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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

大阪府の教育大丈夫?

2011年06月02日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
「大阪府で子どもを育てるの、不安に思っている方、多いですよ」とのお声をいただきました。「君が代起立条例案」を心配されてのお声です。

大阪府の橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が府議会に提出した「君が代起立条例案」が、今日教育常任委員会で審議入りし、自民・公明からも異論が相次いだと報道されています。しかし、なにせ府議会で過半数を占めているのですから、明日の本会議で可決、成立する可能性は非常に高いといえます。許しがたいことです。

恐れていたことが、さっそくに起こっています。大阪10区で維新の会の候補者に投票した人もそうでなかった人も、4月の選挙を思い出してみてください。議会の過半数を占めてまで実現したかったことの第一弾が「君が代起立条例」だなんて、投票するとき、いったい誰が考えました?

維新の会は公約で、君が代や日の丸について触れていましたか?公約にあったのは、中学校の学校給食の実現(各自治体の現状を考慮しないもの。受け狙いの印象大)ではなかったでしょうか?いま、なぜ、君が代・日の丸なのか・・・理解できません。

首長の個人的な「強い思い」を実現するため、強引に出された議案であっても、2元代表制(地方自治体では首長も議員もともに直接有権者に選ばれ、どちらも市民の代表)のもと、議会が本来の監視機能を働かせることができれば「待った!」をかけることが可能です。本来、これが健全なあり方です。

橋下知事が自ら代表を務める地域政党が過半数を占めてしまった大阪府では、行政側から出された議案は、自公民・共産などがすべて異議を唱えたとしても、どこ吹く風で意のままに通る土壌ができてしてしまっています。これをスピード感溢れる政治、リーダシップが発揮できる政治家と、民意が歓迎しました。非常に怖いことです。

日の丸・君が代そのものには、わたしは、基本的に、特に反対はしていません。さりとて国歌・国旗として敬意を表し、崇拝することもありません。卒業式、入学式では起立します。けれども君が代の歌詞にある「苔むす」という日本人の「動こうとしない感覚」「じめっと耐え忍ぶ価値観」がどうしても受け入れられず、子どもたちの前で歌う気になれません。

なにより、起立しない保護者や教師の存在こそが、実は、多様性を認め、他人の意見を尊重するという教育理念そのもの、とわたしは考えています。起立しない人を責めない、異端視しない。当然ながら「起立するわたし」を否定されることも、避難されることも拒みます。

日の丸は旗、君が代は歌。対象がなんであれ、偶像崇拝を強いる社会は住みにくく危険です。学校教育の現場には、日の丸・君が代はなくてもよいと考えます。あったとしても(実際に島本町では既に卒業式、入学式で掲揚)それならば起立、斉唱を義務付ける必要などありません。義務付けてはいけない。

公権力の介入による思想教育を容認することになるからです。

画像は、ご近所の庭のアジサイ
今日、午前中は年長者学級の傍聴見学
午後は、役場で資料準備、ヒアリング、情報公開請求
6月・9月議会を視野に入れての活動です

雨上がりには、しまもと広域行政・合併問題学習会のビラ配りも
夜は、メール送受信とブログ更新

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