2011/02/07~13の細分化・改訂提案

中学国語指導案・鼻濁音を教える6テスト

●ひと通り納得する雰囲気になるまで練習。その後テスト。

『濁音と鼻濁音テスト2問』
1・生徒配布プリントに色分けはしない。

2・テスト2は難しい。その分点数が高い。
  テスト1は易しい。その分点数は低い。
  生徒に問題を選ばせる。
  選択権があるから苦手な生徒にも達成感がある。

(テスト1) 
「音楽の先生が、君ががまんできると思うから、がんばらせたのです、と言った」
                           【   /5点】
(テスト2)
「小学校と大学の違いは、義務教育かどうかと、気軽に進学できるとは限らない点にある」
                           【   /7点】

指示1
「見本を読むので、聞きなさい」

「テスト1
 オンガクノセンセイガ、キミガガマンデキルトオモウカラ…」

「テスト2
 ショウガッコウトダイガクノチガイハ、ギムムキョウイクカドウカト…」

指示2
「鼻濁音、で発音する文字を丸で囲みなさい」

指示3
「丸つけコンビでジャンケンポン。
 勝った人は先生です。負けた人に見本を読んで聞かせなさい」

・交代して練習させる。

指示4
「自分で選んだ問題を練習しなさい」

指示5
「そろそろ時間です。
 テストを受けたい人から起立しなさい。はい**くん。どうぞ」
「7点。拍手!」
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中学国語指導案・平家物語冒頭をひとコマで暗記させる授業

2014-06-23 20:01:27 | 中高国語など指導案
2014-06-23up
中学国語指導案・平家物語冒頭をひとコマで暗記させる授業

授業前日に思いついてやってみた。
古典、現代詩の冒頭に限らず応用可能だと思う。
当たり前? だったらご勘弁を。

・漢字学習なし。50分授業。
・読みながらの板書で、ノートに視写させる。
・ふりがな(現代仮名遣い)も振る。

[板書]
①祇園精舎の鐘の声、
②諸行無常の響きあり。
③沙羅双樹の花の色、
④盛者必衰の理をあらはす。
⑤おごれる人も久しからず。
⑥ただ春の夜の夢のごとし。
⑦たけき者もつひにはほろびぬ、
⑧ひとへに風の前の塵に同じ。


説明 これから暗記テストをします。
   一人、2行だけテスト。
   全員終わったら、次の2行だけテスト。

・板書の最初の2行を ①祇 ②諸 だけ残して消す。

指示 1列目、起立。
   祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
   と言えたら合格。座る。
   A君。
   (A君、言う。言えます。これだけだから)
   合格。座る。Bさん。
   (Bさん、言う、座る・・・)

指示 2列目起立。X君・・・。3列目起立・・・

説明 ストップ。次は、2列目から次の2行を言わせます。
   続き。4列目起立・・・

指示 ③、④行目行きます。
   (板書の次の2行を ③沙 ④盛 だけ残して消す)
   2列目起立。X君。
   (「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」)
   合格。Yさん・・・

・以下、⑦、⑧行目まで同様に。一列立つ。一人ずつ言って座る。繰り返し。

指示 最後に全員で言って終わり。黒板見て。
   (数字と、最初の1字だけ並んでいる)

・自信があるから声が大きい。
・「言えた人?」と聞くと、ほぼ全員大きく手が挙がる。
・ほぼ、です。
 しかし、前回の授業感想で「覚えられるか心配」と何人も書いていたのが、
 一つもなくなる。
・次の授業の最初に
「丸付けコンビで声をそろえて言いなさい。見てもいい」
 とやらせると、また、ほぼ全員、言えた、と手を挙げる。
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中学国語指導案・模擬授業・平仮名の長音表記 記録

2014-06-16 20:42:55 | 中高国語など指導案
2014-06-16up
中学国語指導案・模擬授業・平仮名の長音表記 授業案第4版
=授業「記録」です
 
 作成日・2014年6月15日(日)
 /授業者:傭兵/国語サークル模擬授業6月13日(土)の実際

注)友人・知人の集まり、国語サークルで若い臨任を合格させよう、
  という勢いになった。
  みんなで、模擬授業を持ち寄ろう。
  で、考えて3回練習して、国語サークルで実行した結果です。


