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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

中学国語指導記録・主張発表6コマ2015

2015-11-12 20:22:26 | 中高国語など指導案
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2015-11-12up
これで、各クラス5人以上は、市内トップレベルの主張が出来るようになる。
中学1、2年を5人ずつ連れて行っても、市の中3トップ一人と並ぶ。
1年X組9月
◆1コマ
1主張大会日程説明

2宿題主張作文返却

3着席のまま
 学年・クラス・番号・氏名を一斉に言わせる

4その見本を見せる

5起立させて一斉に
 学年・クラス・番号・氏名を言わせる

6そのまま教室の一番遠くにいる生徒に向かい
 同じことを言わせる

7 6と同様に作文学年クラス氏名から本文途中
 まで1分半読ませる

8コンビで交代に。7と同様にさせる。

9褒め合い拍手しあわせる

10作文回収・授業感想用紙提出

◆2コマ
1前日の授業感想を全員分読み聞かせ・そして
 「みんな緊張するのだ。
  だからよく聞いてあげなさい」

2離席させ教室の壁沿いにグルリと立たせる
①壁に向かわせる。
学年クラス名前本文を読ませる
「やめ!
・聞こえない
・壁の向こうまで
・何言ってるか分からない」
と三回止めてやり直させる
②僕の立つ真ん中に向かわせる。
「真ん中向いて!学年から。ヨーイ・ハイ」
生徒は読み続ける。僕は名前を呼び
「++君口がよく見える」
「++さんよく聞こえる」
と言い続ける。
③「さん、に、いち。そこまで」 
一番口の形が見えた人。男子++。女子++」

3席に戻す。

4班別発表1。四人班を指定する。
①机を付ける前に、1ミリでもすき間をあけるなと言う。
②四人の机を付けさせる。6班くらい。
③各班から付箋を取りに来させる。
④発表順を決めさせる。
⑤一人1分ずつ学年から読ませる。
「六人とも。一人目。行くよ。ヨーイハイ」
「さん、に、いち。そこまで」
「付箋書いて渡しなさい【1回目】」
もらった付箋は作文の裏に糊付けさせる。
六人終わってちょうどチャイム。

5作文回収・授業感想用紙提出。

◆3コマ
1お話
「耳が聞こえて、話せるのはとても有難いことです」

2「見る」練習。
①黒板にでかい目を左右に三つ書く。
②2分間、学年番号から言わせ読ませる。
③十回、黒板の目ん玉を見ろという。

3班別発表2。
①机付けさせる。
②付箋持って行かせる。
③同時に順番決め。
④「行くよ。学年からヨーイハイ」
1分20秒「やめ。付箋!【2回目】」
6人終えてちょうど時間が来る。

4作文回収・授業感想用紙提出。

◆4コマ
1評価済み作文返却。
(中2は即日全員評価した)
(中1は毎日回収し数人ずつ評価して済み)

2「発表の評価基準読み聞かせ」
作文用紙に書いてあるがしつこく。

3班別発表3。(毎回同じ4人班)
①90秒ずつ。
②「学年からヨーイハイ」
③「付箋渡せ【3回目】 次ヨーイハイ」
班内全員済み。

4「主張文を全部読みます。
 時間を計ります。
 終わったら手を挙げる。
 先生が何分何秒というからメモする。
 学年クラス番号氏名から。
 ヨーイハイ」

5授業感想用紙提出。











◆5コマ
1クラス発表のやり方をやって見せる。
①待ち合い椅子に座る。
②前者が済んだら教卓に立つ。
③礼。スミを押さえる。
④学年クラス番号氏名・題名、までは
 全員原稿を見ないで言う。
⑤読み始めて、終わる。
⑥スミを押さえる。礼。席に戻る。

2教室の最前列6人を前に立たせて、
指示しながら同じようにやらせる。
(これはざわつき過ぎてダメ。
でも生徒はやって良かったと書いていた)

3クラス発表順決め。

4四人班で1分間ずつ発表練習。
 (付箋4回目)

5授業感想用紙提出





◆6コマ
1クラス発表の評価基準読み聞かせ(2回目)
 くどいが、強調。

2本番の「感想記入用紙」配布

3発表順確認と同時に、順番枠に苗字を書かせる。

4全員起立。
 全文音読。計時=終わり座るとき言われた時間をメモ。

5六人班で、付箋渡し5回目。
「付箋最後だから、自信をつけてあげることを書きなさい」

6授業感想用紙提出。
2年Y組9月
■1コマ
1主張大会日程説明

2評価済み作文返却。

3着席のまま
 学年・クラス・番号・氏名を一斉に言わせる

4その見本を見せる

5コンビで交代に。着席のまま。
 原稿見ないで、
 学年・クラス・番号・氏名を一斉に言わせる
 3回繰り返す。

6作文回収。授業感想用紙提出。









■2コマ
1お話
①夏休み作文の宿題が大変なことだったのをねぎらう。
「嫌だっただろう?」
②「でも、喋って聞こえるのは有難いこと。
聞こえない人にも分かるような口を開けて発表してください」

2離席させ教室の壁沿いにグルリと立たせる
 僕の立つ真ん中に向かわせる。
 「真ん中向いて!学年から。ヨーイ・ハイ」
 生徒は読み続ける。僕は名前を呼び
 「++君口がよく見える」
 「++さんよく聞こえる」
 と言い続ける。
 2分間くらい。

3付箋1回目。
 六人班・1人1分・全員済みでチャイム

4授業感想用紙提出

















■3コマ
1お話
①付箋の内容がとてもよい
②付箋の貼りつけ方を工夫している人がいる

2「見る」練習。
①黒板にでかい目を左右に三つ書く。
②2分間、学年番号から言わせ読ませる。
③十回、黒板の目ん玉を見ろという。

3付箋2回目。
 6人班・一人1分20秒。

4全文全員一斉音読計時
 座ったまま・学年から作文終わりまで
 読み終わりで挙手
 傭兵が言う時間をメモ

5授業感想用紙提出。

■4コマ
1お話
①感想に
「目を黒板目ん玉に合わせると、どこを読んでいたか分からなくなる」
とあった。
答え
「20回練習したら分かるようになる」
②別の感想
「みんな一斉に読むやり方は思い切り読めて自分に自身がついて良い感じです」

