ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-50 初めての茅葺き作業

2019年05月31日 | 日記
6月8日は恒例のチャグチャグ馬コ
この里、ならではの最大の行事である。
この馬は南部の曲がり屋で飼育されている。
南部の曲がり屋とは馬と共存する家の呼称だ。

この家の屋根の葺き替えの茅葺きの手伝いを頼まれたのだった。
西回りの屋根の一部を換えていた。はしごが乗っかかっていた。
百坪ぐらいの大きな家だ。
今、人手不足で1年でやるのはわずかで10分の1もやれないそうだ。

昨年の秋に刈り取った茅が倉庫に山積み。
その茅を束ねる作業だった。

茅とは月見に使うあのすすきのことなのだ。
月見のすすきは1mもないが(近頃はコンビニでも売っていた)
茅葺きのススキは2m以上もあるものだ。

これをせっせと束ねて2時間弱で終了。
昔は茅葺きの家を共同作業で一気に葺き替え、それが数十年持ったようだが
今は吹き替えの職人が不足。
全て葺き替えるのに30年ぐらいのスパンで毎年一部を換えているそうだ。
無形文化財、裏では大変な努力で維持していることを感じたものだった。

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2019-49 恵みの雨 

2019年05月31日 | 日記
4月の連休から始まった農作業
あれから1ヶ月。
毎日のように畑での作業をしてきた。
といっても丸々1日ではなく多くても4時間ぐらいだが。
こんなに5月が準備に忙しいとは思わなかった。
植え付けがおわった畑からは小さな芽がでて息吹を感じさせる。


特に田植えが終わった20日前後から
地温の関係で
夏野菜の苗の植え付けや種まきなどが始まる。
その前に
肥料や雑草よけのための黒マルチをはる作業をするのだ。

種まきなどしたらその後の水やりがかかせないのだ。
レタスは130植えて90苗ぐらい。40個は水不足で枯れてしまった。
今年は雨が少なく、早朝または日が沈む前に水やりがかかせない。
昨日ようやく雨が降った。
まさに恵みの雨だ。
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2019-48素敵な映画 、山懐に抱かれて

2019年05月26日 | 日記
酪農大家族のドキュメント映画

撮影は地元岩手テレビが作成し、なんと24年間に及ぶものだった。

吉塚公夫氏は千葉出身
東京農業大を出て田野畑村で山地酪農という理想の酪農をめざす。
理解者のあるよき伴侶をえ日々理想に向かい格闘している。

小学生の長男、長女を先頭に幼い子どもたちが全員で7人。
24年過ぎてそれぞれが自立していく様がみてとれる。

酪農を通して家族が成長していく感動的なヒューマンドラマだった。

入植してプレハブでの家でランプ生活が続く中、祖父の援助を受けて家を新築する。
自然と共に生きる家族。「大草原の家」を想起させる。
厳しい自然で生きる家族に難題が次々と立ちはだかる。

放牧をモットーにしている吉塚氏。
限りある乳量、20haの広さに応じた牛の数。
販売価格の調整。
1000mlの値段の安さの中で325円の設定。
それでもトラクターの油代が出せないと嘆く。
酪農の道のりは20年間で廃業が半数以上と厳しい現実。
100キロ離れた盛岡に田野畑牛乳を販売し続ける。
子どもたちは中学生で寄宿舎生活。
高校を出て北海道に2年間の酪農研修。
自立した子どもたちがそれぞれの酪農の姿を追い求め父とぶつかる。
牛の出産などや寒さの中でも放牧にこだわる父と休ませたい子の葛藤など。
全編、感動的なシーンの1時間45分だった。





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2019-47 今時の運動会

2019年05月25日 | 日記
全国的に熱中症が心配されるくらいの晴天。
運動会が各地で行われている。

私も放課後児童支援の仕事上の関係で
数年ぶりに運動会に参加した。

久しぶりの運動会をたっぷり楽しんだ1日だった。

開会式での運動会の歌、
応援団がリーダーになり、先頭に位置して、ひっぱる光景が
歌詞とマッチして壇上で指揮者がリードするより雰囲気がでてると感じた。

何より強く感じたのは男女混合チーム編成で競技をしていることだった。

低学年徒競走。
男女混合チーム編成。一所懸命走っている姿はいつみても微笑ましい。
女子がトップもいる。低学年は差がない。

ゴール寸前で転んだり、よそ見して走っていたり様々だ。

昼食後の伝統さんさは地域の特徴が出て楽しみの一つだ。
この地域の三本柳踊りはゆっくりとしたリズムで踊り、
その分ダイナミックさがでると優雅な踊り手となるようだ。
静止のポーズは右手を頭上に左手は前にした姿勢だった。


6年の借り物競走ではレースに参加してお手伝いした。
一緒に走った後、その6年からカードももらった。
お礼の一言が入っていた。きめ細かい気配りが感じられた。

綱引きでは4チームに分かれ、お助けチームが号令とともに走って
後方支援をしてお助けするという綱引きだった。

綱を引くだけでなく総力も必要な綱引きだ。チーム編成が左右する。
工夫があった。

運動会は地域の楽しみな行事でもある。
そしてその時代の反映でもある。

今年度の入学式は男女混合名簿だったようだ。
運動会を観ながらそのときの時代の変化を感じ取った1日でもあった。
















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2019-46 五月晴れ、田植え日より

2019年05月19日 | 日記
この週末、田植えだった。
この地域の多くが今週で、早いところは先週から田植えが行われていた。
天気は24度前後で五月晴れ、まさに田植え日よりだった。

金曜の朝と夕方に田んぼへ180箱の苗運び。

18日、土曜日
いよいよ田植えが始まった。
あちこちで田植えをする光景があり活気がある。
猫の手も借りたいほどだ。

午後になると暑く感じるほどだった。
前日に運んでおいた苗が
水分が少なくなってところどころ端っこが細くなってしまっていた。

田植機も故障もせず順調に稼働してどうにか1日目7時頃作業終了。

2日目の日曜日、8時30分から残りの2枚の田んぼへ。
今年の苗は厚めに巻いており苗が20箱残った。
結局1ヘクタールで160箱の苗を使用。

苗箱を洗い昼食。ようやく今年の田植えが終了した。

ほっとするする間もなく
午後からは畑に夏野菜の苗の植え付け。

なす20、ピーマン20,ししとう10,なんばん10,トマト20,
きゅうり16本植え付け。
夕方7時、今日の作業がようやく終了した。

田植えが終わったばかりの水田ではカエルの鳴き声が賑やかに聞こえてきた。











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