●対象想定:中学1~3年生
●授業評価項目(各5段階評価)
 1 笑顔       5 4 3 2 1
 2 どっしり立つ   5 4 3 2 1
 3 目を見て指示発問 5 4 3 2 1

初めに
  傭兵と申します。
  ねらいは、「平仮名」の長音表記の決まりを学ばせることです。

 ・氏名も、ねらいも全員と一度目を合わせて言う。
 ・表:お父さん 裏:おとうさん の紙を提示。

指示1 この紙を見て。お父さん。読みなさい、さんはい。
 ・遠くに向かって読ませる。長音の強調のため。

指示2 平仮名で書くとこうなります。
 (お父さん、と左右に開き)おとうさん ですね。読みます、さんはい。

説明1 う、と書くけれど、お、と読む。不思議ですね。今日はこの謎について勉強します。
 ・ワークシート配布。(別紙)


指示3 Aさん。1、2、3の漢字を読みなさい。
 ・空腹。数字。通学。
 ・う、は●で表記。(例)く●ふく

指示4 Bさん。4、5を読みなさい。
 ・風船。郵便。

発問1 質問です。黒丸●に入る平仮名は何ですか。
 ・う(書かせる)

発問2 黒丸●の発音は?
 ・オ(発音なのでカタカナで書かせる)

説明2 う、と書いて、ウ、と発音します。

発問3 くうふく、すうじ、伸ばす音の名前を、なに音と言いますか。
 ・長音(書かせる)

指示5 Cさん。ア、イ、ウ、エの漢字を読みなさい。
 ・公園。相談。当然。能率。
 ・う、は黒四角■で表記。(例)こ■えん
 ・Dさんを指名。放火。猛烈。用心。読ませる。

発問4 質問です。黒い四角に入る平仮名は何ですか?
 ・う

発問5 黒い四角の、発音は?
 ・お

説明3 う、と書いて、オ、と発音します。

指示6 プリント三列目。Dさんマル1の漢字を読みなさい。
    (氷)2は(狼)3は(十・とお)。全員、平仮名で書きなさい。

発問7 こおり、の、お、の平仮名は何? お。
    おおかみ、も、とお、も、お、ですね。

指示7 お、とかいて、オ、と発音する言葉を教えます。
    四角の中に、先生が言うとおり書きなさい。平仮名です。
    とおくの おおきな こおりの 上で おおくの おおかみ とおずつ とおる。

説明4 (板書しながら)
    一つ目はひらがなで、うと書いて、ウと発音。
    二つ目は、     うと書いて、オと発音。
    三つ目は、     おと書いて、オと発音。

発問8 みんな賢いから、もう一つ聞きます。
    まだ他に、気づいたことがある人?
    ヒント。黒丸●の上の平仮名は?(ウ段)
    黒い四角■の上の平仮名は?(オ段)

終りに
  今日は、平仮名の長音について勉強しました。
  他の決まりは「文化庁」(紙の字を見せる)のホームページを調べてみましょう。
  これで授業を終わります。

★以上 9分45秒

■同僚模擬授業感想 国語サークル前日■
1 X教諭(2年目)
 ・テンポがてきぱきとしていて無駄がなかった。
 ・読んだ後などに ほめてもらえるとうれしい。
 ・目を見て教えてくれるので、熱意が伝わる。
 ・最終的に、何なのか(何がいいたいのか)がわからなかった。

2 Y教諭(1年目)
 ◯1・2・3・4・5・6・7と数字で書かれていると、書きやすい。
  (とおくの おおきな~)
  四角の枠がもう少し大きいといいかもしれないです。
 ◯笑顔は大事だと思います。
  あと、左上や右上や下ではなく、前を見て話すのも印象として大事だと思いました。
 ◯1回目より、指示が分かりやすくなりました。
  (Xさんは担任。多忙で1回目参観。
   Yさんは3回見て頂いた。お陰で授業案が4回変わった。感謝)