2採点基準読み聞かせ

3クラス発表のやり方をやって見せる。
①待ち合い椅子に座る。
②前者が済んだら教卓に立つ。
③礼。スミを押さえる。
④学年クラス番号氏名・題名、までは
 全員原稿を見ないで言う。
⑤読み始めて、終わる。
⑥スミを押さえる。礼。席に戻る。

4教室の最前列6人を前に立たせて、
 指示しながら同じようにやらせる。
 (これはざわつき過ぎてダメ。
 でも生徒はやって良かったと書いていた)

5付箋3回目
 6人班・40秒・学年から

6授業感想用紙提出。

■5コマ
1お話 
 「授業感想で、一斉練習ではできても、
 班で個人の発表だとそのとおりできない」
 とありました。
 答えは。スポーツと同じ。
 どうせ練習だから80パーと言う人は、本番で半分の力しか出せない。
 練習で100パーでやる人は、本番では80しか出せない。
 練習で120パー出す人が、ときには本番で100パー出せる。

2クラス発表順決め。

3遠く声と視線を飛ばす練習。
①座席を四つの班に机を付けさせる。
②班の上に画用紙のA・B・C・Dを立てる。
③対角線の記号に向かい、
 画用紙を見ながら作文を全文読む。
④読み終わった人から、
 AにいたらBに移動する。
⑤Bから対角線のDに向かい、
 視線を飛ばしながら全文読む。
※繰り返し。ほぼ全員が4場所で4回読んだ。

4付箋=自分から自分へ自己評価。
 付箋はいつも作文用紙の裏に糊付け。

■6コマ
1発表順確認。

2本番の「感想記入用紙」配布

3発表順確認と同時に、順番枠に苗字を書かせる。

4評価基準読み聞かせ。

5全員起立・全文音読・計時
 座ると傭兵が時間を言うのでメモ

6六人班で付箋5回目
コメント (2)
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国語サークル10月例会報告(編集転載)

2015-10-11 15:39:42 | 中高国語など指導案
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2015-10-11up
国語サークル10月例会報告(編集転載)
[以下、幹事のベテランX先生メール転載抄・いつも丁寧な長文を心底感謝しています] 
1,参加 9人
2,内容

(1)傭兵先生
①THEフラッシュカードの模擬授業
熟字訓、部首の手作りカードで授業をなさいました。
サイズはB5、横長、下辺に指がかかるため広く開ける、
文字は幅1.5センチ以上のゴシック体。手書きですよ!
イスに乗って、フラッシュする。
全体に目を届かせる、生徒全員からカードが見えるようとの配慮だ。
カードめくりは後ろから前へ。
紙は普通厚のケント紙。毎授業2~3分の指導で生徒は部首名をすべて覚えるという。
自分の過去を反省。
フラッシュカードを作ったことはあるものの、計画性なく発作的。
毎時間やることもなく、八つ切り画用紙を半裁して太字マジックで一回だけ書く。
当然線は不均一。字体も何もデタラメ。
傭兵先生のように、何度もマジックを往復させ
ゴシック体の文字をそろえて書くという根気は今の自分にはないなぁ。
でも、覚えさせたいことはたくさんあるなぁ。
PCとプリンターの利用を考えてみます。
熟字訓、部首、対義語、類義語etc。作成するべき分野は多くあります。
課題をいただきました。
ちなみに幼児教育でのフラッシュカードの効果に触れていらっしゃいましたが、
脳科学的に幼児は右脳の処理能力(?)が勝っているので、
フラッシュカードが効果的だと聞いたことがあります。
1枚0.数秒というめくり方で漢字を読んでいる幼稚園のビデオを見たことがあります。
     
②子規の短歌の模擬授業
「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る」
発問「薔薇は咲いていますか?」
つい大人の常識で「咲いていない」と答えてしまいますが、
中学生は割れるそうです。討論が仕組みやすい発問とのこと。
この発問,次に子規を扱ったときに使わせていただきます。

③描画指導の報告
星野富弘の椿の絵の模写。彩色はしていなかったが、
線画の段階で本当にお上手。
お手本の輪郭を1本ずつなぞり、同じ線を画用紙に描いていく。
使うのは細字油性ペン。
絵は描きたいけれど、素描が苦手な自分にとって、
目から鱗の描き方だと深く感動した次第です。
実物の写生にも応用できるのでしょうが、まず模写からというのがすごくいいですね。
小中高と「描き方」を教えてくれなかった美術科の先生は怠慢だったのか?
自分は当然描けるから、描けない生徒にどう教えたらいいのか分からなかったのか?
45年前にこのやり方を知っていたら、もう少しまともな絵が描けたのにな、
と思いました。

(3)H先生→傭兵先生から
O先生の算数の模擬授業の再現を試みる。
人の授業を再現するのって難しいです。
特に原授業者が優れた授業者であればあるほど難しいと思います。
授業記録を見ながら授業をしたとしても、再現は無理です。
以前よくA先生の授業記録をコピーしてノートに貼って授業をしましたが、
研究授業で拝見したA先生の授業とはほど遠い授業にしかなりませんでした。
直線で円を分割する時の直線の本数と分割された面の数との関係性を考えさせるという
非常に興味深い題材でした。
傭兵先生が途中でバトンタッチされ、まとめてくださいました。
O先生といえば、傭兵先生が常々「この人の特別支援の講座は一度は受けるべきだ」
と力説される方です。
私も過去、O先生の講座に参加したことがあります。
特にO先生の発達障害の児童役は恐ろしくて、
「あ、こんな生徒が教室にいたら、絶対いやだ!!」
と強く思ってしまうような凄さです。
近所で講座があったそうで、「行けばよかった」と、情報収集を怠ったことを反省しました。

