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2015-06-22up
中学国語指導案・星の花が降るころに・発問2題
[生徒感想]
1 最後には、先生の話で、やっぱどっちなのかなって思いました。
2 **くんは、お腹がいたくて発表をしなかったそうです。
明日、頭をなでなでして下さい。
3 今日もまたうそつきましたね。#
4 今日のような話し合いが私は大好きなので、ぜひまたやりたいです。
討論会もやりたいです。
5 みんなの意見を聞けてよかったです。
私は 待っていた と思います。
だって待ってなかったら むしするとおもいます。
6 絶対 Aです。
7 小学校の頃は お話はたんなる 事 だと思っていましたが
こんなにふかいんだな とおもいました。
(傭兵注:事 って、出来事とか作り事とかいうことかな?)
8 ほかの授業よりねむくなくて やる気がなぜかでてきた☆
発問1
「「私」は中学何年生ですか。1年生? なぜ?
理由が分かる8字を探して持って来なさい。ノーヒント」
わからんだろうと思ったら、すぐに男子一人が持ってきた。
正解だった。
「**君。天才だっ!!! なぜわかった。教えちゃダメだよ」
と言って力強い握手するのを、みんな見ている。
「ノートの隣りに、理由を書く練習をしてなさい」
なぜか、次々男子だけが持ってくる。
正解だ。
「++君・・・正解」
「やっっったっっっあ!」
大喜びで握手。
で、正解が次々続く。
「すごいな。このクラスは、天才クラスだ」
男子ばかりだったが、ものすごくおとなしい女子が正解。
「##さん、正解。女子いちばん」
あちこちで、生徒が固まり、出来ない生徒にヒントを出している。
時間で切って正解板書する。
「いやあ、びっくりしたよ。みんなよく出来て」
「先生、もっと難しい問題出して」
来た来た。
もっと難しくコール。
いい流れのときにこうなる。
発問2
「夏実だって、私から言いだすのをきっと待っているはずだ。
A待っていた B待っていなかった」
どちらか挙手させる。
時間をかける気はなかった。試験は一週間後だ。
「コンビのどちらか一人だけ意見を言いなさい」
ところが、あっという間に火が付いた。
根拠はすぐに15段落
「私が声をかけたのと、隣のクラスの子が夏実に話しかけたのが同時だった。夏実は一瞬とまどったような顔でこちらを見た後、隣の子に何か答えながら私からすっと顔を背けた。そして目の前を通り過ぎて行ってしまった。音のないこま送りの映像を見ているように、変に長く感じられた。」
に集中した。
大多数が「B待っていなかった」だった。
だが、4人目の発言で、論客Xさんが「A待っていた」側で見事に論じた。
すると、続いて3人が「A」側で発言した。
「Xさん。味方が増えたなあ。言ってみるもんだなあ」
と僕は言った。
[とまどった]
がキーワードになっていた。
指名なし発表が次々続く。
授業時間は終わりそうで、僕が割り込んだ。
「確かに、とまどいましたよ。
仲がぎくしゃくして「私」が初めて話しかけてきた。
夏実にとっても大事件でしょ。
でも、すっと顔を背けた。隣の子に待っててよ、って言わなかった。
だ・か・ら、B待ってなかった んですね。そうでしょ。
じゃあ、
A待っていた、の人。 (ハーイ)
B待っていなかったの人 (ハイハイハイハーイと男子)」
火は大きくなったまま時間が終わり、明日も続けると僕は言った。
休み時間に5人以上が教卓に群れて、待ってましたよ、待ってないよ、と言い合う。
討論はだからおもしろい。
2015-06-22up
中学国語指導案・星の花が降るころに・発問2題
[生徒感想]
1 最後には、先生の話で、やっぱどっちなのかなって思いました。
2 **くんは、お腹がいたくて発表をしなかったそうです。
明日、頭をなでなでして下さい。
3 今日もまたうそつきましたね。#
4 今日のような話し合いが私は大好きなので、ぜひまたやりたいです。
討論会もやりたいです。
5 みんなの意見を聞けてよかったです。
私は 待っていた と思います。
だって待ってなかったら むしするとおもいます。
6 絶対 Aです。
7 小学校の頃は お話はたんなる 事 だと思っていましたが
こんなにふかいんだな とおもいました。
(傭兵注:事 って、出来事とか作り事とかいうことかな?)
8 ほかの授業よりねむくなくて やる気がなぜかでてきた☆
発問1
「「私」は中学何年生ですか。1年生? なぜ?
理由が分かる8字を探して持って来なさい。ノーヒント」
わからんだろうと思ったら、すぐに男子一人が持ってきた。
正解だった。
「**君。天才だっ!!! なぜわかった。教えちゃダメだよ」
と言って力強い握手するのを、みんな見ている。
「ノートの隣りに、理由を書く練習をしてなさい」
なぜか、次々男子だけが持ってくる。
正解だ。
「++君・・・正解」
「やっっったっっっあ!」
大喜びで握手。
で、正解が次々続く。
「すごいな。このクラスは、天才クラスだ」
男子ばかりだったが、ものすごくおとなしい女子が正解。
「##さん、正解。女子いちばん」
あちこちで、生徒が固まり、出来ない生徒にヒントを出している。
時間で切って正解板書する。
「いやあ、びっくりしたよ。みんなよく出来て」
「先生、もっと難しい問題出して」
来た来た。
もっと難しくコール。
いい流れのときにこうなる。
発問2
「夏実だって、私から言いだすのをきっと待っているはずだ。
A待っていた B待っていなかった」
どちらか挙手させる。
時間をかける気はなかった。試験は一週間後だ。
「コンビのどちらか一人だけ意見を言いなさい」
ところが、あっという間に火が付いた。
根拠はすぐに15段落
「私が声をかけたのと、隣のクラスの子が夏実に話しかけたのが同時だった。夏実は一瞬とまどったような顔でこちらを見た後、隣の子に何か答えながら私からすっと顔を背けた。そして目の前を通り過ぎて行ってしまった。音のないこま送りの映像を見ているように、変に長く感じられた。」
に集中した。
大多数が「B待っていなかった」だった。
だが、4人目の発言で、論客Xさんが「A待っていた」側で見事に論じた。
すると、続いて3人が「A」側で発言した。
「Xさん。味方が増えたなあ。言ってみるもんだなあ」
と僕は言った。
[とまどった]
がキーワードになっていた。
指名なし発表が次々続く。
授業時間は終わりそうで、僕が割り込んだ。
「確かに、とまどいましたよ。
仲がぎくしゃくして「私」が初めて話しかけてきた。
夏実にとっても大事件でしょ。
でも、すっと顔を背けた。隣の子に待っててよ、って言わなかった。
だ・か・ら、B待ってなかった んですね。そうでしょ。
じゃあ、
A待っていた、の人。 (ハーイ)
B待っていなかったの人 (ハイハイハイハーイと男子)」
火は大きくなったまま時間が終わり、明日も続けると僕は言った。
休み時間に5人以上が教卓に群れて、待ってましたよ、待ってないよ、と言い合う。
討論はだからおもしろい。