2007年のノーベル平和賞がアメリカ前副大統領のゴア氏と IPCC(気候変動に関する政府間パネル)に授与されることが発表さ れました。人間の活動による地球温暖化が懸念されるなか、 日本は京都議定書の目標に向けて二酸化炭素の排出を削減しようと しています。ですが2005年の排出量はバブルの頃の1990年と比べて も7.8%増えています。チームマイナス6%ではなくチームプラス6%が 現実的なキャンペーンになってしまっています。 非正社員の活用で人件費の削減に成果を挙げた日本の企業は (温暖化どころか就職氷河期)二酸化炭素の排出量の削減にも取り 組んでいるようです。そんな産業部門での取り組みの傍らで家庭や 運輸部門では排出量が増えています。 運輸部門での二酸化炭素排出量は日本国内でも地域によって差が あります。都道府県庁所在地の運輸部門の排出量をみてみると…。 環境省「地球温暖化対策とまちづくりに関する検討会」報告書より作成 人口100万人以上の都市は少ない傾向がみられ、最も少ない東京2 3区と最も多い水戸市とでは2倍以上の差があります。 人口数十万人の都市はばらつきがみられ、やや少ない松山市とやや 多い山形市とでは約1.5倍の差があります。 北関東に住むわたしは、 東京圏と北関東は数十kmの距離なのに価値観やライフスタイルが違 うのを気にかけていました。その違いが結果となってここに表れて きています。 二酸化炭素の排出権は1トンあたり2千円台で売買されていますの で、宇都宮市民の変化には数億円分の価値が…。
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