とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

第一中学校のプール壁は安全ですか

2018年07月04日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
「第一中学校のプールの壁の危険性を認識されていますか?」とのお声をいただき現場を訪ねたのは6月18日の、地震の数日後のことでした。一定、安全性が確保されているとの認識はありましたが、種々、用があって現場確認ができていませんでした。

6月26日であったと記憶しています。その日の議会を終えて後、会派「人びとの新しい歩み」(戸田・中田議員)で教育委員会所属の一級建築士職員と応急危険度診断士職員と面談、図面と写真をもとに丁寧な説明を受けました。

一中のプール塀は正確にはブロック塀と呼ぶものではなく、鉄筋コンクリートの構造物(ブロック積みの壁と表現できるもの)であるとのことでした。
・地中梁(ちちゅうばり)がある ※地面との接点に鉄筋コンクリート造の梁
・約4.4㍍間隔に柱が配置されT型の柱に鉄筋が10数本入っている
・高さ3.75㍍ プールサイド面からは1.6㍍ 控え壁はない(構造上不要)
・高さの中央部分に大梁が横に入っている これより上の部分には長方形の柱になっている
・定着(コンクリートのなかに入っている鉄筋の長さ)の長さが36㌢と図面で確認できる

以上はすべて専門知識のない戸田のメモによるものですから、正確さについては若干の不安がありますが、目隠しや防音を目的に、後にブロックが積み足されたものではないことが図面によって確認できました。

ただ、近年行われたエレベーター増築工事の際、府の調査により既存不適格となったか否かは不明で、築年数も確認できないことから(プール建設時からあったと職員の記憶)、改修も含めた検討が必要ではないかと、とだ*やすこは考えます。

Facebook(SNS)に記事をUPしたところ、住民の方から親切なアドバイス等もいただきました。不安を抱いている方は多く、教育委員会への問い合わせも少なくなかったようです。

建築基準法に反していない=安全というわけではありません。まして安心できるものではないことは明白です。行政に瑕疵がないことと安全であることとは別の問題。引き続き注目していきます。

なお、町内公立小中学校で、ブロック塀のあるのは第一小学校です。3.2㍍ごとに控え壁が配置されているとのことで、こちらも一定の安全性は担保されているとわかりました。

通学路の危険個所については、25日、26日、府教委より配布されたコンクリートいブロック塀・積構造の塀のチェック表をもとに、先の技術系職員が町内を巡回チェックしています。取りまとめが行われているとのことです。

また、別途、都市計画課が主管となり、依頼があったところを中心に町域内で応急危険度判定も行われています。行政の仕事に行き届かない点が多くあると思われるのは理解できますが、万が一の災害の折、もっとも頼りになるのは基礎自治体の職員です。

引き続き、みなさんのお近くで「ここは危ないのでは?」と思われるところがあれば、情報をお知らせください。防災・減災まちづくり(ハード&ソフト)、災害に強いまちには、市民みんなの力が必要です。
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