■国語サークル授業感想■
1 S教諭
 面白い授業でした。
 自分自身、法則性に無頓着だったので
 「おお! なるほど! そういわれればその通りだ!」
 と興奮しました。
 時計を見るのを忘れてしまいそうになるぐらい引き込まれました。
[追加]
 10分の枠の中で、9分53秒でぴたりとまとまる、見事な授業でした。
 何よりも最初のひと言から授業にグイグイ引き込まれたのは、流石と思いました。
 授業案も何度も練り直し、練習も重ね、視線、立ち方など
 すべて参考になることばかりでした。

2 C教諭
 「遠くの大きな」はネタとして1年生には必ず使っていますが、
 ここまで丁寧にやったことはありませんでした。
 最後の「ウ段」「オ段」がおもしろいです。
 立ち方、話し方、視線など勉強になりました。
 進化しつづけてますね。勉強してるのね。
ps 作文の話も勉強になりました。

3 H教諭
 日本語の「長音」について今まで自分自身も授業を受けたこと、
 子どもに向けてやったこともなかったので新鮮でした。
 こういう授業をすれば、子どもたちが“日本語っておもしろい”と
 思うだろうなと感じました。

4 M教諭
 長音表記について、とても分かりやすく学ぶことができました。
 一人一人にむけてコメントをしてもらえるのも嬉しかったです。
 なぜプリントが横に並んでいるのか不思議に思っていたのですが、
 最後にウ段と、オ段の話が出た時に、なるほど!と思いました。

5 A教諭
 ① ラスト1分でスッと ふにおちる快感。構成の妙。
 ② 声がふだんよりやわらかく響く演出。
   教員に必要なのは演技である。
 ③ ユニバーサル的にいうと、プリントのどこに答えを書くかが一瞬わからなくなった。
 ④ そのまま10分やらせてもらえれば、よいな。
 ⑤ 古文の導入によい。

※無理矢理見させたり、感想書かせたりしてすみません。有り難うございました。
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「盆土産」は読書会のようなもの、で大好評

2014-06-14 09:41:20 | 中高国語など指導案
2014-06-14up

「盆土産」は初めて授業した。中学2年生だ。
地味すぎるなあ。
古すぎるなあ。
おもしろいと思うかなあ。

読み聞かせを始めたら、「ゴム長」がわからない。
急きょ、読み通すのをやめて、どんどん止まって質問、指名、解説で3コマかけた。
ものすごく、楽しかった。
生徒はどんどん突っ込んで質問し、僕はどんどん脱線しておもしろく広げた。

授業記録にはできないけれど、とても素敵な三時間でした。

■中2・一日前「盆土産」「五色一回戦」■
1いつもめちゃめちゃ楽しいです!
2盆土産は、読みがいがあっておもしろかった。
3先生の教える授業 最高~

4僕は必要以上に闘争心を燃やしてしまうので負けるととても悔しいです。
5盆土産にでてくる父親が優しく、いいなあと思いました。

6先生の話し方、分かりやすいです。
7百人一首で手がいたい。
8百人一首を覚えはじめてきたので、楽しくなってきました。

■中2・二日前「盆土産」ふたコマ目■
1色んな話をまたしてほしい
2今日、ゆびがきのを1問まちがえてしまって・・・
 でも次は、全問せいかいできるといいです!
3今日も楽しかったです! 私は天才です、一応。
4今日はつかれました。ぼくはえびフライがきらいです。
5えびフライ食べたくなりました。

6話をきいていたらエビが食べたくなった
7今日はちょこちょこ面白い話がよかったです!☺
8たのしかったです
9えびフライはきらいです。。。えびは好きだけど。。。
10大事件がなくても、面白いお話はありますね。

11先生 面白い!!
12えびフライ!! くいてぇ~
13話の続きが気になる。

■中1・二日前「雪とパイナップル」「五色一回戦」■
1百人一首、久しぶりだから全くうまくできない 忘れてるわ!
2感動しました(注:物語に) 百人一首楽しみです(注:翌日はたくさんやるから)
3百人一首おもしろかったでーす
4百人一首がおもしろかったです。
5最後に百人一首ができてよかったです。ありがとうございました。

