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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

中学国語指導案・夏休み宿題と同量の授業研究をする教員は何人いるのか再・再

2018-07-11 19:02:51 | 中高国語など指導案
中学国語指導案・夏休み宿題と同量の授業研究をする教員は何人いるのか再・再
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再再up2018-07-11 高校教員になりましたが、中学校と似ています。宿題には意味が有るのでしょうか。意味が有る宿題の出し方を考えているのでしょうか。で、再再up。
再up 2012-07-06
作成日20110811up
宿題が多すぎる。どうしてくれんだよ!!!!!
というブログを見つけた。
勝手に引用して悪いが、引用禁止とも書いていなかったので使わせていただく。
書き手は中学生らしい。
七月下旬の記述らしい。
■引用ここから+++++++++++++++++++++++++++
『夏休みの宿題が多すぎる』
宿題をざっと
国語・読書感想文・課題作文
社会・人権作文・税の作文
数学・ワーク約15ページ・精選問題集とやら約10ページ
理科・理科研究・ワーク約10ページ
英語・1年から3年までの単語&基本文練習(ノート1冊はあるだろう)・英作文
家庭・朝食作り
その他・5教科総合サマークラス・弁論作文

やばいよね・・・
まだ1個もやっていないという・・・
しかも夏休みは部活だらけという・・・
■引用ここまで+++++++++++++++++++++++++++

莫大な宿題だ。
今の僕にはとても終わらせる自信はない。
かつ、書いてあるように生徒には部活動がある。
教員は部活動が終わればさっぱりシャワーを浴びて終わりだ。
失礼。
終わりの教員も中にいるだろう。
また、中にはさっぱりして帰りビールを飲むのを毎日の楽しみにしている人もいるだろう。
そんな教員は少数だとは思う。
職員室で、または帰宅後、教育書の読破、教材研究、セミナーへの参加で研修を積む人がほとんどだろう。

なにしろ、生徒は部活動が終わり、そのあと莫大な宿題が待っているのだ。
塾に行く生徒もいるだろう。
ビール飲んでプハーッという中学生も中にはいるだろうがごく少数だろう。
部活動が終わり、へとへとになったあと宿題をやるのだ。

莫大な宿題を生徒に出しておいて、研修はしない教員というのはごく少数だろうとは思う。
読者諸氏のほとんどが、それは人間としてどうかと思う、と言うだろう。

引用した中学生に出された宿題を一つ一つ見てみる。

1国語・読書感想文 ●<6時間>
2国語・課題作文 ●<3時間>
3社会・人権作文 ●<4時間>
4社会・税の作文 ●<4時間>
5数学・ワーク約15ページ ●<15時間>
6数学・精選問題集とやら約10ページ ●<20時間>
7理科・理科研究 ●<8時間>
8理科・ワーク約10ページ ●<10時間>
9英語・1年から3年までの単語&基本文練習(ノート1冊はあるだろう) ●<30時間>
10英語・英作文 ●<3時間>
11家庭・朝食作り ●<10時間>
12その他・5教科総合サマークラス ●<5時間?>
13・弁論作文 ●<4時間>


●<*時間>は僕が今考えた宿題にかかる時間だ。
僕の計算では(2012/07/06追記:最低限、成績オール5の生徒で)122時間かかる。
(2012/07/06追記:122時間ですよ。
 普段、一年間に、教材研究年間122時間している教員の方は、コメント下さい。
 部活道ならば一日3時間として、40日間=約2か月で達成ですね。
 しかし、部活道する教員は、それ以外に122時間の宿題を出してるわけです。

 教材研究、授業案検討、授業の模擬練習=空き教室で一人、エア授業をする。
 これらに、122時間かけている教員のかたです。僕には無理です。
 それを、中学生に、夏休み40日間でやれ、というのが「宿題」です。) 

しかもだ。
「作文」が「6種類」もある。
言ってはなんだが、教員にこれだけの種類、分量の作文をすべて書くことの出来る人が何割いるのか。
僕は国語科だから「作文」の大変さはよくわかる。
6種類の作文は、ものすごく大変だ。

