昨日もVHSのDVD化作業。
実は最後まで手がつけられなかったのが、小樽を舞台にした大林宣彦監督のこの映画「はるか、ノスタルジィ」だったのです。
なんせ165分もの大作。リアルタイムでの作業になりますから、ちょっとした覚悟がないとなかなか手が出せなかったというのが実情…。
でもね、やっぱり見始めるとこの世界に引き込まれてしまう。
とにかく哀しいのです。もちろん、映画であり物語であり、寓話である。だけど、人はみんな無意識のうちにか、はたまた意識的に封印してしまった哀しい思い出というものを背負って生きている。そりゃ映画の中のような極端な過去ではないにせよ、そんな人々の持つそれぞれの哀しみ、そしてドラマを思いおこさせられてしまうのがこの作品なんだろうな…と。
結局この映画の持つメッセージというのは難解で、いろんな解釈があるんだろうけど、そんな過去を背負って生きるのも人間、それはそれで良いのではないか、みんなそうなんだから…という人生の肯定を感じたんですけど、どうなんでしょうかね。
大林宣彦作品って、子供だまし的な演出や、敢えてやっているのであろうチープな合成映像とかがあって、好き嫌いはいろいろあるようですけど、ファンタジックでノスタルジー溢れる映像表現は唯一無二の世界。小生の人生には欠かすことができない映画は、やはり大林作品なのは間違いありません。
ちなみに監督の最新作は…これになるんですかねぇ。
今日の通勤音楽
DANCER / 是方博邦
CULTURE CHAMELEON / KENJI SANO
実は最後まで手がつけられなかったのが、小樽を舞台にした大林宣彦監督のこの映画「はるか、ノスタルジィ」だったのです。
なんせ165分もの大作。リアルタイムでの作業になりますから、ちょっとした覚悟がないとなかなか手が出せなかったというのが実情…。
でもね、やっぱり見始めるとこの世界に引き込まれてしまう。
とにかく哀しいのです。もちろん、映画であり物語であり、寓話である。だけど、人はみんな無意識のうちにか、はたまた意識的に封印してしまった哀しい思い出というものを背負って生きている。そりゃ映画の中のような極端な過去ではないにせよ、そんな人々の持つそれぞれの哀しみ、そしてドラマを思いおこさせられてしまうのがこの作品なんだろうな…と。
結局この映画の持つメッセージというのは難解で、いろんな解釈があるんだろうけど、そんな過去を背負って生きるのも人間、それはそれで良いのではないか、みんなそうなんだから…という人生の肯定を感じたんですけど、どうなんでしょうかね。
大林宣彦作品って、子供だまし的な演出や、敢えてやっているのであろうチープな合成映像とかがあって、好き嫌いはいろいろあるようですけど、ファンタジックでノスタルジー溢れる映像表現は唯一無二の世界。小生の人生には欠かすことができない映画は、やはり大林作品なのは間違いありません。
ちなみに監督の最新作は…これになるんですかねぇ。
今日の通勤音楽
DANCER / 是方博邦
CULTURE CHAMELEON / KENJI SANO