徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

一転、参加への背景

2012-09-05 08:48:05 | 愛しき野球おバカ達
 一転しての参加表明だった。昨日、労組日本プロ野球選手会の新井貴浩会長がWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)への参加を発表した。新井会長は「不参加の撤回」と表現したが、事実上の「参加」表明。何故、選手会は「不参加」から「参加」と転換していったのか。

    

 そもそも、野球の世界的な規模の団体は「IBAF(国際野球連盟)」という組織がある。あまり馴染みのないこの組織が、世界的な大会を開催していないことが原因と言ってもいいだろう。

 WBCの開催はMLBI(メジャー・リーグ・ベースボール・インク)なるMLBから構成される組織。MLB自体がIBAFに対し非協力的だった過去が、この問題の根強い諸悪の始まりだ。

 ベースボールはアメリカ発祥で、アメリカが一番であり、一番でなければならないという考えがMLBにはある。その為、オリンピックの野球競技にもMLBの一線級の選手を送り込まなかった。そのMLBがベースボールの世界一を決めるために発足させたのがWBCという訳だ。

 WBCの優勝を決めるシステムは、アメリカが世界一になれるような有利な対戦システムだったことは記憶に新しい。しかし、WBCはそれだけではなかった。ビジネスの意味でも同じだった。

 WBCの全ての収入はMLBに一旦入り、各参加国に配分される。その配分率もMLB66%に対し、日本は13%、まして野球の盛んでない国にとっては数%という具合だ。WBCのスポンサーのほとんどが日本企業であるにも関わらずだ。まさしくWBCはプレーもビジネスも全てMLBに温床が行く何ともひどいシステム。

 話を冒頭に戻そう。その利益配分に反旗を翻したのが、労組日本プロ野球選手会だった。ここで一つの疑問。選手会が利益配分にモノ申す前に、NPB(日本プロ野球機構)がMLBに対してモノ申すべきなのではないか。そう思われても当然。

 そう、選手会が反旗を翻した矛先は、MLBに対して何も言わないNPBに向けられていたのだ。選手会が煮え切らないNPBに対し、「不参加」という最終カードを切ってけしかけたのだ。

 ファンのことを思えば、参加した方がいいに決まってる。我々も純粋に3連覇する侍ジャパンを見てみたい。最終カードを切られたNPBも動かざるを得ない。遅すぎるくらいだったが…。

 結果、NPBは侍ジャパンのスポンサー料、グッズの売上は100%NPBの収入に入ることを勝ち取ってきた。その収入は、野球の底辺拡大等にに使われる。

 「一定の評価」と表現したNPBの動きがありの一転「参加」表明。今一度、WBCの在り方、システム、制度、IBAFとの連携、等々を考え直す岐路にある。NPBの対応もまだ充分と言えるレベルではない。この夏、労組日本プロ野球選手会は一石を投じたのだ。
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夏野菜のトマト

2012-09-03 08:31:03 | 今日のひとり言・雑談
 このところ、朝晩めっきり涼しくなってきました。日中は相変わらずですが…。夏も終盤ですね。夏といえば今年は夏野菜が高騰しているとか。

 夏野菜といえばトマト。6月に高知の友人からトマトをいただきました。トマトと言えば…、何故「トマト」と言うんだろうか。調べてみました

 トマトという呼び名は「膨らむ果実」を意味する「トマトゥル」からきています。はるか昔、メキシコ湾をのぞむベラクルス地方のアステカ人がこう呼んだのが始まりだそうです。トマトゥルとは元来「ホオズキ」を指し、メキシコではホオズキを煮込んで料理に使っていたところから、形がよく似たトマトも同じ名前で呼ばれたようです。

 この「トマト」という呼び名、世界共通ではありません。実は、イタリアでは「ポモドーロ(黄金のリンゴ)」、フランスでは「ポム・ダムール(愛のリンゴ)」、イギリスでは「ラブ・アップル(愛のリンゴ)」と、さまざま。

 なぜリンゴと思われるかもしれませんが、昔からヨーロッパでは値打ちの高い果物や野菜を「リンゴ」と呼ぶ習慣があったからのようです。トマトの学名は、ラテン語で「リコペルシコン・エスクレンタム」。実は、この学名にもなかなか興味深い意味が隠されています。

 リコペルシコン は「狼(lycos)」と「桃(persicon)」を合体させた言葉で、エスクレンタムは「食べられる」という意味。すなわち「食べられる狼の桃」となります。名付け親は、英国の植物学者フィリップ・ミラーで、1754年に発表しています。「リンゴ」から「桃」に変わった経緯は定かではありません。

 高知のフルーツトマトは大変おいしかった。高知のトマトも値段が高騰してたのでしょうか
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