「この6種類の作文くらいなら
 A 一日で書ける。
 B 三日で書ける。
 C 一週間で書ける。
 D 二週間で書ける。
 E 四週間で書ける。」

どれかに丸をつけて頂きたい。

「読書感想文」は、書く前にまず一冊本を読むのだ。
教員は何時間で読めるかも計算に入れるわけだ。
「人権作文」とはどういう意味だろうか。
意味から考え始めることになる。
「税の作文」とは何か。
中学生は税の種類を知っているのだろうか。
教員は知っているのだろうか。
僕は知らない。自分が払っている税金・年金・健康保険料を言えと言われても言えない。
もちろん、宿題に出した教員は知っているだろう。
自分が知らないものを出すはずがない。
「弁論作文」は・・・・・・もうやめた。

僕は文章を書くのにはかなり慣れている。
教員になってからどんなに少なく見ても原稿用紙「7000枚・七千枚」は書いた。
だから、今年宿題に出した弁論作文の見本は(ブログアップ済み)、
六種類、原稿用紙23枚分を、2時間で書いた。
だが、国語科以外でこんなに原稿用紙に文章を書くのに慣れている人はそんなにいない。


「この6種類の作文くらいなら
 A 一日で書ける。
 B 三日で書ける。
 C 一週間で書ける。
 D 二週間で書ける。
 E 四週間で書ける。」

どれにマルをお付けになりましたか。(答え:  )
僕は二週間はかかる。

繰り返すが、この中学生に出された宿題の分量は時間にして、
(2012/07/06追記:最低限、成績オール5の生徒で)122時間
かかると僕は思う。
しかも、何度も言うが、部活動のあとにやるのだ。
亡国屋の「作文代行業者」に金を払ってもいいという家庭が出てきても不思議はない。

教員はそのあいだ、何をしているのだろうか。
間違えた。
教員はそのあいだ、122時間分、
30日で割ったとして、
一日4時間欠かさず毎日、
研修をしているのであった。


宿題が有効な場合ももちろんある。
ビジョンを持ち、生徒にとって必要な手立てをとった場合だ。
だが、ほとんどの場合宿題に効果はない。
出来る生徒はもともとできる。
出来ない生徒は宿題に出されて急にわかるようになるはずがない。

授業で力をつける。
宿題は出さない。
これが原則だ。

反論を募集しています。


「夏休み宿題」を僕はこうして限定した

宿題は戦争でした
宿題は出さぬ学力は授業で
宿題にするなど授業の放棄
宿題を出す教員のほうが悪い
宿題にプラス効果ない
コメント (2)
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中学3年国語5月授業全記録2011⑥

2018-06-27 19:15:59 | 中高国語など指導案
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2018-6-27

2011年5月31日up後削除記事
中学3年国語5月授業全記録2011⑥
■12時■5月24日ー②(作文「家から学校までの道順は」)
(1)初めての作文
   前日の、指なぞり写し書きの効果の原稿を見てわかった。
   たぶん、ほとんど作文を書いていないのだ。
   「1、2年生のとき何回くらい作文を書きましたか?」
   「2回くらい」

   二年間で、二回くらいしか原稿用紙に作文を書いていないという。
   今これを書いていてもため息が出る。
1 原稿用紙(B5大)配布。
  下半分に既に学習した「原稿用紙の使い方」をつけてB4版にしてある。
2 「道順作文の見本」配布、読み聞かせ。
3 「僕に、あなたの家から学校までどうやったら来ることができるか教えてください」
4 書き始める。
5 過去の経験では、早い生徒は10分くらいで書いてしまう。
  それは「中学1年生」の話だ。
  「道順作文」はいつも、中学入学後の4月に書かせる。
  4月最初に視写、聴写を充分すればスラスラ書く。
  ところが、ほぼ全員ウンウンうなっている。
  作文の学習をしていないと、これだけ優秀な3年生でもこうなるのだ。
6 机を回って助言し、励まし続ける。
  女子一人だけサッサと書き終わる。
  本をいちばん読む生徒だ。
7 時間いっぱいかけて、最後の行までいかない生徒が何人かいた。
(2)授業評価票

■13時■5月25日(メデイア社会を…2)
(1)熟字訓フラッシュ
(2)教科書音読
 1 追い読み
 2 丸つけコンビ1分交代読み、4回、4分間。
(3)発問
 1 「1段落。メディア、とは何か。教科書に線を引きなさい」
   指名、発言させて板書、視写。
 2 「5段落。媒体、とは何か。二つ書きなさい」
   サッと。板書、視写。
 3 「二つ以外に五つある。付け足して書きなさい」
   指名して一つずつ言わせる。板書、視写。
(4)指なぞり写し書き期末用プリント配布
   読み方だけをすべて僕が読み、聴写させる。
(5)作文「指なぞり写し書きの効果」まとめ配布
   前回書いてもらったものをタイプして配布。宣伝のため持ち帰らせる。
(6)授業評価票

