とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

まち・ひと・しごと創生総合戦略、審議中

2015年12月07日 | とだ*やすこの町政報告
週末、土曜日、発達障害をさまざまな立場から、ともに学び、悩み、考え、行動する「橋本公開ゼミ」(バンビオ長岡)に参加しました。発達障害のお子さんをもつ保護者とやがて教師になる学生との対談「保護者が教師に望むこと」は、うなずいたり、涙ぐんだり、感動したりで、またとない貴重な体験でした。

発達障害、あるいはそうかもしれないという連続性のなかに、わたしたち一人一人がいます。かつてそういう概念がなかった時代に子どもだった、わたしたち大人の発達障害への理解も大きな課題です。参加した人は関心をもち続け、理解を深め、そして広げる責務を背負う、そういうアクティブな出会いに満ちた公開ゼミでした。

この日、いくつもの団体が集まって開催された「しまもと手づくり市」の会場も、可能な限り歩きました。もともと島本町にあった仏像(閻魔大王)のお話を聴きに、大山崎町のふるさとセンターでの講演にも参加しました。が、このとき島本センターに自転車を置き忘れて電車で移動してしまいました。

翌日は、朝から大阪水上隣保館・ゆりの礼拝堂でのアヴェマリアコンサート準備。議会前の週末、一般質問の通告を終えたばかり、なおかつ複数の催しを行ったり来たりで、前日まで覚えていたはずの町内一斉清掃を失念(反省)。疲れてしまっている頭を古楽器の調べが癒してくれました。

さて、島本町は今、国の予算を使って、地方版人口ビジョンと島本町まち・ひと・しごと創生総合戦略の素案を作成し、地域の産官学金労が連携した総合戦略推進組織としての審議会を設け、策定に向けて審議しています。本日、2回目の審議会を傍聴しました。

「総合戦略」は、「長期ビジョン」を踏まえて、2015年度を初年度とする今後5か年の政策目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめるものです。国が示す基本的な考え方は、人口減少と地域経済縮小の克服、まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立です。

人口ビジョン素案にある「人口推移と将来推計」によると、2010年からみて30年後の2040年の人口24,967人は、30年前の1980年・昭和55年とほぼ同数であり、これから30年かけて昭和55年の日本の人口規模にゆるやかに戻っていくということになります。

そのためにどうすればよいかという発想が必要なのであって、人口減少そのものをいたずらに嘆く必要はないとわたしは考えます。食料自給率からしても、人口規模はむしろゆるやかな減少を辿る方が理にかなっていると考えるからです。

しかしながら、人口の年齢分布が逆ピラミッドになると既存の制度が成り立たなくなるのは事実であり、若者、子ども、子育てに係る施策の充実を最重要課題とし、一方では、従前とは異なる国家予算の配分を市民自らから求めていく社会へと成熟していく必要があると考えます。

そのことを踏まえ、わたしは、本町の総合戦略素案に忌憚のない意見を述べました(議員対象の説明会の後、文書にて提出)。人口ビジョン案・総合戦略案は、来年2016年1月5日に公表され、1か月間、パブリックコメントが募集されます(2月3日まで)。

みなさんから寄せられた意見が審議会に示され、3月に最終審議が行われます。広報しまもと元旦号に注目し、ぜひご意見をお寄せください。



大阪水上隣保館・ゆりの礼拝堂
アヴェ・マリアコンサート
「古楽器の調べ」(主催:一小応援団なごみ)

ルネッサンス初期のフレスコ画模写「懐妊の聖母」
同時代の古楽器と清らかな歌に魅せられました
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