ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2016-364  岩泉、予想以上の被害

2016年09月20日 | 日記
19日、台風10号で
グループホームで亡くなった方の一人が
かつての教え子の父親ではないかと不安をおもい
岩泉にむかった。

早坂トンネルを越えると目に飛び込んだのが
小本川の両岸がけずられ木々が倒れていたことだった。
近くの家が傾いていた。

小川地区は道路が川や集落より高い位置のため
被害が一望できた。
みんな土砂を掻きだしていた。ボランテアの姿も見えた。

岩泉町の中心地に着いた。
かつて住んでいた2階アパート1階が濁流が押し寄せたという。

スコップで土砂をかかいだしを少し手伝った。
大家さんが焦りの表情で仕事をしていた。
信じられなかった。中心部がこんな状態とは。
20日たっているのにまだまだ作業が続いている。
あちことに白い消石灰がまかれていた。

途中、乙茂のグループホームが見えた。
看板が横倒し。車がひっくり返っていた。
1階が濁流の飲まれた痕跡が痛々しかった。

中里地区。勤務していた学校ガラスがわれ壁がこわれていた。
近くの教え子の家に寄った。水洗いをしていた。8時過ぎあっという間に水が寄せてきたという。
2階に避難するしかなかったと。でも明るい表情で話してくれたのが救いだった。
中島地区。教え子の父親の家に着いた。
やはり犠牲になったのだった。あまりに早い出来事で仕方がなかったのではと。
9人全員天国に行ったのだと思うと少し涙を交えて語ってくれた。
中島地区も稲が倒れ家がほとんどが被害にあった地区だった。
無口で実直な方だった。ご冥福をお祈りし香典をおいて帰路についた。
コメント
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