■14時■5月30日・30分授業(メデイア社会を…3)
(1)熟字訓フラッシュ
(2)宿題意味調べ・新出漢字プリント配布
(3)教科書音読
 1 追い読み
 2 丸つけコンビ1分交代読み、3回、3分間
(4)発問
1  「5段落。メディアの働きを二つ書きなさい」
(5)授業評価票

■15時■5月31日・30分授業(小説読み聞かせ)
  昨日30分間でペースを上げて押し込んだが、習得率も興味も低下することがわかった。
  今日は、その分大サービス。初の小説読み聞かせ。
  しかもいちばんのお気に入り。C・W・ニコル。(もらいものです)
  生徒感想は、今日か明日の「国語評価アンケート5月23~31日」でご覧ください。
(5月・中3授業以上)
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中学3年国語5月授業全記録2011⑤

2018-06-27 19:08:44 | 中高国語など指導案
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2018-6-27    

2011年5月31日up後削除記事
中学3年国語5月授業全記録2011⑤
■9時■5月18日(復習)
(2)漢字練習③
   範囲全ての漢字読み書きプリントをテスト形式で。交換して丸つけ。
(3)敬語復習
   前回と同じプリント。
(4)ノート見直し
   思いつきで、無駄なことをしてしまった。二度としない。
(5)「わたしを束ねないで」音読
   国語班で机をつける。
   一人一行読みで終わったら班長が報告。
(6)「握手」音読
   国語班のまま、一人一段落を早読み。
   時間で終了。
  「国語班長は、班員に、テスト頑張ろうね、と励ましなさい」
  「頑張ろうね!」

   いい感じになる。
(7)授業評価票
――――――――――――――――――――
◆◆◆5月19・20日・中間テスト◆◆◆
<漢字平均点>
中1Hyoko担当2組
:平均17.0点/20点満点 (3)人
中3Hyoko担当2組
:平均 9.5点/10点満点(15)人
高2Hyoko担当
:平均15.8点/読み10+書き10
<試験平均点>
中学1年
1組:平均(50.4)点(A)点
2組:平均(62.0)点(A+11.4)点
中学3年
1組:平均(74.2)点(A)点
2組:平均(79.3)点(A+5.1)点
高2
:平均(58.0)点
――――――――――――――――――――
■10時■5月23日(試験返却)
(1)試験返却
   返されるときの注意を話してから。どの学年でも話す。
 1 他人と比べるな。
   昨日までの自分と比べろ。
 2 ひったくるように受け取るな。
 3 もらったあと点数のところを何度も折りたたむのはやめろ。
 4 やけになってクシャクシャにしたらものすごく怒る。
 5 たとえ5点でも、やりました5点です、と堂々としていろ。
(2)提出物回収
  「意味調べプリント」「新出漢字プリント」回収。一日につき1点減点。
(3)作文「指なぞり写し書きの効果」
  指なぞり写し書きの効果はあったと思う人、と聞くとほとんど手を挙げる。
  それはそうだろう。
  漢字10点満点で平均が9.5点だ。

  このやり方をしている先生がほとんどいないので広めたい、と言う。
  効果があると思ってくれるならそれを詳しく書いてほしい、と頼む。
  残り10分間、原稿用紙に書いてもらう。
  内容はブログで公開したとおり。

■11時■5月24日ー①(メデイア社会を生きる1)
(1)第2回漢検用漢字テスト
(2)熟字訓フラッシュ
(3)本文段落番号振り
(4)全文読み聞かせ
  大急ぎでギリギリ読み終わる。
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中学3年国語5月授業全記録2011①

2018-06-26 20:26:38 | 中高国語など指導案
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2018-6-26    
    中学国語授業記録・握手・井上ひさし2011
2011年5月31日up後削除記事
中学3年国語5月授業全記録2011①②③④は「握手」授業記録に同じ。
<全15時間>
■1時■5月6日(握手6・授業参観日・O教諭参観)
(1)部首フラッシュ
(2)指なぞり写し書き⑤
(3)教科書音読
 1 追い読み一段落
 2 丸つけコンビ1分交代読み二回・4分間
(4)『握手』の「あらすじ」を書く
 1「『握手』のあらすじを書きます。20字から25字で書きなさい」
  「句読点は使いません」

