ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2021-32 漂流ポスト

2021年03月29日 | 日記
震災で亡くした方々によりそい電話でつながろうとしているのが大槌町にある「風の電話」
それと同じように手紙でつながろうとしているのが陸前高田市にある「漂流ポスト」だ。

この漂流ポストを考案し設置したのが赤川さん。70才。多くの人の心を癒し繋がっているポスト。
そこを10年間前にボランティアで訪れた当時27才の清水さん。
その後、それをモチーフに短編ドキュメントを制作。世界へ発信。
その作品が2年前にフランスのニース国際映画祭で外国語短編部門で最優秀作品賞を35才で受賞する。

その作品の上映会と監督や赤川の対談がアイーナであった。参加者170名。
震災で犠牲になった親友との約束をはたすために漂流ポストを訪れた主人公が
ポスト設置者に背中を押されて新たな一歩を踏み出す姿が描かれていた。

カメラがポストに手紙を投函しようかどうしようか
ためらいながら葛藤模索しているシーンが2分30秒。が印象的だ。
実際に訪れた人がこのような姿が見られるのだという。
静かななかの共感を抱いた作品だった。若い制作者の良質の映画だった。

この日曜日ついに盛岡から宮古まで復興道路が完成。
2時間かかっていたのが1時間半で結ばれた。道路建設への関係者に感謝。
現役時代、毎週末往復していただけにこの道路の貴重さがよくわかる。












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021-31 ユニセフ設立記念、安田菜津紀さん講演

2021年03月28日 | 日記
昨日、会館にて県ユニセフ設立20周年の講演があった。
参加者190名。
講師は時々サンデーモーニングにコメンテーターとして出演している安田さん。
テーマは「世界のこどもたちと向き合って」
33才と若いのにぶれずにしっかりとした内容であった。上智大学卒。
既に16才から「国境なき子ども達」のレポーターとしてカンボジアで活動を始めていた。
東南アジアや中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材。
震災で被災にあった陸前高田市の病院の副院長が義父。義母はあの震災の犠牲になる。

高校生の時トラフィックチルドレンと呼ばれたカンボジアの子たち。
物乞いや物売りなど過酷な条件で働かせられている子たちの実態。
2011年、アラブの春、シリアで2000万の国民の半数が難民と化している。
そこでの悲惨な実態。を写真を通して話しておられた。
世界では8000万人の難民者。しかし日本ではたった44人しか難民としてうけいれていない現実。
多くの人に伝えることが必要だと熱く語っていました。

また不来方高校生の素敵なハーモニーで
いのちのうた、上を向いて歩こう、見上げてごらん夜の星を、
そしてシリア難民の方々も歌った心の鼓動。
胸に染みました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021-30 春間近にして、あれこれ

2021年03月26日 | 日記
1週間前、図書館帰りに高松の池を散策。
約130羽の白鳥が羽を休めていた。
今週になって気温が上昇。
あの白鳥も多くが北を目指して飛び立ったのだろうか。
いつもより1週間遅い高校の合格発表。
仕事先では近くの中学校の生徒が春休み中、報告に訪れていた。
心なしか進路が決まった中学生の表情は生き生きとしていた。

さて賛否両論巻き起こしたオリンピックの聖火が昨日、福島をスタートした。
これから4か月、何はともあれ五輪に向かって、コロナ感染が止まらないなか
がむしゃらに突き進んでいくのだろうか。希望と不安が同居している。

コロナ感染が宮城県で連日拡大。親族がいるだけに一抹の不安。
隣県でも山形県も急拡大。仙台との近さの違いの差なのか。
県内でも感染者600人が目前だ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021-29 春スキーを満喫

2021年03月23日 | 日記
昨日、久しぶりに郊外に雪が降った。
今朝はうっすらと雪、若干寒さを感じた。
明日からは気温も2けたと上昇予報。
幸い仕事も今日はなし。
スキーをやるなら今日しかない。
そこで今年度最後のスキー滑りに近くのスキー場へ。

スキー場は春休みに入ったせいか
思ったより多くのスキーヤーがおもいおもいに滑っていた。
スキー場は風もなく、快晴。
結構暖かく寒さを感じない快さ。春スキーならではだ。
第1リフト、から第2リフトを乗りついで第3リフトへ。
頂上から市街地がはっきり。
今の時期は樹氷はなく木々には蕾が見えていた。
雪質は湿っていたが滑るのは十分、ブッシュも見えず、滑りもいい。
滑り終わって、昼、スキーセンターで一休み。

気温はマイナス1℃。市内は9℃なので10度の差だ。
今日は最近の中では最もコンディションのよい日ですよ。と
スキー場の方が言っていた。

春スキーを満喫した1日だった。
でも、春スキー特有の重たい雪。
その後の太ももの筋肉痛は半端ではない。・・・








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021-28 絵本と歩む、わが人生 末盛千枝子氏講演

2021年03月21日 | 日記
3,11絵本プロジェクトいわてを震災時、立ち上げ
2~3週間で全国から集まった絵本が20万冊。それから10年間活動
ついにその活動を終えた。その代表であった。

今回の講演内容は自分の「半生と絵本」。場所はプロジェクト活動であった中央公民館。
末盛さんは大変おおらかで穏やかな雰囲気があるが、波乱万丈な半生を生きている。

彫刻家の舟越さんの長女。
当時子どもが8才と6才でNHK「夢であいましょう」等の企画をしていた夫が若くして突然死。
海外の絵本を翻訳し会社設立。美智子皇后の絵本など紹介。それ以降、親交がある。
子どもが25才の時に再婚。その長男がスポーツ事故で下半身付随。
そのあと東京から2010年岩手の松尾の彫刻家の父の舟越の別荘に移住。

その翌年震災でじっとしていられずプロジェクトを立ち上げたのであった。
それは、最初の夫の突然死の時「ぼくのパパなのにしんだ。」といって泣いた息子。
このことばがよみがえったというのです。
津波にあった子ども達とあの時の息子達の様子が重なったのでした。
あなたたちのことを思っている人がたくさんいるんだよということを伝えたくて立ち上げたのです。
これがマスコミでもとりあげられ全国から集まった20万冊。
私もその本の整理に一緒にお手伝いをしたものでした。物凄いほんの量でした。
それを被災地に届け、時に読み聞かせなど行ったプロジェクト。
この活動が10年続き終了したわけです。
たくさんの方の心に安らぎをもたらした活動ではなかったのではないでしょうか。
ごくろうさまでした。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする