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私はもう20年ぐらい大学の門をくぐってない。そんな私が、建築学科の学生の為に一肌脱ぐことになったのには伏線があった。今年の2月に研究室のOB会が新潟で開かれた。単純に先生方、同期、先輩後輩に会いたいなぁと思って参加したOB会。それを皮切りに、Facebook上で先生方、同期、先輩後輩と交流も始めた。
私の大学では、2年生の夏休み課題に模型作りが出される。20数年前、もちろん私も作った。今年はOBの面々の住宅作品を作る企画で私にも声がかかった。無論断る理由は無く、二つ返事で快諾。そして来月の事務所見学、作品見学となった。
今の学生は、我々の頃と比べテクニックは格段にレベルアップしている。これは疑う余地は全く無い。しかし、テクニックだけではいい建築は創造出来ない。テクニックを使う前の、空間構成力等々のブラッシュアップが必要だろう。
大学での勉強と実際の仕事のギャップは必ずやある。彼らに授業で習うような建築論は教えられないが、実践上の建築論はいくらでも語れるはずだ。見学を通して、そんなことを語ってあげたいと思っている。彼らにその気があればの話だが…。
どんな見学会になるのか…、今から楽しみである。