3.次回ご案内
①日時 *** 
②場所 *****
ご参加を迷っていらっしゃる先生へ
手ぶらでも全然かまいません。
参加してA先生、傭兵先生、B先生のお話を聴くだけでも本を1冊読む以上の価値があります。
手ぶらですと言っても誰も非難しません。
かくいう私も度々何も用意せず参加しています。
もし、それでも気が引けるなら、昨日の授業で使ったという自作のプリントを、
最近発行した学級通信を増刷りしてお持ちください。
それはそれで大変勉強になります。
では、皆さまのご参加をお待ちしております。
行事すし詰めの旧2学期です。
お体大切に。
元気が一番です。
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終わった中学主張発表・授業で伸びて大成功

2015-10-09 19:47:57 | 中高国語など指導案
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2015-10-09
忘れていたが、先週中学生の主張発表会が終わった。
1、2年生とも最高の出来だった。
8人全員が、練習並みかそれ以上の実力を出した。

公立に比べれば少人数の舞台だが、なかなか全員成功という場合は少ない。
弊社に限れば伝え知る限り三十年間で最高レベルの発表会だったはずだ。

3年生もとても頑張った。
学校代表に決まった優秀な3年生が、終了アンケートに、
「緊張で吐きそうだった」
と書いた。
ガラスの心臓の僕も、豪胆に見える彼がそこまで、とはわからなかった。
「感じないのが幸せ」な人には当然わからない。

終了後耳に入った、大人の立ち話が面白い。
[2年の**さんが、あんなに立派に発表するなんて]
  ……その通りです。
     奇跡的、感激の発表でした。
 

[1年は、棒読みだった]
  ……恐れいります。
    あれが棒読みとは。
    教師の指導力には上には上があるのですね。
    この学校でも、過去公立でも一度も見たことはありませんが、
    今度の1年生を越える、ご自身の指導による生徒の事実を見せて欲しいと思いました。
[どの作文も、内容が学校の教育方針に合ってない]
  ……気づきませんでした。
    どうぞ次回は、これだ、という「見本作文」を書いて生徒に読んで上げてください。
[2年生のほうが良かったとも聞きましたが、やはり元々できる生徒にはかなわないのでしょうか]
  ……これは僕とある人の会話でして、はっきりお答えしました。
    「ちがいます。
     伸ばしたんです」

    意味がわかって頂けたかどうかは、わかりません。
    元々できた生徒もいますよ、2年生に二人だけ。
    でも、9月の授業で、指導して、クラス全員の話す力を伸ばしたんですよ。
    「授業する」って、そういうことですよね。
    ほっといて、こんなふうに教員以上の発表ができる生徒は生まれません。
    どれだけ、授業スキルと気力を使って指導したと思いますか。
    まあプロの先生ですから、分かって頂いてのお言葉とは思います。

五年前非常勤に雇って頂いたとき、偶然市内の国語科に知り合いがいました。
「**校は、二十年間、ダントツで***市中学主張発表会ビリでした」
いやあ。
それは、あまりよろしくないでしょう、と思いましたね。
だから、全力で中学3年生に教え、育てました。

同じ五年前、先週のように、中学生の主張発表会で校長先生が壇上で講評して下さいました。
「近くの公立の先生と飲むことがあるんですけど。
 つい最近も飲んだら、うちの学校は主張発表があまり上手じゃない、と聞きましてね。
 でも、今日の発表を見たら、今年はまあ他にも恥ずかしくない発表になると思いました」
いやあ。
校長先生のお耳にそんなお噂が入るとは、やっぱりあまりよろしくないでしょう。
だから、市の発表会前に、代表の3年生に全力で個別指導をしました。

そして、やはり五年前。
本校代表生徒は、市の主張発表会で、三十人弱の誰より優れた発表をした。
国語科の知り合いは言った。
「間違いなくいちばんでした。
 指導でこんなに変わるんですね。
 少し怖くなりました」

会場に他の公立中学校校長はずらりと見に来ていたから、証人は多い。

先週の中学生主張発表会は5年前を越えた。
僕は初めて中学生を持ち上がり、指導方法が安定した。
「言葉の発表」の比較・評価は難しい。
「話し方」の指導経験を積んだ国語科教諭にも難しいから、素人にはなおさらだ。
宝石を棒と言うのも無理はない。
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主張発表本番直前・体育館指導方法

2015-10-07 22:41:45 | 中高国語など指導案
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2015-10-07
十数人の主張発表代表中学生が決まる。
体育館本番の数日前の指導がある。
指導の責任者は若手のB教諭だ。
ある日、練習の最後に僕は割り込んで、生徒に言う。
「明日、B先生が流れを教えてくれるのは4時からです。
 その前に来たら、壇上で練習できる。

 そうじがあるなら、終わったら走って来なさい。
 練習時間は、自分でもぎ取るんだよっ。

 来たら、壇上の一番いい位置に立って、しゃべり始めろ。
 早く来てもぎ取れっ!
 
 みんなとても上手ですから。がんばってください」

それで、もう一度B教諭に返す。

温厚な僕が、体育祭や大舞台や大人数指導の前に体育会系ノヨウナモノに変わる。
毎年、生徒と教員が、人が違ったようだと驚く。
体育会系の指導に変えるのは簡単だ。
逆はできない。

ただの、スキルの違いだが、中には「単なる指導方法の幅」だと理解できない人もいる。
傭兵は、ヒトが変わるおかしなニンゲンだ、と思うらしい。
教育が、数十種類のスキル・技術で成り立っているのを知らないのだ。
哀れだ。
演技のプロ、舞台役者をどう思うのだろう。

B教諭には去年、本番直前の体育館指導を二、三日間たっぷり見せてある。
運良く今年も僕が中学授業を担当したから、
「去年見せたとおりに、やってみてください」
と言った。
B教諭は、去年僕の指導を見たあと言った。
「練習を見てるだけで泣きそうになりました」
こういうセンスを持つ人には、やらせなければもったいない。