6百人一首すごく楽しかったです!明日もできたらやりたいです!!(注:やりました)
7圧勝!! あーはっはっはっはっはっはっはっはー
8全勝!! ふはははは
9明日の国語が楽しみです。
10文章の読み方をおしえてくれてありがとうございます。
 これから意識して読んでなおしたいと思います!
 (注:国語教員にも多いが、語尾を、**でぇ、**だったぁ、と強く読む生徒は多い。
    指名音読をパッと止めて、見本を聞かせて、やらせて読点ごとに10回位褒める)
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中学国語指導案・詩・りんご・山のあなた

2014-06-11 20:22:43 | 中高国語など指導案
2014-06-11up
中学国語指導案・詩・りんご・山のあなた 中学1年

1 りんご 山村暮鳥
①教科書6行頭に番号を振らせる。
②題名横に、ありの巣10個書かせる。
③「歴史的かなづかい」をマルで囲ませる。(歴かなは初めて知る言葉)
④音読3回(以下音読方法は略・別ページ音読指導参照)
⑤視写

発問1 詩の数え方は?
 ・一編、二編
 ・「俳句は? 一句、二句。 百人一首は? 一首、二首」

発問2 「この気持ち」は A良い気持ち B悪い気持ち 
 ・ほぼ全員B。理由を聞くと「ころがっている、のは捨てられた感じだから」

説明1 この気持ちは、良いことです。証拠がある。(日なた、は出る)
    日なたにある、りんごの色は、赤。明るい感じだと読みます。

指示1 歴史的かなづかいを写します。
 (板書)1かかへて  2ころがつて  3ゐる

指示2 黒板の詩を見ながら読みなさい。さんはい。
    (読み始めたら同時に、黒板消しで、6行の中央をスーッと消す)
    もう一回。
    (同じく、少しずらして、消す。ニコニコして黒板を横切る)
    よく読めますね。もう一回。

 ・4回行なう。最後は板書は全部消えているのを「読む」

2 山のあなた カール・ブッセ 上田敏訳
 ・行頭番号。ありの巣10個。歴史的かなづかい囲み。
 ・音読。変化のある繰り返しで12回。

[以下、板書しながら視写させる]
  ①歴史的かなづかい
  ②昔の言葉=文語詩 今の言葉=口語詩
  ③語句の意味
   1あなた(彼方=かなた)⇔此方(こなた) 
   2幸=幸せ・幸福
   3ひとと=人と(知り合い・友達) 
   4尋めゆきて=探しに行って
   5涙さしぐみ=涙ぐみそうになって A泣いた B泣かない
     泣く、涙ぐむの違いは
   6かへりきぬ A帰った B帰らない
   7なほ=やはり、やっぱり
   ※「脚注」という言葉を教えて、教科書の下部に大きく書かせる。

発問1 「幸」は A見つかった B見つからない
 ・11人対11人。いいぞ・・・と思ったが。

指示2 理由を書いて持って来なさい。

指示3 理由を発表しなさい。
 ・「発表の隊形」で「指名なし発表」全員。
 ・発表結果は
    A 見つかった    (3人)
    B 見つからなかった(20人)
 ・かなり良いことを言う生徒が数人(5人かな)いたが、反論までは持っていけなかった。

説明1 ポイントは
    1 涙  うれしい涙か・悲しい涙か 
      (悲しいんですよ)
    2 なほ やっぱり、とは。見つかった言い方?見つからなかった言い方?
      (見つからなかった、だけど、やっぱり、ですよ)

(注)1 たとえば、言葉の意味視写は生徒にどんどん聞いてやり取りしながら。
   2 事情から4コマもかかった。
     音読は最初の12回以外に、9回、様々に。
   3 討論まで届かず、見つかったのか作文、も書かせられなかった。
(以上)