  「ルロイ、で始めて、話、で終わる。下にカッコで字数を書きなさい」
 2 書けた生徒が持ってくる。教卓は廊下ドア側に常に置いてある。休み時間に毎時間動かす。
   生徒が並ぶ場所はどの授業でも同じ。廊下側の列と隣の列の間。
 3 黒板には生徒の板書用に、番号を振っておく。
   左端から黒板左右いっぱいに25341、と書く。
   こうすると、次に書く生徒と隣で邪魔になることがない。
 4 最初の生徒が見せに来る。正解かどうかは問わず、①と書く。
   「黒板の1の下に書きなさい。書いた下に名前磁石を貼りなさい」
   二番目の生徒が来る。②と書く。
   「黒板の2の下に書きなさい。書いた下に名前磁石を貼りなさい」
   繰り返しで、5人まで板書させる。
 5 「わからない人は、黒板の真似をしなさい」
 6 4人が板書し終わるまで、ノートを持ってこさせて、グルグル丸をつける。
   「周りの人と見せっこして、相談してなさい」
 7 4人が板書し終わったら、1番の生徒に自分の板書を読ませる。
   5人目はまだ板書している。
   本当は、ここで「7点!」とサッと採点して点数を書くといい。
   でも、久しぶりにやるし、修行が足りなくてできない。
 8 2番から4番の生徒まで次々板書を読ませる。ほぼ同時に5番目の生徒が板書し終わる。
 9 「5番、**君、読みなさい」
   黒板の前でそのまま読ませる。
 10 端から順に10点満点で点数を書いていく。
   「8点」「9点」「6点」と言いながら。理由はいちいち言わない。
 11 「**君、**君、**君に共通して入っている言葉は何ですか」
   「ルロイ。わたし」

   また、最も点数が低い板書の理由を簡単に言う。
   日本語としておかしいとか、この言葉は無駄とか、字数が多すぎるとか。
   多すぎるときはどこを削ればいいか聞き、板書を直して見せる。
 12 「では、ルロイ、わたし、を入れてもう一度。20字以内で行きましょう。どうぞ」
 13 板書はそのまま残しておく。
   わからない生徒が真似して作り直すためだ。
 14 一度目と同様に、一番目には1の下に書かせ、名前磁石を貼らせる。
   「1番を消して書きなさい。磁石を貼りなさい」
   という具合だ。
   この授業では、二度目の5人のうち、2人は一度目に書けなかった生徒が書いた。
 15 同様に、どんどん読ませる。5人目を黒板前で読ませて採点。
   (正解実例=少し変だが時間が来た。全員に視写させた)
   ルロイがわたしと昔の天使園の様子を話す話(20字)
   (困った実例)
   ルロイが天使園ですごした日々はわたしの話(20字)
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中学3年国語4月授業全記録2011⑥

2018-06-25 18:40:50 | 中高国語など指導案
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2018-6-26    

2011年4月30日up後削除記事
中学3年国語4月授業全記録2011⑥
■13時■
4月26日―②(聴写)
(1)教師の聴写問題・3問
(2)国語班(4、5人)で一人ずつ先生役をして聴写問題・4問
   詳細は投稿済み
(3)授業評価票。

■14時■4月27日(「握手」⑤)
(1)はじめに
 「あなたたちに言いたいことはほとんどない。とても良くやっている。
  しかし、最初の着席が甘すぎます。
  僕は1秒も授業を延ばさない。
  授業の前に教室に来ている。
  あなたたちもチャイムが鳴っている間に席に着き終わりなさい」


(2)指なぞりプリント5問。だんだんスピードを上げる。

(3)「宿題意味調べプリント」配布。
    提出〆切日記入。
    調べ語句記入。「わたしを…」12語・「握手」17語

(4)お話を5分間。
   生徒は疲れきっている。週末で月末でゴールデンウィーク前だ。
   4月の授業は一切余計な話なしで押しまくってきた。
   「今日はあと10分だけだね。お話して感想書いて終わろうか」
   話の内容は内緒。投稿済みの感想通り、喜んでくれた。

