とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

「ハタチ基金」をご存じですか?

2012年04月02日 | とだ*やすこの活動日記
ハタチ基金をご存じですか?東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで、子どもたちのサポートを継続的におこなう期限付きの基金です。対象を絞った支援活動、「新しい公共」を支えるしくみです。

新聞記事で「大槌臨学舎」開校(2012年12月)を知り、運営母体のNPOカタリバに興味をもちました。今のわたしが被災地にできる直接的な支援は寄附。継続的に支援させていただける、信頼できる団体の、納得できる活動に、この一年間、思いをめぐらしていました。

1999年8月17日の「トルコ・コジャエリ大地震」の際には、たくさんの方のご協力を得て自宅でリサイクルバザーを行い、支援金を送りました(住民の方が覚えていてくださいました)。その貴重な経験から、「支援金がどのように使われるか」について、わたしはかなり慎重です。「お金」は魔物。浮足立たずに持続的な支援活動ができる活動を応援しなければなりません。

NPOカタリバのHPを見て、大槌町の放課後学校、コラボ・スクール「大槌臨学舎」への支援を決めていましたが、継続的な奨学金サポーター(毎月2,000円/2,500円/3,000円)は既に応募生徒数を上回る申し込みがあったそうで申し込みを終了されていました。素晴らしいです、「絆」はあります。

「絆」とは本来ひとりひとりが自ら探し、自分自身で結ぶものではないでしょうか。

さて、放課後学校「コラボ・スクール大槌臨学舎」は、仮設住宅や避難所などで暮らし、落ち着いて勉強する場所を失った子どもたちのための学校です。高校受験を控える中学3年生を対象に、集会場や中学校、お寺などを借りて、放課後に学習指導を行っておられ、被害にあって再開ができない現地の塾の講師などが指導にあたっておられます。「被災地の人が被災地の人と自立するしくみ」ここがこの活動の鍵です。

岩手県大槌町は、東日本大震災による津波と火災で大きな被害を受けた三陸沿岸の町で、住居倒壊率も高く、町庁舎が津波で崩壊しています。島本町の職員が現地で災害救助支援を行ったことから、支援するなら大槌町と決めていましたが、その活動支援を含む「ハタチ基金」に毎月10,000円寄付して「呼びかけ人」となります。

「ハタチ基金」は、日本財団に設置された支援基金で、0歳から20歳の子どもたちへ、NPOカタリバ、チャンス フォー チルドレン、トイボックス、フローレンス、この4つの団体がそれぞれの得意分野を活かして、子どもたちの年齢に合わせた支援を行っておられます。

子どもたちの学校外教育(つまり習い事もOK!)の機会を保障。南相馬市で発達障がいをもつ子ども達とそのご家族への支援と周囲の子ども達へのサポート。福島県内の放射能線量の影響で屋外で遊べない子どもたちのための屋内公園・プレイホールの設置。低所得家庭の中高生への学習支援・進路相談などの「新しい公共」。20年後の20歳の若たちと結ぶ未来への「絆」です。


画像は、3月11日「絆コンサート」の様子
島本町歴史文化資料館 主催:島本町教育委員会
心に沁みるピアノの弾き語りは
町内在住のシンガーソングライターKさん