ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-74 安比泊

2022年06月25日 | 日記
数年ぶりの八幡平の安比へ。よりによって今日は1日雨だった。
安比は国内有数のスキー場で知られる。
若い頃は毎年のように来てゴンドラに乗って頂上からスキー三昧楽しんだ場所だった。
勿論日帰りで来られる距離だ。
これまで、この黄色い三角屋根のホテルを利用したのは主にスキー以外でだった。
特に研修目的の時は開放感に浸れず、パソコンで深夜まで打ち込みをして
明日の提案文書作りをしていて折角の温泉もあまり記憶に残っていない味気ないものになっていた。

今回は全くの個人泊。ゆっくり湯船に浸り美味しい御馳走を味わった。
カニの食べ放題と売り込んでいたがカニの足を3回おかわりして満腹感。思ったより食べられないものだ。
宿の共通の別の棟温泉にいったら、函館からきた修学旅行の団体が利用していた。
コロナで3年ぶりとか。2泊3日で平泉を巡り花巻で1泊して盛岡でフリーの自由行動をし
次は青森でねぶたを見て帰るようだ。
盛岡の方々は親切に応対してくれ有難かったと引率の教師が話していた。
ここの露天風呂は結構広い。普通の3倍以上ある広さだった。しかも熱い。
(常磐ホテルは圧巻の広さだったが。)

冬はゲレンデのところを散歩がてら歩いてみた。また違った角度で眺められ面白いものだ。

コロナ以前は韓国、台湾、中国等の方々を結構見かけたものだったが
今回は県内のシニアの方々が多く客層の変化が感じられた安比泊だった。



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2022-73 野村万作・萬斎・裕基 狂言公演

2022年06月24日 | 日記
先日、野村親子の狂言公演を観劇。古典芸能は久しぶりだった。
狂言の前に石田幸雄氏から解説があった。
「10のメッセージがあるとすれば狂言は5つ位だ。
残りは参加者(みる側)が想像力を膨らましてみてほしい」と。
昔の言葉であるが、ある程度理解できると思うが
「ボーッとしてみればボーッと終わる。」というが言葉が全てを言い当ててる気がした。
狂言には世に尽くす人は出てこない。隣にゴミがあれば拾って片付けるのではなく
横に捨てるようなタイプでよけいなことはしないと。
横にある幕が上がるとスタート。すり足で真っ直ぐ歩くが山伏だけは足を上げて山道を歩く所作であると。
能舞台の所作の解説もして下さった。分かり易い解説だった。

「蝸牛」と「二人袴」を演じた。
蝸牛では山伏を野村萬斎が演じていた。
太郎冠者が長寿の薬という蝸牛(カタツムリ)を探してきたところ山伏を蝸牛と思い込む。
それならばと山伏は蝸牛になりすまし囃子言葉デンデンムシというを教え・・浮かれる様子をがよく表れていた。
二人袴は演じた日が誕生日で91歳という野村万作と孫の裕基23才が演じた。
さすがに声の張りなどは弱かったが、所作はすきがない万作氏の演技だった。

解説や休憩もあったりしたので実質は1時間10分ぐらいの狂言だった。
狂言はかつて庶民の娯楽として楽しむ存在だった。
今は古典芸能として教養として親しむようなスタンスに感じられた。

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2022-72 続プラン75を鑑賞して

2022年06月22日 | 日記
ある程度の年齢に達したら安楽死の選択について。
この映画が問うているのは何だろう。

この制作のきっかけは2010年に起きた
神奈川県の障害者施設内での殺傷事件だった。と
当時の犯人だった元施設職員だった彼は
「生きている価値がある人間とそうでない人間といる。
後者について手助けをした」と語っていたと記憶している。
優性思想の考えをいだいていたと。

今、社会的弱者を叩く風潮
コロナで禍で人間関係が希薄になり薄れる中で
より孤立していってないだろうか。

そんな社会に生きる主人公はもがきいきていくのだが
人の命を生産性で捉え、生産を生み出さない側は生きている価値がない。とにおわせていく。
一方、弱者側も住居探しでは「人に迷惑をかけたくない」と行政支援を拒み通す。
さすがに冬の深夜帯の外作業は過酷だ。
最後の食卓である、特上の寿司は切ない。

しかし、施設の中で最期の過程途中で目を覚まし、生き返るシーン。
太陽の光をあびながらもう無言でありながらも一度生きようとするシーン。は心をうち、安堵感に浸った。

この映画のテーマは人が生きることを全肯定する作品だった。








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2022-71 続プラン75

2022年06月21日 | 日記
前号から続いて
ストーリーは2025年、国会で可決 プラン75から始まった。
行政が動き出した。
市役所・人が集まる広場や集会場前等にプラン75ののぼり。
テレビでは高齢者の婦人が「入ってよかった。
生まれた時は自分で選択できないが死ぬ時ぐらいは自分で選びたいと。」話しているシーン。
まるで、生命保険や、不動産の売り込み程度の気楽な錯覚。深刻さが感じられないのだった。
そのテレビのコンセントを抜く人が。全てに受け入れられている訳でもないのが見える。
担当者から「審査は30分で。合同プランでお墓は共同墓地なら無料。
申し込むと10万円おります。すきなように使えますと。」
ホテル内で働く高齢者。倍賞千恵子扮するホテルのベッドメイク担当。
休憩時間の4人グループの会話。
子どもとも交流ないし、何かあったら困るから申し込もうと思うとその中の一人が。
ある日、その中のひとりが勤務中に倒れて病院へ。
そしてそのうち、彼女らへ何かあったら困るからと解雇通知。
突然なことで他の仕事もなかなか見つからない。
運悪く住んでいるアパートも建て替えで住居探しと重なる。
見つかったの部屋は家賃2年分先払いという条件提示。・・
小雪降る中、見つかったのは工事現場の交通整理の旗振り役。
さすがに体にこたえる。
友人と連絡がつかず、自宅を訪問すると・居間で突然死。・・
考えた末、ついに、決意をしてあのプラン75に申し込む。
何時でも変更は出来るというが・・
時々、電話で15分間お話ができるシステム、今でいうこと傾聴ボラみたいだが。
これを楽しみに若い相手に昔の若き頃の話をする。
特別にその相手に頼み亡くなった夫といったボーリング場で楽しむ。
そして最期の前日、特上の寿司を出前でとり・・
その日を迎えるのだった。

雄弁でもなく淡々と日常を生きている、どこにでもいるような主人公なのだった。










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2022-70 話題作plan75の鑑賞

2022年06月21日 | 日記
カンヌ国際映画祭にてカメラドール賞をとったプラン75を鑑賞した。
3年後の2025年の近未来を描いた作品だった。
社会学者の上野千鶴子氏がみたくない、(あってはならない)映画だ。と酷評。

なんといったらよいだろうか。
内容は75才になったら「死」も自分で選択できるという設定だ。

冒頭、一人の若者が猟銃で老人を殺害。
その後、自分も自殺する。これで世の中のためになっただろうかとつぶやいて。

日常的生活が映し出される。
78才の主人公がホテルでベッドシーツの交換。
その後、様々な出来事が展開されていく。(続く。)

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