槇原敬之さん作詞作曲でスマップの皆さんが歌った曲
「世界に一つだけの花」は皆さんもご存知と思います。
この曲は2002年に作られ、2003年にドラマの主題歌として
幅広く知れ渡りましたが、この曲を聴いたとき、
社会はまだまだ競争社会から脱していなかったので
このような曲が生まれことにびっくりしたのを覚えています。
特に歌詞の中にはファシリテーションに通じる言葉が
溢れていましたから♪
ナンバーワンにならなくていい!オンリーワンでいい!
という『思想』はファシリテーションの世界では当たり前でも
当時の社会常識とはまだ一致していない感じがしたのです。
私が『オンリーワン』という言葉を意志気して知ったのは、
今から20年ほど前のことです。
私が師匠と慕う新潟の清水義晴さんのプロフィールでした。
20代で父親の会社を引き継ぎ、地域のナンバー1ではなく
オンリー1を目指した・・・と書かれていました。
まだまだ社会は競争社会であったのに、
いち早くオンリー1を目指し、引き継いだ会社を発展させたのです。
私に『べてるの家』や『日本のファシリテーション』
『江戸しぐさ』を教えてくださったのも清水さんです。
その清水さんを表現する言葉として知った『オンリーワン』という
大切な言葉がテレビから流れていることに正直違和感を感じました。
それが昨晩のテレビで納得できました。
SONGSという番組で、槇原敬之さんのデビュー当時から今日に至るまで
どのようにして名曲が生まれたか?などについて語ってらしたのです。
そして、友人から「江戸しぐさ」を教えてもらって、とても共感し、
そういう曲を創りたいと思って生まれたのが
「世界にひとつだけの花」だったそうです。
だからこの曲には江戸しぐさやファシリテーションの心が
織り込まれていたのだと納得できました。
江戸しぐさの思想が伝わり、
そこから何かが生まれ伝わっていく・・・
普段決して見ることのない時間にNHKの番組を見たのも
このことを知ることができたのも
きっとファシリの神様の仕業だと思いました。
ファシリの神様 教えて頂いてありがとうございました♪