「未知との遭遇」の他にも遭遇はある。
仕事にマジメで酒も博打もオナゴ遊びもせず、
会社と家の往復の人生。
可もなし不可もなしの妻と子供達。
あと幾年かで定年になるオッサン。
フッと何気なく入ってしまった店。
美女がいた。
衣服の面積は少ない。
普通の服を買えないくらい貧しいのか?
オッサンの服を脱がして、
ニコっと笑う。
何か・・・期待していいのかな?
イキナリ、
背中に衝撃が走る。
その瞬間、
オッサンの全感覚にも衝撃が走る。
こ、これが・・・悦楽かぁ!
「ムチとの遭遇」・・・・
森の中でワシは迷っていた。
目の前に小さな泉があった。
イキナリ、美女が・・・。
薄い布が濡れて、素肌に張りついている。
わぉ!ラッキー♪
「お前が落としたのは、金のオチか?」
いつも尻切れトンボの文章書きは首を振った。
「いいえ、め、滅相もございません」
結構、己を知っている・・・
「では、銀のオチか?」
ブンブン(首を振る音)
ゴクリ(美女の姿を見て、生唾を飲む音)
「お前は正直者だな。褒美をやろう」
そう言って、美女は光輝くオチを取り出した。
「これはクリスタルのオチだ。存分に使うがよい」
駄文書きのオッサンは、ヨダレを拭きながら受け取った。
こうして水上陽平の文章には、
時々クリスタルのオチが使われた。
だが・・・クリスタルが透明すぎて、
誰もオチに気づかなかった・・・。
「オチとの遭遇」だったのだが・・・
す、すんません・・・
今日は御筆先様がお休みしています。
有給休暇だそうです・・・。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」