翌日、僕は授業後すぐに体育館の鍵を開けた。
※他の教諭は担任がある。僕は非常勤でヒマだ。まあ非常勤は帰っていいんだけど。
4時まで30分近くある。
一人目に2年生の女子が来た。
すぐに壇上にあげて、
「真ん中に立て。思い切り。ヨーイ。ハイッ」
と読ませ始める。
彼女は暗記してきたので、読まずに語る。
「ストップ! 速い。ひと言ずつもっと切りなさい。
 聞いてなさい。
 (仮に)ゾウさん、ゾウさん、お鼻が長いのね。
 次。  ゾウさん。 ゾウさん。 お鼻が、長いのね。
 分かったか。よし。今のところから、ヨーイ。ハイッ」
「ゾウさん。 ゾウさん。 お鼻が、長いのね」
「それだっ。続きハイッ」「(女子完全に理解)」「そうだっ」

教室で二週間、たっぷり教えたのだ。
そこに、一味加える。
だから、あっという間に、変化する。

二人目に同じ2年生の女子が来た。
一人目の横に上がらせて読ませ始める。
「自分だけに集中しろ。ヨーイ、ハイッ。・・・弱い。もう一度。ハイッ。よし続けろ」

三人目、四人目が同時に来る。
前の二人は、全力で語り、読み続けている。
「あの、両側に分かれて上がりなさい。そうそう。いくぞ。
 自分だけに集中しろ。ヨーイ。ハイッ」


四時前に6人来た。
B教諭の指導に渡す前に、十数人密集させて言った。
「話し方は、全員うまいんですよ。
 選ばれたんですから。
 誰よりも練習したんですから。
 自信を持ってください。

 本番で、これを越えるためには、聞いてほしい、と思うことです。
 誰の作文にも、聞いてほしいことが書いてあります。
 うまい、へたじゃないんだよ。
 自分の言いたいことを、聞いてほしいと、強く思う人が成長するんだよっ!!!

 言いなさい。
 聞いてほしい」
「聞いてほしい(一年数人は素直だから小さな声で言う)」
「弱いだろ? 言いなさい! 聞いてほしい!」
「聞いてほしい」
「聞いてほしい!!」
「聞いてほしい!」
「聞いてほしいっ!!!」
「聞いてほしいっ!!!」
「そうだ。あとは、B先生の言う通り、練習しなさい


……国語科には、演劇部指導者・演劇指導のセミプロもいらっしゃるだろう。
この程度の指導を記事に? と思われるだろう。
「授業ブログ」ですので、どうぞご勘弁を。
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宮城県宮城郡利府町立青山小学校スタンダードで使って頂きました

2015-10-05 20:53:47 | 中高国語など指導案
2015-10-05up
青山スタンダード・原稿用紙の使い方

空の箱 原稿用紙の使い方


うーん。似ている。
でも。青山ってどこって、しかも”スタンダード”って……
あと、⑤かぎと読点、は、句点の間違いだから訂正したほうがよい。
真似ろというブログの意図だから文句ないけど、真似てスタンダードって……
さて。
宮城県宮城郡利府町立青山小学校青山スタンダードサイトの中に
<学習編・始まり終わりのあいさつ>
という項目がある。
「あいさつの仕方・させ方」を知っている教員が作ったのだろうか。
転職経験のある人が作ったのか。
かつ、サービス業でプロの接客法を習得した教員が作ったのか。
わかりません。
が、なぜか、ほぼ「語先後礼」の仕方が書いてある。

「ブログの意図」はですね。
新採用で困っている人のためにコピペはどうぞ、ということです。
「公立」学校の「原稿用紙の使い方・スタンダード」でそのまま使うって……
プロ???
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中学国語指導案・主張発表「書く力」「発表する力」評価項目

2015-09-29 22:14:12 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次 
2015-09-29up
中学国語指導案・主張発表「作文」「発表」評価項目
主張作文提出日と評価項目
[提出日] 2015年9月1日(火)・朝8:30・国語係などが・出席番号順に集める 
     → 放課後職員室国語の先生(   )へ
※1日遅れるごとに1点減点。
  最大マイナス4点。
※9月4日(金曜日)に完成していない人は、4日の放課後、教室に残して書かせ(写させ)ます。

<書 く 力>[評価25点満点] 
★3枚以内(1行もはみださない・収めるのも作文の力)

[禁止内容] 
下ネタ・残酷・法に触れる内容・誰かが嫌な思いをする内容(悪口など)=書き直しをさせます

E  =書かない・提出しない(0点)
D  =1行以上20行まで書いた(3点)
C  =21行以上39行まで書いた(5点)
    ★見本をそのまま視写する(写すのも大事な勉強)(5点)
B  =40行以上120行以下まで書いた(10点)
A  =B+優れた説得力・文章力がある(15点)
AA =A+特に優れた説得力・文章力(20点)
AAA=AA+心を打つほどの内容や文章力(25点)

<発表する力>[評価50点満点] 
★A=10点・B=5点・C=2点の予定:発表の様子を見て考慮する

1 声の大きさ A・B・C      
   [教室の後ろまではっきり聞こえる]

2 読む早さとなめらかさ A・B・C 
   [適切な速さでなめらかに読む] 

3 態度 A・B・C         
   [堂々として恥ずかしがらない] 

4 視線 A・B・C 
   [スミを押さえ全体に向かい話す]             
   [原稿だけ見ず聞く人に向かい話す]

5 説得力 A・B・C        
   [間(ま)の取り方・強弱のつけ方]             
   [テンポの変化せりふがある場合の言い方などの工夫]
以上<書く力><発表する力>評価項目2011年7月作成
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中学国語指導案・中学生主張発表どう評価するか2011

2015-09-20 19:14:18 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次 
2015-09-20再up
中学国語指導案・中学生主張発表どう評価するか2011
作成日20111013:
国語サークル提案で、どのような指導で主張が上達したのか、
という感想・質問が複数あった。
提案記事1回目に、指導内容が載っているが、少し付け足して一記事とする。

