中将棋愛好家のための全国大会が、毎回、新年に開催されています。主催者は日本中将棋連盟、今年は第8回めで、中将棋の本場関西、大阪で行われました。一度拝見したいと思いながら、毎年出初式と重なっていることもあり諦めていました。
昨秋、島本町歴史文化資料館で行われた中将棋教室で、主催者の方から直々に案内チラシをいただいたこともあり、今年は思い切って大阪・福島にある関西将棋会館に行ってきました。対戦の邪魔にならないよう、後ろの方でそっと雰囲気を味わいました。
参加費は大人2,000円、中学生以下1,000円 (ルールブック付き)。Aクラスの競技が中将棋名人戦と称して行われ、優勝者には称号「中将棋名人」が授与されます。昨年、水無瀬神宮での公開対局に参加してくださった宮居正芳さん、第七期中将棋名人はここで誕生しました。
去年の水無瀬神宮公開対局で「読上げ」をしてくださった冨田哲也さん(日本中将棋連盟理事)が宮居名人に挑戦されていました。今年は、一昨年、水無瀬神宮で行われた初対局の勝者、神崎七段(昨年は解説)が2度目の挑戦により優勝されたそうです。みなさん、水無瀬神宮公開対局や歴史文化資料館での中将棋教室でお世話になった方ばかりです。
いただいた2012年版のルールブック(日本中将棋連盟発行)は、中将棋を取り巻く環境を知るのにたいへん参考になりました。江戸時代の文献によりルールを掘り起し、いまなお検討されているなど、尊い活動も知りました。武田穣会長が書かれた「はじめに」には、島本町での取り組みが紹介されています。将棋のプロの中にも中将棋を楽しむ方が増えてきているとのこと、島本町での一連の取り組みがひとつのきっかけを提供できたとすれば、光栄で意義あることと思います。
遊戯人口の減少に歯止めがかからなかった中将棋、しかしながらインターネット上で情報交換、対戦が行われ、愛好家の間で地味で熱い活動が行われているとを知り、これだ!と思い、中将棋を無形文化財ととらえて水無瀬駒ゆかりの地で復興できないかと考えていました。議員になって以来、いつか必ずと、わたしは夢を抱いていました。実現しました。機が熟していたといえます。
さて、今回、初心者も参加できるBクラスの対戦に、小学生と思われるお子さんが一人、女性が一人参加されていました。和歌山から来られた方とお話する機会に恵まれ、なんと、昨年の水無瀬神宮公開対局に来てくださっていたと知りました。そのときはじめて中将棋というものを知り、以来、ルールブック片手に指し方を習得、今日、はじめて大会に参加されたというのです。感激しました。
近い将来、島本町歴史文化資料館での中将棋全国大会開催が可能か・・・連盟のご意向を尊重しつつ、慎重に考えます。同時に、近江神宮にカルタの大会があるように、水無瀬駒ゆかりの水無瀬神宮の中将棋公開対局があってもいいじゃないか!の思いで、水無瀬神宮での公開対局存続をめざします。
奇しくも今年の競技かるた名人位(第58期!)クィーン位(第56期!)決定戦の模様が今朝の朝刊に載っていました。例年同様、今年もカラーで紹介されています。水無瀬神宮の公開対局はまだたったの2回、結果を急がず、続けることです。
そのためになにをすればよいのか、今日、多くのヒントとひらめきを得ました。同時に、安易な発想やイベント化で、愛好家のみなさんの地道で尊い活動、愉しみに横槍を入れるようなことがあってはいけないと心しました。この点、神崎七段も同じ思いを抱いておられます。
愛好家のみなさんの活動を尊重しつつ、島本町、水無瀬神宮でなにができるかをバランスよく考える必要があると肝に銘じました。お邪魔してよかった。指す方あっての中将棋です。
画像は、大山康晴15世名人の肖像画
会場となった関西将棋会館の多目的ホール入り口に掲げられています
中将棋の普及にも力を注がれ、その衰退を危惧されていたそうです
昨秋、島本町歴史文化資料館で行われた中将棋教室で、主催者の方から直々に案内チラシをいただいたこともあり、今年は思い切って大阪・福島にある関西将棋会館に行ってきました。対戦の邪魔にならないよう、後ろの方でそっと雰囲気を味わいました。
参加費は大人2,000円、中学生以下1,000円 (ルールブック付き)。Aクラスの競技が中将棋名人戦と称して行われ、優勝者には称号「中将棋名人」が授与されます。昨年、水無瀬神宮での公開対局に参加してくださった宮居正芳さん、第七期中将棋名人はここで誕生しました。
去年の水無瀬神宮公開対局で「読上げ」をしてくださった冨田哲也さん(日本中将棋連盟理事)が宮居名人に挑戦されていました。今年は、一昨年、水無瀬神宮で行われた初対局の勝者、神崎七段(昨年は解説)が2度目の挑戦により優勝されたそうです。みなさん、水無瀬神宮公開対局や歴史文化資料館での中将棋教室でお世話になった方ばかりです。
いただいた2012年版のルールブック(日本中将棋連盟発行)は、中将棋を取り巻く環境を知るのにたいへん参考になりました。江戸時代の文献によりルールを掘り起し、いまなお検討されているなど、尊い活動も知りました。武田穣会長が書かれた「はじめに」には、島本町での取り組みが紹介されています。将棋のプロの中にも中将棋を楽しむ方が増えてきているとのこと、島本町での一連の取り組みがひとつのきっかけを提供できたとすれば、光栄で意義あることと思います。
遊戯人口の減少に歯止めがかからなかった中将棋、しかしながらインターネット上で情報交換、対戦が行われ、愛好家の間で地味で熱い活動が行われているとを知り、これだ!と思い、中将棋を無形文化財ととらえて水無瀬駒ゆかりの地で復興できないかと考えていました。議員になって以来、いつか必ずと、わたしは夢を抱いていました。実現しました。機が熟していたといえます。
さて、今回、初心者も参加できるBクラスの対戦に、小学生と思われるお子さんが一人、女性が一人参加されていました。和歌山から来られた方とお話する機会に恵まれ、なんと、昨年の水無瀬神宮公開対局に来てくださっていたと知りました。そのときはじめて中将棋というものを知り、以来、ルールブック片手に指し方を習得、今日、はじめて大会に参加されたというのです。感激しました。
近い将来、島本町歴史文化資料館での中将棋全国大会開催が可能か・・・連盟のご意向を尊重しつつ、慎重に考えます。同時に、近江神宮にカルタの大会があるように、水無瀬駒ゆかりの水無瀬神宮の中将棋公開対局があってもいいじゃないか!の思いで、水無瀬神宮での公開対局存続をめざします。
奇しくも今年の競技かるた名人位(第58期!)クィーン位(第56期!)決定戦の模様が今朝の朝刊に載っていました。例年同様、今年もカラーで紹介されています。水無瀬神宮の公開対局はまだたったの2回、結果を急がず、続けることです。
そのためになにをすればよいのか、今日、多くのヒントとひらめきを得ました。同時に、安易な発想やイベント化で、愛好家のみなさんの地道で尊い活動、愉しみに横槍を入れるようなことがあってはいけないと心しました。この点、神崎七段も同じ思いを抱いておられます。
愛好家のみなさんの活動を尊重しつつ、島本町、水無瀬神宮でなにができるかをバランスよく考える必要があると肝に銘じました。お邪魔してよかった。指す方あっての中将棋です。
画像は、大山康晴15世名人の肖像画
会場となった関西将棋会館の多目的ホール入り口に掲げられています
中将棋の普及にも力を注がれ、その衰退を危惧されていたそうです