(5)授業評価票。泣ける感想が多かった。
(4月中3授業以上)
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中学3年国語4月授業全記録2011⑤

2018-06-25 18:39:45 | 中高国語など指導案
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2018-6-26    

2011年4月30日up後削除記事
中学3年国語4月授業全記録2011⑤
12時■4月26日①(「握手」④・主役とは・対役とは・あらすじと主題)
(1)漢検受験級確認。

(2)宿題用「新出漢字プリント」配布。
   提出〆切日記入。
   読み仮名だけ一斉記入。
   「意味調べ」と「新出漢字練習」が定期テストごとに「宿題」になる。
(3)「握手」丸つけコンビ「一分間」交替読み。2回ずつ。

(4)「主役とはどういうものか説明しなさい」
    ・たくさん出てくる。
    ・セリフがたくさんある。
    ・中心になる人物。

(5)「何が中心になるかということです」
   「握手は、わたしの話ですか。ルロイの話ですか」

   (ルロイ)
   「主役とは、その人の心の動きを中心に話が進む人物」
   視写させる。

(6)「対役、というのは主役の次に大事な人物です。誰ですか」
   (わたし)
   「対役とは、主役に最も大きな影響を与える人物」
   視写させる。

(7)「他の人は、わき役です」

(8)あらすじと主題
 <あらすじ・ドラえもんで>
   「ドラえもんは毎回同じあらすじです。どんなあらすじですか」(色々言う)
   「ドラえもんがのび太を助ける話(14字)」
   「必ず最後に字数を書きます」
   「もう少しつけ足しましょう」(道具で)・・・「どこに入れる?」
   「ドラえもんが道具でのび太を助ける話(18字)」

 <主題・ドラえもんで>
   「では、ドラえもんの主題は何ですか」
    (色々言う。だがすべてあらすじの言い直し)
   「作者が、あらすじを通して、僕たちに言いたいことは何かです」
   「人生は~、とか、人間は~、で始めて書いてごらんなさい」

    (書けていそうな男子指名)
   (男子1)「人間は他人の力を借りないと生きられない」・・・「よし!写しなさい」
   (男子2)「人生は甘くない」
   ・・・「よし!写しなさい」

   「二つの主題はだいぶ違いますね。でも主題は一つではありません。
    その時の話によっても違います」

 <桃太郎の例で>
   「桃太郎の話をします。あらすじをまとめてください」
   (いんちき桃太郎バージョン。三話連続。二十年間ウケ続けた。詳細は内緒)
 <あらすじ・桃太郎で>
   「誰が?」「桃太郎が」
   「何をする話?」「鬼退治」
   「桃太郎が鬼退治をする話(11字)」
   「つけ足しましょう」「仲間と共に」
   「桃太郎が仲間と共に鬼退治をする話(11字 16字)」
   「国語の時間は、消しゴムを使いません。線で消して書き直します」
   「消しゴムで消すと、それまでの思考が消えてしまいます。残したほうが学力がつきます」


(9)授業評価票。
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中学3年国語4月授業全記録2011④

2018-06-25 18:38:03 | 中高国語など指導案
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2018-6-26    

2011年4月30日up後削除記事
中学3年国語4月授業全記録2011④
(2)部首フラッシュカード。
(3)作詩優秀作品3点配布。読み聞かせ。その後、各自に返却。

  1「わたしを閉じこめないで」
    わたしを閉じこめないで
    水槽の中を泳ぐ魚のように
    せまいガラスばりの中の犬のように
    わたしを閉じこめないでください わたしは鳥
    自由に宙を舞う
    終わりのない空

  2「わたしをふまないで」
    わたしをふまないで
    野原に生えたざっ草のように
    落ちた木の実のように
    ふまないで(ください) わたしはたんぽぽ
    春 わた毛のドレスにきがえて
    春風にのって大空にたねをとばすたんぽぽ

  3「わたしを余らせないで」
    わたしを余らせないで
    中年男性のお腹のように
    冷蔵庫にある食品のように
    余らせないで下さい わたしは線香
    すべて灰になるまでもえ続ける
    小さな小さな熱き炎


  ※評価の観点 
    B= 六行きちんと書けているが対比がはっきりしない
    A= 対比される言葉が(わりと)明確
    AA=対比と比喩が明確である意味を持つ