中学1・3年生共通・7月夏休み前
▲1▲評価項目「書く力」25点「発表する力」50点内容を読み聞かせた。

▲2▲見本作文、各学年3点ずつ読み聞かせた。

▲3▲作文枚数を限定した。
(400字詰め2枚以上、3枚以内。去年までは自由。
作文は短いほど難しい。字数を限定するほど作文力は身につくからだ)

▲4▲発表の見本を見せた。
 (「スミを押さえる」とはどういうことかを強調した。
  原稿だけを見ていては、相手に言いたいことが伝わらない。
  聴衆全員が「自分に向かって話してくれている」と感じるためのコツが、
  「スミを押さえる」
  ことだ。
  教室、集会室、体育館など会場や人数がどう違っても同じだ。
  自分から見て聴衆の、
  右後ろ、左後ろ、左前、右前の四人に順に
  「目を合わせながら」
  読む。
  プロなら、聴衆全員に100人でも500人でも一人0.2秒ずつ目を合わせながら話すという。
  だが、事実上初めて
  「聴かせるとはどういうことか」
  指導を受ける生徒にそこまで求めるのは無理だ。
  たとえ、機械的であってもやってみればわかる。
  スミを押さえて、原稿3枚を読むだけでも大変なことだ)
 
 (「聴かせる気持ちを伝える」声と表情を見せた。
  説得する、聴かせる、印象に残す、心を動かすためには「力強さ」が必要だ。
  声の強さ、視線の強さ、態度が毅然としていること、言葉に迷いがないことだ)

 (「スミを押さえる」
  「聴かせる気持ちを伝える」
  ことのどちらも、いくら方法を説明しても理解はできない。見本を見せるしかない。
  僕は見本作文「試練」を読み聞かせた。暗記はしていなかった。
  特に中学3年生は5人ほどが、手元の見本作文は一切見ずに、僕の顔と態度を見つめた。
  見つめたと言うより、僕の腹の中に食い込んでくる感覚だった。
  2分少しの原稿を読み終わって、僕はヘトヘトになった。
  「こんなに真剣に聞いてくれるとは思わなかった。
  二つ目の見本作文を同じ調子で読むことは、もうできない。勘弁してほしい」
  そう言って、残り二つの見本作文を読み聞かせた)
 
 (ブログの作文指導記事で度々書くが、「作文には必ず見本が必要」だ。
  優れた見本、目ざす高さを知らずに、良い作文を書けるはずがない。
  主張や発表も同じだ。
  教員が見本を見せなければ、世の中で他に見せられる人は誰もいない。
  アナウンサーはひどい。
  政治家はもっとひどい。
  教員の集会の話や、説明会での話、指導主事の講評などは残念だが見本にならない。
  たいてい、「えー、あー、うー」を二十回から百回くらい繰り返す。
  情熱も、間の工夫も、スミを押さえる技術も見ることはできない。
  講義や講習で、野口芳宏氏、大森修氏、大村はま氏の話を聞くなら良い。
  聞いていて体が震える講義だった。
  大村はま氏など、三十年近くたってもその立つ姿を忘れない。
  こういう話を、生徒に見本を見せる立場なら、年に一度は聞かなければならない。
  年に一度、野口先生のような話に出会う確率は非常に低い。
  だから、探し求めて通わなければならない。
  今の僕はしていない。反省している……でも、もう通うお金がないのです)

▲5▲「見本作文を視写して提出しても良い」こととした。
 「写すのも大事な勉強」と評価項目に強調して記入。
 (宿題代行業者についても、ブログの記事で強調した。
  ひどい話だが、ビジョンのない宿題が多量に出される現状を見ると、
  つけこまれるのもやむを得ない と思う瞬間もある。
  代行業者に400字一枚5000円も払って書いてもらい、1ミリも学力がつかないのに比べたら、
  「視写すること」
  は千倍価値がある。
  「写すのは大事な勉強」
  だと、写さなければできない生徒だけに伝えてはならない。
  クラス全体の前で力強く宣言しなければならない。
  写してきた生徒を、少しでもからかったり馬鹿にしたりしたら、僕が許さない。
  そうはっきり伝えることだ。
  それによって、本当に苦手な生徒は安心する。
  きちんと写して、締め切りの日時にちゃんと提出する。
  読む練習をたくさんして、クラス主張の日には、50点満点で40点前後取る生徒もいた。
  「書く力」と「発表する力」は全く異なる能力だ。
  書ける生徒は全力で、あるいはギリギリにやっと書く。
  どうしても書けない生徒は、丁寧に視写して提出する。
  それでよい。
  三年間、視写だけ続けても、原稿3枚以上の卒業文集を一発合格できるようになる)

▲6▲提出日・提出時刻・提出方法を具体的に記述・指示した。

▲7▲「評価項目」「提出日」「減点方法」を提出用作文用紙に印刷した。
 (書かない・提出しないのは「評価E」で0点、とはっきり明記する。
  「聞いてねえよ~」と決して言わせない。
  書かせる前に、評価項目と点数を伝えなければならない。
  これは、十年くらい前から始めた。
  指導は常に先手を打つ。
  今、僕が教えている生徒に、無視して書かない生徒も、暴言を吐く生徒もいない。
  だが、平常時、平和な時に、きちんと危機管理をしておくことだ。
  荒れ始めてから急に、「出さなかったら0点にするからな」と言い始めても遅い。
  そんなことを言い始めても提出はしないし、「ふっざけんなっ!」と罵られる。
  また、今回もいつも通り「一日遅れるごとに1点減点」とした。
  提出物はすべてそうしている。
  だが、主張は発表会に間に合わせなければならない。
  また、ズルズルと未提出の夏休み宿題を放置するのは、生徒になめられる。
  「この先生は、言ってもどうせ、やらせないのだ。平気じゃん」
  と思われる。
  これを続ける人は、授業でどんどん生徒の態度がダレていく。
  一時が万事だ。
  もとい。そこで、今年は初めてこう書いた。
  「一週間後に出さない人は、教室に残して書き終わるまで帰さない」
  中学1年生が一人、一週間後にギリギリ中途半端だが書き終わって出した。
  中学3年生が二人、一週間後に教室に残って書き、あるいは視写した。
  クラス全員が一週間後には提出を済ませた。
  その間の授業中の発表練習は、僕の見本作文を貸して使わせた)

