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試験会場の学校までは、私が車で送る係り。仲のいい友達も一緒に乗せて行く。友達の家の前まで着くと、持っていくカバンが違うとてんやわんや。5~10分のロスタイムで学校に到着。時間にはまだ1時間も余裕があったが、自分の中学では到着が一番遅かったらしい。
そんな娘を尻目に親父は事務所に戻り仕事に没頭。夕方に娘のことを思い出し、外出先から洋菓子屋に向かった。中3になってから志望校を絞り、夜遅くまで頑張ってきた娘に、ささやかなプレゼントを購入。併願の私立高校の受験が終わり、第一関門をクリア(クリアしたかは未だわからないが…)したご褒美だ。
仕事を終え帰宅するや、娘に手応えを聞くと、恥ずかしながらうっすらと笑を浮かべた。その笑顔が全てを語っていた。親父は一安心。ただ、第一志望は私立高校ではない。もうひとつの山が一番の目標。
まあ、今日のところはゆっくりご褒美のケーキでも食べて、明日から大きい山を動かすために頑張れ。そんな気持ちでケーキを頬張る娘を、ビールを飲みながら見ていた親父であった。
戦いはまだ続く…。