茨城県下妻市は東京から60km台(直線距離)のところにあります
。人口が約3万6000人なので市街地があまり大きくはありません。
以前、ITIの雑記帳では栃木県の県庁所在地である宇都宮市の中
心市街地の空洞化についてとりあげました。それに比べて規模が小
さく混雑が問題とならない街でも空洞化がじわじわと進んでいるこ
とに気付きました。
▲ 1990年代の下妻市中心部「伊勢甚ジャスコ」
伊勢甚という総合スーパーが「ジャスコ(会社名:イオン)」
と統合したものです。その後郊外に移転しました。
移転前:下妻市下妻29-1
↓
移転後:下妻市堀篭972-1「ジャスコ下妻店」
▲ 1990年代の下妻市中心部「カトーデンキ」
K’sのKは、カトーのKなのです。その後やはり郊外に移転
しました。
移転前:下妻市本城町2-30-?
↓
移転後:下妻市横根574-1「ケーズデンキ下妻パワフル館」
▲ 1990年代の下妻市中心部「セブンイレブン」
その後閉店しました。これは移転というよりも減少でしょうか
。近くのセブンイレブン下妻二高前店も閉店しています。
閉店前:下妻市下妻212
↓
その後何度か別のお店になっています
東京から数十kmですが、日本最大の都会もここまでは影響を与え
られないように感じられました。
「みち」はにぎわっていても、「まち」はにぎわっていません。下
妻市の市は、市場の市と共通するニュアンスがあるのですから、も
う少しお祭りの時に限らずにぎわいを感じさせてほしいものです。
下妻市に限らず日本全国の人口数万人の市にもそう思っています。