▲8▲作文テーマを予想させた。
 (これは僕は軽く。どうせほとんどの生徒は夏休みにギリギリ考えるものだ。
  また、良く出来る生徒はすでに決めている。
  中学3年で組んでいる国語科教諭は、素晴らしいテーマ指導をなさった。
  図書室で十分に時間を使い調べさせた。僕には真似できない)

中学1年生・9月に計6回
■1回目・6日(火)
 1座席で2分間読み練習
 2コンビで一度ずつ交代読み・アドバイス
 3主張評価項目読み聞かせ
■2回目・7日(水)3校時
 1座席で1回読み練習
 2班内発表会
  ①一人立ち班員に1分間読み聞かせ・4班同時
  ②付箋にアドバイスを書き発表者に渡す
■3回目・7日(水)4校時
 1班内発表会・付箋にアドバイスを書き発表者に渡す40分間
■4回目・9日(金)
 1模擬発表会(全員)
  ①教卓前で一人30秒間だけ読む
  ②教師が[大きさ][早さ]だけそれぞれA・B・C即評・助言なし
  ③他の生徒全員は、花◎・◎・○・△・×記号と「ひことこアドバイス」記入
■5回目・12日(月)
 1班内発表会・付箋にアドバイスを書き発表者に渡す(一人2分間×6人)
■6回目・13日(火)
 1全員壁に向かいぐるりと立ち2分間壁に読む
 2教室真ん中の教師に向い3分間読む
 3座席でコンビ30秒ずつ交代読み・二つ褒める
 ★1年クラス主張発表会14日(水)3・4校時・24人全員(欠席1)

中学3年生・9月に計5回
■1回目・6日(火)3校時
 1主張評価項目読み聞かせ
 2座席で1回読み練習
 3コンビで一分間ずつ読み合いアドバイス
 4班内発表会(2人だけで終了)
  ①一人立ち班員に2分間読み聞かせ・4班同時
  ②付箋にアドバイスを書き発表者に渡す
■2回目・6日(火)4校時
 1班内発表会(3人目から6人全員まで・25分間)
  ①一人だけ立ち班員に1分間読み聞かせ・4班同時
  ②付箋にアドバイスを書き発表者に渡す
■3回目・7日(水)
 1模擬発表会①(14人まで)
  ①教卓前で一人30秒間だけ読む
  ②教師が[大きさ][早さ]だけそれぞれA・B・C即評・助言なし
  ③他の生徒全員は、花◎・◎・○・△・×記号と「ひとことアドバイス」記入
■4回目・9日(金)
 1模擬発表会②(残り9人)
  ①教卓前で一人30秒間だけ読む
  ②教師が[大きさ][早さ]だけそれぞれA・B・C即評・助言なし
  ③他の生徒全員は、花◎・◎・○・△・×記号と「ひとことアドバイス」記入
 2コンビ2分30秒間交代読み・アドバイス
■5回目・12日(月)
 1班内発表会(一人全文)
  ①一人だけ立ち班員に2分間読み聞かせ・4班同時
  ②付箋にアドバイスを書き発表者に渡す
 2クラス主張発表の順番決定(ジャンケン)
 3発声練習
 (かっきっくっけっこっこっこっ ぱっぴっぷっぺっぷっぷっぷっ)
 ★3年クラス主張発表会13日(火)3・4校時・21人
           14日(水)残り3人(欠席1)

以上が授業中の指導。
学年発表に選ばれた生徒は更に家で50回から80回程度練習している。
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中学国語指導案・「主張文発表会」指導 授業記録

2015-08-20 16:05:49 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次2015-08-20up
2014年9月2年生 授業記録
■1■ 3日
 ①9月1日に全員提出できたことを大いにほめたたえる。
 ②少し、夏休みのネタや熟語で頭の体操。
 ③主張発表練習
  (原稿返却)
 【作文の「学年・組・番号・初めの2行だけ」を読ませる指導】
  1 全員起立。
    教室でいちばん遠くの人を向く。
    ヨーイハイで一度言わせる。
  2 「まったく届かないので、もう一回。ヨーイハイ」
  3 同じ体勢で
    「30秒間で、何行目まで読めるか試します。学年から、ヨーイハイ」
    (着席。 「速すぎる」「聞こえない」などアドバイス)

 【30秒】・・・【以下すべて学年・組から繰り返し】
  4 座ったまま。
    「両手で原稿を持って。両足を床につけて。先生に向かって聞かせて下さい」
    「全員の口を見ています。30秒間。ヨーイハイ」

    (「聞こえた」「良いスピード」「目が合った」など、名前を読んで指摘)

 【30秒・2回見る】
  5 「今度は、30秒間で、先生の目を、2回見ます。構え。ヨーイハイ」
    (読んでいる途中でも、生徒の名前を呼び、**さん、何が良い! とどんどん言う)
    (個別に何人か、ほめちぎるアドバイス)

 【30秒・コンビの目を何回も見る】
  6 「コンビで向かい合う。何回相手の目を見られるか数える。先に読む人決める。
     ヨーイハイ。交代。ヨーイハイ」

 (原稿回収して終了・家で練習してくると言う生徒は集めない)


■2■ 4日
 すぐ練習開始・原稿返却 【変化のある繰り返しで 飽きずに習得】
 ①声を大きく出させる指導
  【クラス全員で】
  1 全員起立。教室の四方の壁沿いに、均等に立たせる。

  2 「壁や窓のほうを向きなさい。壁を通り抜ける声で。ヨーイハイ」
    2分間くらい。
    (シャワーのように激励しつづける)

  3 「今度は、全員、教室の真ん中を向きなさい。先生に向かって。ヨーイハイ」
    (個別に名前を呼びながら、シャワーのように褒め続ける)
    (声が聞こえる。口の形が見える。目が合う。顔が上がっている。もう少し紙を上げて)

  4 円陣を、半分に分けて、1分間ずつ聞かせ合う。

  【コンビで】
  5 着席させる。「言葉が聞こえやすかったか、○△×をあとで言います」
    コンビの一人が立ち、黒板に向かい、30秒間読む。ヨーイハイ。
    ○△×を言わせる。交代、起立。ヨーイハイ。○△×を言わせる。

  6 「コンビより大きな声で読めるように挑戦。全員起立。
     全員黒板向いたまま。ヨーイハイ」

    30秒間くらい読む。そこまで!