(4)「握手」全文読み聞かせ。約19分間。
   本文を読むのにかかる時間は事前に計ってある。練習では18分38秒。
   「難しそうな漢字は二回読みます。自信のない人は振り仮名を振りなさい」
   途中で四、五人が顔を上げてポカンと僕の顔を見ながら聞いている。
   うまく読めると時々こういうことがある。
   アンケートに「先生の読み方がうまい」多数。
(5)文章評価
   1うまさ・18人 2興味・17人 3知識・4人(A評価人数のみ挙手確認)
(6)授業評価票。

■10時■4月22日(「握手」②・話者)
(1)部首フラッシュカード。
(2)「指書きなぞり写しプリント」5問。2回目。10分以上かかったはず。仕方ない。
(3)本文段落番号。
(4)第1段落、追い読み。
(5)第2段落、各自音読。
(6)第3段落から、一人一文ずつ読ませて褒める、アドバイス。
(7)第7段落から、丸つけコンビで「一文」交替読み。
(8)「話者は誰ですか」
   話者とは何か教える。
(9)授業評価票。

■11時■4月25日(「握手」③・主役・指名なし発表)
(1)部首フラッシュカード。構え。
(2)指なぞりプリント5問。
(3)「握手」丸つけコンビ「一分間」交替読み。第16段落から。
(4)「登場人物を書きなさい」
   「一人だけ消したほうがいい人がいます。どれですか」

(5)「主役は、わたし・ルロイ、どちらか丸で囲みなさい」
   わたし17人・ルロイ3人
(6)「理由を書きなさい」
(7)「指名しないので、言う人は立ち上がって発表しなさい」
   「はい、どんどん間をあけずに。よし、**くん。次、**さん」
   最初なので立った生徒の名を呼ぶ。
   「言い忘れました。最初に、わたしです・ルロイです、と言います」
(8)「主役は、ルロイです」
(9)授業評価票。
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中学3年国語4月授業全記録2011③

2018-06-25 18:37:23 | 中高国語など指導案
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2018-6-26    

2011年4月30日up後削除記事
中学3年国語4月授業全記録2011③
(10)人工と自然、あたりに落ち着く。
(11)第四連まで同様にどんどん進める。解答省略。
   (ネットを見て予習する、頭の悪くなる生徒がいるらしいから)

■6時■4月18日(「わたしを束ねないで」④)
(1)部首フラッシュカード。偏。
(2)最初の一週間アンケート結果配布。欲しい生徒は持ち帰り。
(3)「わたしを…」次回どれか一連、暗記テスト予告。
(4)「わたしを…」発問。対比について。
(5)詩作。一連分、6行で。ネットから拾った生徒作品例配布、読み聞かせ。
   (初めて授業するので手持ちがない)
(6)蛍光オレンジチョークの説明。
   「見やすい」とほとんどの生徒が言う。大成功。
(7)授業評価票。

■7時■4月19日①(「わたしを束ねないで」⑤)
(1)部首フラッシュカード。
(2)「わたしを…」詩作提出全員。
(3)「指書きなぞり書き写し書き」プリント。教科書進出漢字で20問作る。5問練習。
(4)授業評価票。

■8時■4月19日②(国語辞典の使い方)
(1)部首フラッシュカード。
(2)「わたしを…」一つの連、暗誦テスト。1行1点で6点満点。間違いにつき減点1。
(3)「国語辞典の使い方」の授業。
   中1に同じ。
 1 言葉を言う。
 2 トップに引き終わった生徒が起立。意味を読み始める。
 3 他の生徒は、引き続けて国語辞典の言葉を丸で囲む。
 4 今回は、最初「上・右」などで練習し、「意味調べ宿題語句」を引かせて意味を書かせた。
   本当はすべて授業内でやりたい。宿題は出したくない。
(4)授業評価票。

■9時■4月20日(「握手」①・読み聞かせ・テンポとリズム)
(1)アンケートについて説明。
   「前回のアンケートに、このようなことが書いてありました。
    しなさい×・してください○
    たぶん、僕の、何々しなさい、という言い方がよくないという意味だと思います。
    どう思いますか?」
   「はっきりしていていいと思う」
(女子)
   
   「たとえば、テスト問題でですね。
    漢字に直しなさい、じゃなくて、
    あの面倒で申し訳ありませんが次の平仮名を漢字に直していただきたいのですが
    どうかお願いします、
    と書いてあったらどうですか?」
   「いらいらする」

