とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

乳幼児医療助成を考える

2012年04月11日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
さて、表題の件。このブログにたいへん厳しいコメントをいただいています。島本町は働く親に最悪の自治体であると・・・

現在、わたしは、住民による「町政についての住民アンケート」の回答を集約入力しはじめていますが。実はここでも30代、40代、子育て世代の希望は「乳幼児医療助成の延長」です。自由意見に切実、素直な記述が少なからずあります。うかつにも「特に力を入れて欲しい施策」の選択肢に含んでいませんでした(=実行委員として作成の際に認識が及ばなかったこと大反省!)。

わたし自身は、基本、解熱剤は使わず、抗生物質も極力使用しない方針で育児をしてきました。具合が悪い時はとにかく身体を休ませることです。熱の下がった翌日は、身体が緩んでいるので安静にしていることも大事だそうです。西洋医学に著しく偏らない、薬に依存しない生活を理想としているので、基本的には子どものための医療助成、特に無料化には慎重というのが正直なところでした。

また、医療費の助成や健康保険制度がどのように不適切に、ときに決まりを逸脱して使われるかを身近にみてきたということもあります。しかし、乳幼児の医療費助成がどれだけありがたいものか、実はわたし自身、自らの経験から身に染みて知っているはずでした。長男が低体重児で生まれ、出産後すぐに多額の医療費がかかると医師に宣告されましたが、海外からの里帰り出産であったため健康保険に未加入でした。国内での医療費も会社が負担するといういう決定で精神的にも経済的にも救われました。

適切に医療を受け、適正に保険を活用することの大事さと、子育て支援の重要な施策として乳幼児医療費助成を行うこと、どちらも並行して実現していくことを考えるのが政治の役割です。若い世代の医療負担、お子さんに持病がある場合、仕事と育児を両立する場合に直面する現実、近隣自治体の現状などを総合的に考慮し、東洋医学的予防医学や漢方の効果に注目しはじめている国の方針を後押しつつ、島本町の子育て支援としての乳幼児医療助成の今後について、真剣に考えないといけない。いただいたコメントに背中を押されました。

すぐには、なにもかもはできない。辛いけれどこれが現実。しかしわたし自身の方向性は定まりました。財源という理由で議会のなかでも相当抵抗が大きい。痛みの分散が避けられない課題になっている行財政でも、相変わらず町長提案を追認する御用議員(?)の要望(土木関係や団体からの要望が多い印象)は通り、こういった要望には「財源を考えているのか?」となり実現が遠ざかる。子育て世代の要望、活動、発信を反映させることのできる感性をもった議員の数が必要です。若者の政治参画こそが要です。結局、これしかありません。


画像は、昨日の桜
ここがわたしの通勤路
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