  7 着席。自分のほうが大きかったと思う人。よく分からない? じゃあ・・・

  8 「今度は、向かい合って。終ったら一言ずつほめてあげます。
     全員起立。向かい合って。構えて。ヨーイ、ハイ」

    30秒間くらい読む。そこまで!

  9 着席。交代にほめてあげます。どっちもがんばったから、大きな拍手。

  【4人チームで】
  10 4人班をその場で教師が決める。(元々決まっているクラスはその班で)
  11 「これから一人が立ちます。他の3人に聞かせてあげます。90秒間。
     終ったら、他の3人は必ず一つずつほめてあげます。今日は【ほめるだけ】です」

    (順番決めて。一人目起立。ヨーイハイ。ほめて。二人目起立……)
    (原稿回収)


■3■ 5日
 ①【クラス発表での「始め方」「終り方」指導】
   1 教師が見本を見せる。口で言っても眠くなるだけ。

   2 始め方
     =「B5版・中学生主張発表大会発表練習見本=教師配布済み」にあり。
    ★詳細は■4■にあり。
    ★次の生徒は、黒板はじあたりにイスを置き、座って待つ。

   3 終り方
     =①原稿を、片手で持って、下げる。
      ②全員の顔を堂々と見る。(スミを押さえる)
      ③「ありがとうございました」などの言葉は不要。(どうしても言いたい生徒は別)
      ④見たら、かっこよく礼をしてゆっくりと席へ戻る。
      ⑤教師「3分24秒。4番目、**くんです」
      ⑤間をおかず、次の生徒が教卓に立つ。教師の合図で始める。「どうぞ」など。
    ★教師は、できれば時間を計りましょう。学年発表会の時間の読みができます。

 ②【6人班で ポストイット指導】
   教師は「付箋」を買っておく。(又は学校で買ってもらっておく)
   6人で机をつけたら、各班の付箋係に、付箋一束を取りに来させる。
   付箋係は、いちいち付箋を班員に配る。
   順番を決め、一人2分間ずつ、立って、他の5人に聞いてもらう。
   「はじめ」と「おわり」は、教師が時間で一斉に切る。
   聞きながら、ほめる・どうすれば良くなるかアドバイス、を付箋に書く。
   発表者に付箋を渡す。
   「もらった付箋」は「ノートの新しいページ」又は「原稿用紙の裏」に貼りつけさせる。
   そのままだとはがれるので、セロテープやノリで補強させる。

   ★2分ずつで、ギリギリ6人終るかどうかです。絶対に全員発表させる工夫を。


■4■ 8日
【模擬発表会・全員教卓で】★26人で、ギリギリ滑り込み終了。
 ①仮の順番で、又は、前の時間までにクラス発表本番の順番が決められればその通りに。
 ②見本見せる。
  「待ち席から立つ」
  「教卓に立つ」
  「スミを押さえる」
  「氏名・タイトルは、紙を見ないで言う」
  「原稿を持つ」
  「最初の一文だけ読む」
  「原稿を下げる」
  「堂々と見る」
  「礼」
  「席に戻る」
  今日はこれだけです。
 ③どんどん、個別アドバイスする。
  紙の高さは顔が見えて、かつ、頭が下がらない。大きさ。速さ。視線。アドバイス&ほめる。


■5■ 9日
 ① 本番発表順決め。
 ② 成績に入るよ! 
   「発表評価項目読み合わせ」=原稿用紙に書いてある。

【全文読み練習】 ★まず、ポストイットをコンビに2枚配布。
 ③ コンビどちらか一人起立。全文を読む。(クラスの半分が起立している状態)
 ④ 教師は「はじめ」の合図で「計時」開始。
   読み終わった生徒は座り、
   同時に教師は見ていて「何分何秒!」と言い、
   その生徒は時間をメモ。
 ⑤ コンビの相手は、ポストイットを相手に渡す。
 ⑥ 半分の生徒が、着席と起立を交代。同様に、全文読む。
 ★ 去年はポストイットやらなかったが、あったほうがいい。ポスイは大好評で効果大!!!
 ★ 残り時間は軽く国語の勉強。



■6■ 10日
【6人班で ポストイット指導・2回目】
  同じ班のほうがよい。比べられるから。上達が自他共にわかる。

ここで文化祭連休

■7■ 17日(水)
「クラス主張発表発表会 1」 11人済み。
■8■ 18日(木)
「クラス主張発表発表会 2」 13人済み。
■9■ 22日(月)
 クラス主張発表大会「感想」記入。授業。
■10■ その次の授業
 主張発表クラス代表=学年発表会参加生徒発表 5人[理由も]
 授業に入る。

10月1日 中学2年生・学年主張発表発表会(代表10人)
      2・3校時/視聴覚室
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中学国語指導案・追試「連濁」の授業

2015-08-06 00:17:27 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次2015-08-06up
模擬授業実施日2015-08-01
河野博一氏実践の大幅書き換え追試/作成日2013-08-30 以下文責:傭兵


画像にしたのは、このように指導案を作っている、ということで。
作ったのは二年前で、やっと模擬授業するチャンスがあり見て頂きました。
国語サークルにて。
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勉強会例会6月報告・転載

