四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

城下町小幡さくら祭り 武者行列2013

2013年04月14日 | まつり・イベント


元和元年(1615)、天下を統一した徳川家康は、織田信長の次男信雄に大和国(奈良県)宇陀郡3万石と上野国(群馬県)甘楽郡小幡2万石を与えました。
以来、この小幡を信雄から始まり8代152年を小幡織田家が治めていました。
そんな城下町小幡において、本日4月14日、第29回城下町小幡さくら祭り「武者行列」が行われましたので見学に行ってきました。  
昨年の開催時は、桜がまだ蕾でしたが、今年は開花が早かったことから、葉桜の下の武者行列




武者行列の出陣場所は、復元された大名庭園「楽山園」(国指定名勝)
出陣に先だち記念写真を撮っていました




前日(13日)、甘楽町で行われた「第25回信長サミット」に参加した10自治体の首脳たちも出陣式に参加です
10自治体と織田家との繋がりを書くと長くなりますので、興味ある方はご自分で調べてみてください(ズルィ)




武者行列が出陣しました。みなさんカメラを向けています。その先には・・・




そうです。今回の特別ゲスト「和泉流二十世宗家和泉元彌」さん。宗家問題を始め色々と話題の人です。
関係団体は同人を宗家と認めていないそうですので、自称宗家という説も。そうは言え、人気あることには変わりありませんね。
ところで、この武者姿は誰を想定してでしょう。いやいや、ここ小幡のの武者行列は、織田信雄以外は誰も想定していませんし、
時代も無関係ですから(これ、私の勝手な解釈ですから)。まさかかつてNHKの大河ドラマで主役を演じた「北條時宗」なんて
ことはありませんよね。色々と失礼の段、平にご容赦を。




武者行列が桜並木までやってきました
総大将織田信雄公はやはり貫禄です。地元の方が扮しているようでした




今年の姫は、御輿に乗らず徒歩です 




武者・和泉元彌さんもやってきました
「元彌さーん」「元彌さーん」。沿道の両脇から声がかかります。その都度、声のかかった方を向いて手を振ったり、笑顔を振りまいたり・・・
中には「元彌ー」と呼び捨てにする者も。一緒にいた奥さんらしき人が、「元彌じゃなく、元彌さんでしょ」とたしなめていました。それでも笑顔の宗家・・・ 






手作り甲冑、自前甲冑隊(群馬甲冑愛好会メンバーが主かな?)の面々も次々と
先週見てきた或る武者行列や次の休日に行われる戦国合戦では、手作り・自前の甲冑での参加は認められません。その理由はわかる人には分かりますよね
でも、こうした自前甲冑隊の参加があるから祭りが派手に見えますし、これを見て喜んでいる方も大勢いますので・・・




武者行列の一行は小幡八幡宮へ。一部の武将らが祈願祭に参列し、他の武者たちは境内で待機
一般客は神社に上がれませんので、下から1枚。境内では、写真を撮ったり撮られたりで大賑わい 




特別ゲストの宗家も当然祈願祭に参列かと思いきや、陣幕(テント)の中でご休憩。昨年の特別ゲスト城之内早苗さんは祈願祭に参列したのに・・・  






祈願祭を終えて帰陣のための武者行列が出発しました




箕輪城からの応援は、同じ上野国(群馬県)繋がりでしょうか?




薙刀女武者も自前の方々・・・




馬上の武将は、群馬県の代議士らしいです。祖父、父が総理大臣をやりました。これ以上は言えません




赤いマントは、この祭りの主役である織田信雄の父・信長を連想してしまいます
そうそう。三つ鱗の旗印や、金の馬印は後北条氏の誰かを想定したものではないそうです
特定の武将を想定してしまうと、参加できる祭りが限られてしまうからだそうです。(直接、この中のおひとりに聞いてみましたので) 














この姫も輿に乗らず歩きでした






武者行列の帰陣地は、甘楽総合公園のお祭り広場。ここにも沢山の祭り客が






凱旋式が始まりました
火縄銃の演武やプロによる殺陣の披露もありました
ただ、この火縄銃は、**藩鉄砲隊とか◇◇城火縄銃隊と言った組織的なものではなく、ライフル協会の方々の演武だそうです






武将たちが陣に入りました  






三献の儀が執り行われ、最後に勝ちどきをあげて凱旋式・武者行列も無事終了  






この女性たちは?
御存じ、宗家の母君と姉上です






凱旋式が終わったステージの上では、「和泉元彌狂言トーク&室町歌謡~現代歌謡」と題して、洋服姿に変わった和泉元彌さんと
長姉和泉淳子さん、次姉三宅祥子(三宅藤九郎)3人によるトークショー  
  
毎回書いていますが、細かいことは気にせずに、「楽しければいい」そんな城下町小幡の武者行列でした

散策日:2013年(平成25年)4月1日(日)