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中学国語指導案・板書と同時にノート視写が終わる方法

2014-06-09 21:01:39 | 中高国語など指導案
2014-06-09up
中学国語指導案・板書と同時にノート視写が終わる方法
「すべての板書を、声にだして読みながら書く」
ことです。
四十過ぎまではやっていなくて、いつ教わったかさっぱり思い出せません。
でも、この三年間はあまりにも当たり前のことで記事にするのを忘れていました。

[第1段階] 
左の平仮名は発音で、右の●印漢字まじりが縦書きの板書文字。
4月最初の授業。
「ノートを出しなさい。日付を書きます。
 しがつ とおか かっこ もく    ●4月10日(木)
 にじゅうまる し ぺんぺんぐさ   ●◎詩 ぺんぺん草」


さっと、振り向く。
「今、書き終わっている人。一人。
 先生が書き終わるのと同時に写しなさい。
 一行空けて。
 いち ぺんぺんぐさに ふるあめは  ●1 ぺんぺん草に 降る雨は
 一行空けて。
 に  しかくよりほそい あめだけど ●2 □より細い 雨だけど」


さっと、振り向く。
「今、追いついている人。いち、に、さん・・・10人越えた。
 **さん、僕は同時に写す工夫をしています。
 何だと思いますか」
 誰か必ず、声に出して読んでいるから、と言う。
「そうです。耳も使いなさい」

で、続ける。褒める。

[第2段階]
とにかく、毎時間、日付と◎は同じにする。
ノート出す。
 しがつ にじゅうごにち か     ●4月25日(火)
 写せた人。よし。あと三人、追いつきなさい。……」


[第3段階]
「ノート。
 何書くか、わかるねえ。書いていいよ。
 **さん、ノート出した? もう書いた? 日付を? すごいっ!」


[6月上旬現在・中2]
■漢字練習。10分弱。熟語5語。
今年は指書きはなるべく丁寧にしている。そのあと、
「なぞりなさい」
と言うと、なぞり・写し・テスト・交換丸付け、まで何も言わないで終わる。
「5点だった人、手挙げ。よし」
なかなか5分以内にはならない。

■「徒然草・冬」の現代語訳。
古文を①から、⑧かな⑨かな?まで教科書に番号を降らせてある。
番号の古文を書き、左隣に、マル囲み・げ、と書いて僕の現代語訳を書く方式。
「秋」まで同様だから、生徒はわかっている。

「冬、15分で写せる? 行ける?」
「先生、今日、50分ですよ。(短縮じゃないってこと)」
「知ってる。**さん、なにニヤニヤしてんのっ!
 まるいち ふゆはつとめて まる
 げ ふゆは そうちょうが すてき まる……」

語句の解説を少しずつするから、20分強。
僕の字はとても大きいが、黒板の端から端まですべていっぱいになる板書。
一度も確認しないが、間違いなく、全員追いついている。

  (こんなの当たり前ってか遅いよ、というかた、面目ありません。まだまだ修行中です)

「時間余っちゃった。机の上、カラにして。机着けて移動」
青、を三回戦して、片付け、リーグ表磁石移動、授業感想で終了。


■中1・山のあなた&部首 授業感想■ 「幸」はA見つかったB見つからなかった
(上の、中2の感想は楽しかったばかりなので、中1のですが)
1集中すると体感時間が短くなりますね。
2「山のあなた」は長かった!初めに読んだときと話の意味が全く変わった。
3部首がとてもよくわかった!
4漢字の部首があいまいだったから、今回覚えられてよかった。
5いつもたのしー授業をありがとうございます!!
 部首、将来つかうので役立つと思います。ありがとうございます。

6ありがとう!! 部首楽しかったデス!!
7 50分授業久しぶりだったけど はやかった。
8面白かったです。部首はかんたんでした。
9今日も楽しかったです。こんど百人一首もやりたいです。
10おもしろーーーーーーい!!