   「分かりにくいし、読むのに時間がかかりますよね。
    授業も同じです。
    僕の授業は、てきぱきしている、という感想をよく書かれます。
    テンポがいい、といいます。流れるように授業するように気をつけています。
    リズムがある、といいます。
    これは、今までたくさんの本を読んで授業の勉強をした結果、  
    何々しなさい、と指示するのがいいとわかったからです。
    してください、ではテンポが悪くなります。
    抵抗がある人がいるかもしれませんが、
    授業にとっては大事なことなので、ちょっと我慢してください」


  ※中3はこういう話が理解できる。
   だから、教師自身以上に、教師の授業の良し悪しを見抜く。
   口には出さないが。
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中学3年国語4月授業全記録2011①②

2018-06-25 18:36:36 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次 
2018-6-26    

2011年4月30日up後削除記事
中学3年国語4月授業全記録2011①
20110430
<全14時間>
■1時■4月11日(確認事項・滑舌テスト)
(1)いつもの初授業の言葉・3分間
(2)教科書・ノート記名確認。
(3)2穴ファイル用意指示。
(4)国語辞典用意指示。
(5)「滑舌テスト」の授業=早口言葉でなめらか音読。
  1「爆発。(板書)言いなさい」ノート視写。
  2「ガス爆発。(板書つけ足し)言いなさい」ノート視写。
  3「バスガス爆発。言いなさい」
    ノート視写。途中、ものすごく大きな口で言って見せる。
  4三つの早口言葉を板書。ノート視写。練習。何人か言わせる。
  5テスト用課題プリント配布。1問選びひとりずつテスト。全員終了。
(6)途中「丸つけコンビ」「国語班と国語班長」を教える。
(7)授業評価票。
 ※高2、中1、中3とも、いきなり第1時から授業をするのはたぶん僕だけ。

中学3年国語4月授業全記録2011②
■2時■4月12日―①(原稿用紙の使い方)
火曜日は2時間続きだ。
(1)熟字訓読みフラッシュカード。
(2)「原稿用紙の使い方」プリント追い読み。
(3)原稿用紙に、アリの巣の穴を20個。
(4)中1と同様に、提出して、苗字丸磁石を黒板にはっていく。
中1と同様、3年生も走ってやってくる。
全員終了。
最も早い生徒は15回微音読した。
(5)授業評価票。

■3時■4月12日②(「わたしを束ねないで」①)
 (1)熟字訓読みフラッシュカード。
 (2)教科書「わたしを束ねないで」7回音読。アリの巣の穴を塗らせる。
  1「読むので聞きなさい」
  2「自分で一度、読みなさい」
  3「追い読みします」
  4「全員起立。廊下向いて一回、後ろ向いて一回、窓向いて一回、黒板向いて一回。
   四回読んだら座ります。始め」

 (3)一連のみ、板書と同時に視写。同じ早さで写すよう指示、挙手で短く確認。褒める。
 (4)一連のみ視写終了。消しながら暗記。
 (5)二連のみ、板書と同時に視写。
 (6)二連のみ視写終了。消しながら暗記。
 (7)三連のみ、各自視写して提出。
 (8)授業評価票。

■4時■4月13日(「わたしを束ねないで」②)
(1)熟字訓読みフラッシュカード。
(2)「わたしを束ねないで」3回音読。アリの巣を塗らせる。
(3)四連・五連視写。板書と同時に。
(4)四、五連、同時に消しながら暗記。
(5)ひとり一連ずつ、音読。
   「大きさ」「はっきりした言葉」「なめらかさ」
   で個別評定。
   三つともできたらA、二つならB。
   「A!うまいっ」
   「B!声が出ていればAでした」

(6)発問。
  1「話者は、男か女か」 (女)話者の意味を教える。
  2「なぜ、女だとわかるか。証拠を書きなさい」 (わたし・娘・妻・母)
  3「あらせいとう、とあるが、たんぽぽでもよいなら○、だめなら×をノートに書きなさい」
  4 挙手。○2人・×他全員
   「◯の二人起立。理由を言いなさい」
   「✕のうち丸つけコンビのどちらかひとりが起立。理由を言いなさい」