2015-06-22 23:04:55 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次 ・ 記事一覧
2015-06-22up
勉強会例会6月報告・転載

■幹事Sさんの例会報告メールに傭兵が返信■
本日6日ぶりに出勤した、傭兵です。ちなみに、6月本日現在授業があったのは、7日間でした。
どうもならん。
幹事Sさんのわかりやすく、やわらかく、ワサビを添えた、サークル報告に感謝で いっぱいです。
お金を払いたいくらいです。
今日は来るかっ、と楽しみに帰宅しました。

rainさんのリードで、全員に作文を書かせて頂いたのは収穫でした。
みなさん、ものすごくうまい。
若い人は明解。ベテランには味付けがある。
僕は口ほどにもなく馬脚を現した。わかってます。
これなら「10分間見本書き」して「読み聞かせて」「生徒に書かせ」られる。
あとは「秀作2本を選び」「全員に美しい五重丸をつけ」返却する。
広まるかも。広まるといいな、と思いました。

rainさんの「モアイ」の発問は抜群に面白かったですね。
教師が理屈を作り、その通りのゴールへ導いていく。
同じような発問づくりはベテランでも出来ません。
でも、授業の流れは練習できる。
①発問・・・
②作業指示・・・
③生徒発言又は書く・・・
④答えをさばく
rainさんが「発問だけ」作って並べる。
メンバーが「どれか1問選び」
5分間だけ(10分間でもよい)、発問・作業指示・発言指示・さばき、を次々してみせる。
これなら、模擬授業を準備する時間のない、又は組み立てられない若手にもできる。
提案せず、聞いて帰るだけよりはるかにいい。
どうでしょう。

■■■引用ここから■■■
幹事Sさんの勉強会報告・抜粋
皆さま、こんにちは。勉強会連絡担当Sです。
さて、ご報告です。参加;14人

1 幹事S
枕草子の暗唱をパワポでやろうとしたが、
あまり上手くいかなかったのでどうしたらよいかの相談。
暗唱は次々出てくるより、次々消えていく方が効果がある。
rain先生より、一太郎のスライド機能を使って、
どんどん消えていく暗唱スライドの作り方を教えていただいた。
聞いただけではすぐ忘れるので近いうちに作ってみようと考えている。
できたらサークルにお持ちしますので、
またアドバイスをいただけたらと思います。
こういう機器を使った報告があるたび、話題になるのが、
各教室にPCが配備されているのに、
プロジェクターやスクリーンが配備されていない不便さです。
教師ごとに特別教室を持って、生徒が移動している形でもいいのですが。
セッティングが煩わしいのと、授業教室に運んでいく大変さがあります。

2 傭兵先生
作文の実践報告。
①評価する
傭兵先生の指導してらっしゃる4人の高校生の書いた作文。
それに1位から4位まで順位をつけました。
結果は見事にバラバラ。
これは傭兵先生の常に仰っていることですが、
国語科の教師だってこんなに評価がバラバラなんだから、
もっと気軽に作文を書かせて、
さっさと好きなように評価して返してやればいい、
ということ。
確かに一人ひとりに多くの観点を決めて評価していたら、時間ばかりかかります。
それだけで作文を書かせるのが億劫になります。そうすると書かせたくなくなります。
子どもは益々作文から遠のいてしまうわけで、作文が書けるようになどなりません。
②指導する
傭兵先生が生徒にアドバイスする点は二つ。
●「思います」は使うな
●一文を短くする
だけである。
これだけで、多くの生徒の作文は見事に引き締まる。
そして、褒めまくる。
こうして作文をどんどん書かせると、4回目には見事に作文が上手くなっている。
4回目急速上達の法則だそうだ。
③見本作文は必須……中学生になった想定で見本を書く。
実際に10分を取り、全員で見本作文を書いてみた。
それを音読し、傭兵先生が即評定する。
タイトルは「宿題は必要か」
皆さん、お上手である。
Hさんの作文など格調高い中にユーモアセンスが滲んでいて見事と言うほかないと感じた。
しかし、中学生が書いたという想定での作文であるので、難しいと評定でマイナスポイントとなる。
幹事Sはつい力が入ってしまい、
「宿題を出さなきゃいけないような授業しかできない教師が悪い」
などと大人の立場で書いてしまった。いけない、いけない。

3 rain先生
「モアイは語る」説明文指導。
教科書で十分音読指導をしてから、
原文CDから起こして長文の説明文教材をB4サイズ1枚に印刷して使用する。
構成を考えたり、問いと答えを概観するのに便利である。
説明文指導とは「論理」を学ばせる指導である。
論理とはある事実から正しく考えること。筋道立てて考えていくこと。
「モアイは語る」は論理を学ぶのに適したいい教材。
過日の傭兵先生の「流氷と私たちの暮らし」の読解のように、段落ごとに丁寧に読んでいく方法を模擬授業の形で見せてくださいました。
いつもrain先生の模擬授業を受けるといわゆる「あれども見えず」を問われていることに気づき、すごいなぁと思います。

4 S先生より(初参加)
短歌教材の扱い方についてご質問がありました。
現行教科書の短歌の選択や鑑賞文について多く疑問の声がありました。
馬場あき子さんは歌人としては素晴らしい人なのでしょうが、
書かれる鑑賞文は中学生に読ませるには難解すぎます。
しかし、次回の教科書も同じものを採録してあったので、少しガッカリしました。
俳句の宇陀喜代子さん(?)の文章の方がまだ分かりやすい。
多くの先生方からのアドバイス。
短歌の味わい方、読み方を教えるのに、教科書掲載のものに縛られる必要はない。
授業者の感性で選んだ短歌を自信を持って教えればいいのです。
短歌十二首も同様。便覧に掲載のものと差し替えればいいのではないか、という意見が
ありました。その通りだと思います。授業者が心から「この短歌いいなぁ。」としみじみ
感ずる短歌でなければ、生徒に短歌の良さなど伝えられるわけがありませんから。

長くなりました。この辺で報告を終えます。
■■■引用ここまで■■■
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