中学国語指導案・夏休み宿題と同量の授業研究をする教員は何人いるのか再・再 |
再再up2018-07-11 高校教員になりましたが、中学校と似ています。宿題には意味が有るのでしょうか。意味が有る宿題の出し方を考えているのでしょうか。で、再再up。
再up 2012-07-06
作成日20110811up
宿題が多すぎる。どうしてくれんだよ!!!!!
というブログを見つけた。
勝手に引用して悪いが、引用禁止とも書いていなかったので使わせていただく。
書き手は中学生らしい。
七月下旬の記述らしい。
■引用ここから+++++++++++++++++++++++++++
『夏休みの宿題が多すぎる』
宿題をざっと
国語・読書感想文・課題作文
社会・人権作文・税の作文
数学・ワーク約15ページ・精選問題集とやら約10ページ
理科・理科研究・ワーク約10ページ
英語・1年から3年までの単語&基本文練習(ノート1冊はあるだろう)・英作文
家庭・朝食作り
その他・5教科総合サマークラス・弁論作文
やばいよね・・・
まだ1個もやっていないという・・・
しかも夏休みは部活だらけという・・・
■引用ここまで+++++++++++++++++++++++++++
莫大な宿題だ。
今の僕にはとても終わらせる自信はない。
かつ、書いてあるように生徒には部活動がある。
教員は部活動が終わればさっぱりシャワーを浴びて終わりだ。
失礼。
終わりの教員も中にいるだろう。
また、中にはさっぱりして帰りビールを飲むのを毎日の楽しみにしている人もいるだろう。
そんな教員は少数だとは思う。
職員室で、または帰宅後、教育書の読破、教材研究、セミナーへの参加で研修を積む人がほとんどだろう。
なにしろ、生徒は部活動が終わり、そのあと莫大な宿題が待っているのだ。
塾に行く生徒もいるだろう。
ビール飲んでプハーッという中学生も中にはいるだろうがごく少数だろう。
部活動が終わり、へとへとになったあと宿題をやるのだ。
莫大な宿題を生徒に出しておいて、研修はしない教員というのはごく少数だろうとは思う。
読者諸氏のほとんどが、それは人間としてどうかと思う、と言うだろう。
引用した中学生に出された宿題を一つ一つ見てみる。
1国語・読書感想文 ●<6時間>
2国語・課題作文 ●<3時間>
3社会・人権作文 ●<4時間>
4社会・税の作文 ●<4時間>
5数学・ワーク約15ページ ●<15時間>
6数学・精選問題集とやら約10ページ ●<20時間>
7理科・理科研究 ●<8時間>
8理科・ワーク約10ページ ●<10時間>
9英語・1年から3年までの単語&基本文練習(ノート1冊はあるだろう) ●<30時間>
10英語・英作文 ●<3時間>
11家庭・朝食作り ●<10時間>
12その他・5教科総合サマークラス ●<5時間?>
13・弁論作文 ●<4時間>
●<*時間>は僕が今考えた宿題にかかる時間だ。
僕の計算では(2012/07/06追記:最低限、成績オール5の生徒で)122時間かかる。
(2012/07/06追記:122時間ですよ。
普段、一年間に、教材研究を年間122時間している教員の方は、コメント下さい。
部活道ならば一日3時間として、40日間=約2か月で達成ですね。
しかし、部活道する教員は、それ以外に122時間の宿題を出してるわけです。
教材研究、授業案検討、授業の模擬練習=空き教室で一人、エア授業をする。
これらに、122時間かけている教員のかたです。僕には無理です。
それを、中学生に、夏休み40日間でやれ、というのが「宿題」です。)
しかもだ。
「作文」が「6種類」もある。
言ってはなんだが、教員にこれだけの種類、分量の作文をすべて書くことの出来る人が何割いるのか。
僕は国語科だから「作文」の大変さはよくわかる。
6種類の作文は、ものすごく大変だ。
「この6種類の作文くらいなら
A 一日で書ける。
B 三日で書ける。
C 一週間で書ける。
D 二週間で書ける。
E 四週間で書ける。」
どれかに丸をつけて頂きたい。
「読書感想文」は、書く前にまず一冊本を読むのだ。
教員は何時間で読めるかも計算に入れるわけだ。
「人権作文」とはどういう意味だろうか。
意味から考え始めることになる。
「税の作文」とは何か。
中学生は税の種類を知っているのだろうか。
教員は知っているのだろうか。
僕は知らない。自分が払っている税金・年金・健康保険料を言えと言われても言えない。
もちろん、宿題に出した教員は知っているだろう。
自分が知らないものを出すはずがない。
「弁論作文」は・・・・・・もうやめた。
僕は文章を書くのにはかなり慣れている。
教員になってからどんなに少なく見ても原稿用紙「7000枚・七千枚」は書いた。
だから、今年宿題に出した弁論作文の見本は(ブログアップ済み)、
六種類、原稿用紙23枚分を、2時間で書いた。
だが、国語科以外でこんなに原稿用紙に文章を書くのに慣れている人はそんなにいない。
「この6種類の作文くらいなら
A 一日で書ける。
B 三日で書ける。
C 一週間で書ける。
D 二週間で書ける。
E 四週間で書ける。」
どれにマルをお付けになりましたか。(答え: )
僕は二週間はかかる。
繰り返すが、この中学生に出された宿題の分量は時間にして、
(2012/07/06追記:最低限、成績オール5の生徒で)122時間
かかると僕は思う。
しかも、何度も言うが、部活動のあとにやるのだ。
亡国屋の「作文代行業者」に金を払ってもいいという家庭が出てきても不思議はない。
教員はそのあいだ、何をしているのだろうか。
間違えた。
教員はそのあいだ、122時間分、
30日で割ったとして、
一日4時間欠かさず毎日、
研修をしているのであった。
宿題が有効な場合ももちろんある。
ビジョンを持ち、生徒にとって必要な手立てをとった場合だ。
だが、ほとんどの場合宿題に効果はない。
出来る生徒はもともとできる。
出来ない生徒は宿題に出されて急にわかるようになるはずがない。
授業で力をつける。
宿題は出さない。
これが原則だ。
反論を募集しています。
「夏休み宿題」を僕はこうして限定した
宿題は戦争でした
宿題は出さぬ学力は授業で
宿題にするなど授業の放棄
宿題を出す教員のほうが悪い
宿題にプラス効果ない