11たのしかったです(以下5人)

(今年は「討論」まで道が長そうです)
コメント (8)
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中学国語指導案・五色百人一首方法・今日はたくさんやって見せ

2014-05-23 22:36:19 | 中高国語など指導案
2014-05-23up
中学国語指導案・五色百人一首方法
山本五十六に特に興味はありません。
ただ、氏の言として伝わる、
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』
はその通りです。

幸いなことに、新卒の同僚二人が話を聞いてくれます。
それで、毎日のように、言って聞かせ、できる限りやって見せています。
今日は時間が一致してたくさんやって見せました。


中学一、二年生で初めて五色百人一首の授業をしました。
僕は一対一で、一回戦ごとに二人を除き、他全員が座席移動をするリーグ形式を取ります。
机のつけ方、札の並べ方、構え方、始め方などを一つ一つ教えます。
勝ち負けのルールは、と*地区大会で見たのと全く同じ方法です。

やっと一回戦が始まり、終わるとリーグ席の移動をします。
意外にこれが、いちばん大変な作業です。
勝ったら上がる、負けたら下がる。
これが、中学生にはわかりません。
去年、一昨年、高校生は言葉で理解して、すぐできるようになりました。
中2は一回腕を引いて、あっちへ、こっちへと全員動かして二回目は自分でできました。
中1はそれを三回繰り返して、まだわからなかったようです。
おもしろいですね。

中2授業の前半を新卒の同僚が見てくれました。

[作文の評価方法]
同じ同僚に、1校時目に初めて作文を書かせる授業をしてもらいました。
やり方は、昨日アップしたとおりで、題名は「人に好かれる三つの方法」です。
「書かせたら、6校時まで何もしないで置いといて。評価して見せるから」
と言っておきました。

6校時は二人とも空いていて、僕が作文評価するのを隣りで見てもらいました。
同僚が書かせた作文を僕が一枚一枚読み、適当に赤線を引き、A、Bに分けて置く作業です。
ストップウォッチを置いて見せました。
三十人弱を読み終わるまで11分20秒=680秒位かかりました。
昨日upした授業案に、一枚10秒から60秒を目標に、と書いたのでだいたいそのままです。

ほぼ全員がAです。
そういう指導方法だからです。
680秒のあとで、Aの二十数枚の中から、ダブルエーAAを選り抜いて見せました。
それが約2分間で、5枚のAAを選びました。

「じゃあ、この中から、印刷して配ってあげる優秀作を選んでみて」
と同僚に言いました。
早く、早く、とせかして、同僚は一分と少しで、3枚選びました。
「2枚だけにして」
と言って、2枚に絞ってもらいました。
その場でコピーしてきてもらい、名前を修正テープで消してもらいました。

あとはAA、A、Bを書き、五重丸を全員に書いて下さい、と言って終りました。
Aの大きさと、五重丸の大きさも目の前で書いて見せました。
「そんなに大きくですか? ・・・こっちのBも全部五重丸ですね?」
「そうそう」

ここまで、35分間かかりました。
最も見て欲しかったのは、評価のスピード感です。

[五色百人一首の指導のポイント]
順番は前後しますが、作文評価の前に、五色百人一首のことで質問回答しました。
5分くらいです。
同僚は何しろやったことがないので、あまり質問しませんでした。
僕は一つだけ言いました。
「僕は、青は全部覚えてる。
 右手にある札の最初の字を見たら、あとはクラス全員を見ながら、下の句まで読む。
 だから、授業中ずっと生徒全員を見続けていた。
 こうなりましょう」

新卒の同僚に、それは言っちゃぁおしまいよ、と皆さん思うでしょう。
が、この新卒恐るべし。
在籍した公立中で百枚使う古来の百人一首大会が毎年あり、毎回優勝だったそうです。
百枚全部覚えていたと言います。
「なんでそんな!!!」
「そんな家族なんです・・・」
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中学国語指導案・「作文」の「指導」と「評価」方法2014

2014-05-22 21:01:16 | 中高国語など指導案
20140522up
中学国語指導案・「作文」の「指導」と「評価」方法2014

[準備・前提]
1 「作文用紙」は400字詰め原稿用紙(B5、又はA4)

2 教師の「見本作文」を必ず用意する。
   (自分が「作文の見本」を書けずに、生徒に作文を書かせることはできない)
   (又は、過去の生徒優秀作文)

3 「簡単な学習プリント」を印刷して用意する。
   (早く書き終わった生徒用。簡単、価値有り、充分時間が保てるもの)

