名 称:塩古墳群(しおこふんぐん)
別 名:-
墳 形:前方後方墳・方墳・円墳
規 模:全長:約35m・高:前方部1.7m 後方部5.9m(1号墳)
全長:約30m・高:前方部2.2m 後方部5.5m(2号墳)
築 造:古墳時代前期(4世紀中葉~後半)
出土品:土器等
指 定:県指定史跡(名称:塩古墳群 昭和35年(1960)3月1日選定)
所在地:埼玉県熊谷市塩328ほか (旧大里郡江南町)
塩古墳群は7つの支群により構成され、第1支群に36基があり、うち21基が史跡指定の対象となって
います。
時期的には一番悪い時期に訪れたため、草が繁茂して墳形が隠れてしまっていたうえ歩くのも大変
ででした。
更に、古墳の数が多いことから、測量図(配置図)で1基ずつ位置を確認しながら、写真を撮りなが
らメモをして、後日、どの写真が何号基か分るようにしていたので時間もだいぶかかってしまいまし
た。1,2基ならこんな苦労もないのに。
県道11号(熊谷小川秩父線)を熊谷市街地方向から小川町方向に進行し、常安寺を過ぎて少しした
角に標柱が立っています。
標柱の建つ場所の県道に面した所に古い「塩古墳群」説明板 これでも十分に役に立ちます
標柱のある角を左折して道なりに進行すると杉林です この両側に古墳群が展開されています
史跡等に欠かせないのが石碑であったり石標であったりします これを見て史跡を実感します
逆光で文字が読まない真っ黒な状態でしたが画像処理をして何とか「塩古墳群」と読めるように
埼玉県指定史跡 塩 古 墳 群 所在地 熊谷市塩 塩古墳群は、滑川沖積地を望む比企丘陵北端の支丘上の山林内に分布しています。 この古墳群は、前方後方墳2基のほか、方墳26基・円墳8基が残されており、古墳時代前期 (4世紀中葉~後半)の土器等の遺物が出土しています。 主墳の2基はいずれも、前方後方墳で、北側の第1号墳は、全長約35m、高さは前方部で1. 7m後方部で5.9mを測り、長軸北20度西を示しています 南側の第2号墳は、全長約30m高さは前方部で2.2m、後方部で5.5mを測ります。 これらの古墳群は、極めて密集しており、保存状態も良好で、北武蔵地方の代表的な前期古墳 群として貴重なものです。 昭和35年3月1日埼玉県指定文化財となっています。 平成15年3月 熊谷市教育委員会 |
案内板では、前方後方墳2基・方墳26基・円墳8基の計36基の古墳が残されているとありますが、こ
の測量図では20基の位置が示されています(不足分はどこに?)
このうち33号墳についてはあまりの藪で探すのを途中で断念しました。
この「塩古墳群 ①」では、緑の枠線で囲った道路の東側部分の古墳について紹介しておきます。
位置の順に紹介すればよいのでしょうが、番号順での紹介とします。
第1支群1号墳(狸塚1号墳) 説明板の背後にあります
支群中最大の前方後方墳で古墳群のほぼ中央に位置している
同じく1号墳
第1支群2号墳(狸塚2号墳)
①号墳のすぐ南西に位置する前方後方墳
同じく2号墳
3号墳
3号墳の北側に見つけた基準点石標 【塩古墳群 基準点 NO1 江南町】とあります
てっきり1号墳の墳頂にあるのかと思い伸びた草を掻き分け掻き分けて探してみましたが見つかり
ませんでしたが、まさかここにあったとは。
4号墳
5号墳
6号墳
7号墳
8号墳
8号墳(左)と7号墳(右)
10号墳
11号墳
12号墳
12号墳の南側に見つけた2つ目の基準点石標 【塩古墳群 基準点 NO2 江南町】とあります
道路から古墳群(東側)を
散策日:令和2年(2020)6月20日(土)