今、マリオスにて倉本聰の世界展が公開されている。
上旬、本人の講演会があった。その日は混み合いそうなので
後で行った次第。
細かい点描がとそれに添えられた詩が味わい深かった。
北国に生きる我らにとって共感できる詩が多々あった。
秋
秋は木々たちの祭りの季節
老いも若きも
各々の絵の具でその葉を染め上げる
その祭典の終わりを告げるのは
森に舞い始める冬の使者 雪虫
木々は色彩を大地に放つ
灯
雪の山中 山あいに灯が一つ
時代にはじき出された
昭和の落武者の涙
輪廻
一本の楡の木がたおれ朽ち果てても
一頭の牡鹿が死んでも
時は昨日と同じようにめぐる
地上でもそして土の中でも
上旬、本人の講演会があった。その日は混み合いそうなので
後で行った次第。
細かい点描がとそれに添えられた詩が味わい深かった。
北国に生きる我らにとって共感できる詩が多々あった。
秋
秋は木々たちの祭りの季節
老いも若きも
各々の絵の具でその葉を染め上げる
その祭典の終わりを告げるのは
森に舞い始める冬の使者 雪虫
木々は色彩を大地に放つ
灯
雪の山中 山あいに灯が一つ
時代にはじき出された
昭和の落武者の涙
輪廻
一本の楡の木がたおれ朽ち果てても
一頭の牡鹿が死んでも
時は昨日と同じようにめぐる
地上でもそして土の中でも