   二人発表してチャイム。終了。

■5時■4月15日(「わたしを束ねないで」③)
(1)部首フラッシュカード。まったく知らない。男子二人だけ知っている。
(2)「わたしを束ねないで」2回音読。
(3)×の理由発表つづき。8人ほど。
(4)正解視写。
(5)「次に、ねぎでなく、泥つきねぎは当然×です。
   なぜ、白いねぎ、でなければならないのか。
   理由を書いて持ってきなさい」

(6)正解視写。
(7)「第一連の中で、対比される言葉を⇔で上下に分けて書きなさい」
   対比、とは何か教える。夏と冬は対比されている。どんな対比か。暑い寒いだ。
(8)「上の言葉はどんなもので、下はどんなものか」
   あらせいとう・白い葱 ⇔ 稲穂
(9)色々言うが違う。
   「あらせいとうは道端に咲いているか」「いない」
   「なぜか」「人が作るから」
   「白い葱はどこにあるか」「店」
   「なぜ白い」「洗ってある」

   などと引っぱる。
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中学1年国語5月授業全記録2011④

2018-06-24 13:19:23 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次 
2018-6- 24    

2011年5月28日up後削除記事
中学1年国語5月授業全記録2011④
■9時■5月18日―②(ちょっと立ち止まって③)
   この時間が、テスト前最後。
  (1)「このとき、のカッコに書けた人持ってきなさい」
     走って、ずらりと十数人並ぶ。
     「すごいねえ。休み時間に考えたんだねえ」
     どんどん見て、板書で確認。
  (2)発問つづき
   6「それ。その上。両方一度にやりましょう。書けたら持ってきなさい」
    だんだんすることのレベルを上げる。
    ヒントなし。
    どんどん丸、バツをつけて返す。喜ぶ生徒。地団駄踏む生徒。
    「その上は、と訊かれたら?」
    「何々の上」
 教える。
   7「この図、とは何をさしますか」
    8段落。
   8「このこと、とはどんなことですか」
    9段落。
   ( 3 )が( 13 )かで( 3 )に見えること…こと、
    を四角で囲み強調。
  (3)テスト範囲新出漢字読み書き全問題
    すべて全員終わってちょうど時間。
  (4)授業評価票

 ※これでだいたい必要な問いは終わった。
 ※ところで、本ブログ「少年の日の思い出研究」にあるとおり、
  教科書本文は理由不明のまま表記が変更になる。
 
  『ちょっと立ち止まって』は十数年か二十年ぶりに教科書で授業した。
  僕の手元にある過去の本文コピーでは、<図>と<絵>の二語の使い分けはしていない。
  どれも<図>と表記されている。
  ところが、この教科書ではある部分では<図>、別の部分では<絵>と表記している。
  その理由がわからない。
  とてもわかりにくくなった。
  「発問8」の答えは、本文の言葉をそのまま抜き出すとこうなる。
  ( 同じ図 )が
  ( 近くから見るか遠くから見る )かで
  ( 違う絵 )に見えること

  なぜ一文の中で、同一の挿絵を指して、最初は<図>と書き、あとは<絵>と書くのか?
  日本語としてもおかしい。
  教材としてなら、なおさらおかしい。
  僕は生徒にしつこく答え方を教える。
  「なぜ、と訊かれたら?」「から、と答える!」
  「この図、と訊かれたら?」「どんな図、と答える!」
  「この絵、と訊かれたら?」「どんな絵、と答える!」

  生徒は確実に覚えていく。
  「そのまま抜き出しなさい、と訊かれたら?」「漢字は漢字。ひらがなならそのまま」
  ところが、この部分は教材の本文がおかしい。おかしいから、生徒は混乱する。
  そのまま抜き出すなら、前半は<同じ図>で後半は<違う絵>だ。
  しかし、変な文だから思考回路としては、
  <同じ図が違う絵>に見える
  という文はおかしいのがわかる。
  同じ図が違う絵に見える……笑ってしまうほど変だ。
  だから、両方とも<図>か<絵>にそろえて書いてくる生徒がいる。
  賢い。教科書編集者より明らかに賢い。
  発問を解決したあと生徒には説明した。
  「これは、教科書の文章がおかしいのです。図か絵か統一しなければなりません」
  光村出版には、夏休みあたりに質問状を出す予定だ。
  4月には電話で、東京書籍に妙な段落表記の件を質問した。
  早々とワープロ文書で回答を頂いたが、それが矛盾だらけだ。
  これも今は無理なので、7月に詳細な返信を出す予定だ。
  面倒だから、しっかりしてくれよ。
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