[作文指導の授業]
1 今日の作文の「題名」を板書して示す。

2 「見本作文」を全員に配布。読み聞かせる。

3 「作文用紙」を全員に配布。
  「評価の基準DからAAA」までを、読み聞かせる。
   (評価基準は、作文用紙の下に書いておく フッターですね
   (読んでおけ、ではダメ)

  作文の評価
   D=書かない・出さない C=10行まで書いた・見本視写(写すのは立派な勉強)
   B=11行以上書いた  A=18行以上書いた
   AA=18行以上で文のうまさ・説得力などがある
   AAA=AA以上の優れた点がある


4 初めての作文指導の時間では、特に[見本の視写]について説明する。
  「視写、見て写すのも立派な勉強。どうしても書くことが思いつかない人は写しなさい」
  視写する生徒を軽視することは許さない、ということをはっきり言葉で示す。

5 「書きなさい」と指示する。

6 書けないで悩んでいる生徒には、内容のアドバイス、又は「気にせず写しなさい」と言う。
  「何を言いたいの? 口で言って教えて。・・・ああ、それで、こうこう。
   今、言ったとおりに書けばいいんです。書いて。そのとききゅうに。そうそう」

  ダメ押しするなら、赤鉛筆でうすく最初の何文字かを書いてあげる。

7 質問「はみ出してもいいですか?」 
  答え「だめです。一文字でもはみ出したら、Bです」(限定するから力がつく)

8 早く書き終わった生徒は、教卓に提出させる。
  用意した、簡単な学習プリント、を渡す。

9 「視写」していて、遅すぎる生徒はこっそり、もっと早くと言いに行く。

10 授業時間内で、できてもできなくても提出させる。
  宿題には決してしない。
  10分前くらいからそれらを予告して、あと5分、などと言うとよい。
   (まず、間違いなく全員書き終わる)

11 提出の前に予告。
  「優秀作品は名前を消して、次回配ります。勉強のためです。
   でも、どうしても配られるのが嫌な人は、左に、配らないで、と書いてください」


12 チャイムの前か同時に提出させる。

[作文評価手順]
★AかBかは、行数の問題だけだから、時間をかけない。
★作文は、二割三割り増しで、甘く・高く評価する。
  (教師自身の作文能力を省みるべし
  (「作文」は、人前で「歌を歌わせる」のに似ている、繊細な表現です。
   けなしたら、一生人前で歌えなくなった人の話をよく聞きませんか?
   同じです。だから、遠慮なく大げさに褒める、たたえる)

1 赤鉛筆を持ち、一気に読み、途中何かいいことらしき所に、全員どこかしら線を引く。

2 1枚、10秒から60秒程度(を目標に)どんどん読む。

3 18行以上、10行以上・視写、10行未満、で分けサッサと机上に積んでいく。

4 18行以上だけをもう一度読み、AA作品があるかどうか探す。AAAは滅多にない。

5 とにかく、迷わないで決断! 大きな問題ではない。

6 作文の右下に、B、Aなどと評価を大きく書く。

7 A、AAの中から優秀作品を2点選び、コピーし、番号・名前を消し、配布用に印刷。

8 そのあと、すべての作文に、大きく大きく赤鉛筆で五重丸を書く。サッサと書く。

9 コメントは書かないでよい。既に赤線が引いてある。
  漢字、言葉づかいの添削はしない。
  くだくだと、どこを直せ、など文句を書かない。(教師自身の作文能力を省みるべし)
  書き直し、などはもってのほかで、作文嫌いを増やすだけ。
  ものすごく余裕があれば、文末に
  「いいぞ」「よく書けた」「すごい」
  など一言サッサと書く。

[作文返却の授業]
★作文は書かせたら、原則として次の授業で返却する。
  (ごめんね、返せなかったから明日、を2回3回やると、生徒の信頼を無くす)
1 優秀作品(2点がよい・4点は多すぎると思う)を配布する。
2 読み聞かせて、できれば途中「ここが、こうだから良い」と言う。
3 全員の作文を返却する。
  以上。
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