島本町議会は平成25年度一般会計決算を反対多数で不認定としました。人びとの新しい歩み(戸田・平野)・関・外村・田中・共産党会派(河野・佐藤)が反対※敬称略。賛成したのは自民党と自民系会派と公明党。
反対の理由は会派、議員によってさまざまですが、戸田が不認定とした理由を引き続き記します。
高槻市へのパスポート時給事務の委託について。島本町は、平成25年度(2013年12月3日)パスポートの受給業務を高槻市に委託することについて調査検討を行いたいと、総合政策部島田部長名の文書で高槻市に申し入れました。
調査の結果、戸田は即座に委託は得策ではないと判断しました。担当職員と議論を重ね、正直、相当迷うことがありましたが、住民の目線で判断すれば島本町で行うべき、と心を決めました。
7月に島本町から正式に委託を依頼、9月の議会で島本町議会は、事務委託に関する協議について規約案を可決しました。戸田と平野議員、共産党(河野・佐藤議員)、外村議員が反対しました。
今回、パスポート発給事務の委託を、合併議論と合わせて考えることは敢えて避けましたが、将来ふりかえれば、ここがひとつの分岐点となる、とわたしは考えています。
そもそも、高槻市・島本町広域行政勉強会の事務連携ワーキングの目的が、広域行政の調査検討であるにも関わらず、なぜ、改めて調査検討の依頼文を提出しなければならなかったのか。今思えば、このことも理解できません。
文書で依頼したことにより議論を後戻りさせることができなくなってしまいました。町長並びに執行部に執行権があるとはいえ、政治判断を要する重要な案件の場合、議会における熟議が最終的に事が成就するに欠かせないプロセスと戸田は考えます。
本町と島本町民のために必要不可欠であると、島本町と島本町議会が判断したうえで、事務連携をお願いする文書をお届けするべきでした。なお、これについては、高槻市議会において委託に関する規約案を可決していただいた後、委託が成立することになります。
画像は、我が家の愛犬クッキー