トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

木花咲耶姫に会いに、尾張多賀神社(常滑市)

2015年01月15日 | データ
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)に興味があり祀られている神社へお詣りに出かける。
この尾張多賀神社は娘の19才厄と私の後厄のお祓いした場所です。
まだ新年の参拝者がちらほらあるなかじっくり見て廻る。

※明神鳥居[一の鳥居]と注連縄(しめなわ)
一の鳥居の手水舎には水が張ってない。

※由緒

※二の鳥居と狛犬(阿吽)

※手水舎

この神社「蟹」が至る所にある。
・入り口の手水舎上の蟹
・手水舎の下の蟹
・絵馬の絵の蟹
・拝殿南側軒の蟹
・拝殿北側軒は日の出
近江国多賀大社より正元山伏が元和七年(1621年)に勧請し奉る時に「蟹」が背に乗っていたことから「蟹」が一つのシンボルとなっている(親切な氏子さんに聞いた話)

境内から右の拝殿を入れ本殿

一番右の立派なのが「尾張多賀神社」です。

※本殿の千木と鰹木

この森には「おがたまの木」が60本以上群生している。(愛知県指定天然記念物)
木の名は「招霊(おきたま)」が転化し「おがたま」と呼ばれるようになった。
この杜にミカドアゲハ(帝揚羽)が飛来するそうです。ミカドアゲ幼虫の食草はオガタマノキである。

※富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ)

元々この神社が氏神様です。
祭神は木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
この神は大山祇命の姫神であり、秀麗な富士山を桜の花の美しさに例えた御名。
天孫降臨した瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が美しさのあまり一目惚れした神です。
大山祇命がどうせなら姉の磐長姫(イワナガヒメ)もと一緒に差し出しましたが容姿が綺麗でなかった磐長姫が返された。
磐長姫を返したことで天孫の寿命が短いものとなってしまった。
また、山の神である大山祇命が富士山の守り神として木花咲耶姫命、浅間山の守り神として磐長姫とした。
これは噴火を抑える為と言われている。

富士浅間神社の灯篭、本殿に向かって右側が「日」

※山の神神社
左側が「月」

※絵馬堂の巨大な絵馬

※参道(境内)


絵馬堂の写真を撮ってたら氏子さんが中へ入って見て下さいと案内された。そこでこの神社に纏わる話を色々聞くことができた事は大変勉強になりました。
ネットや書籍でもある程度調べれますが生の声で聞けたのは大変ありがたいです。
ここは何度も来ていますが、由緒や祀られている神様など興味を持ちお詣りすると全く別の世界が広がります。

木花咲耶姫は富士山本宮浅間大社の主祭神でこの大社は全国に約1,300社ある浅間神社の総本社となっている。
と言うことはここは↓

以前積雪期(5月)に登った富士山山頂の鳥居と本殿の写真。
調べると富士山本宮浅間大社の奥宮(末社)で久須志神社と言う。
祭神は大名牟遅命(おおなむじ)=大国主命、少彦名命(スクナビコナ)
少彦名命から一寸法師の伽話ができたと言われている。

神々は・・・・・
神々の系図(シンプル)
神々の系図(マンガチックだがわかりやすい)

今回はここまで
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名称:尾張多賀神社
住所:愛知県常滑市苅屋字洞ノ脇51
御祭神:
・伊弉諾尊(イザナギノミコト)
・木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
・大山祇命(オオヤマツミノミコト)
境内社:奥山半僧坊
創建:元和7年(1621)
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2 コメント

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感想です (CHAPPY )
2017-01-03 20:35:42
きのうはお疲れ様。さっそく、貴ブログをさがしました。なるほどよく調べましたね。趣味の域を超えています。これからもっとじっくり拝見します。さて、コノハナノサクヤビメは古事記では、天孫降臨後にニニギが求婚しています。明らかに南九州が舞台です。そこをどう考えますか?
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Re.感想です (トドクロちゃんと山登り)
2017-01-04 12:00:18
天津系の一族が(渡来系の弥生人?)九州の地から東征し最終的に大和へ移動。それ以前は出雲系のスサノヲ一族が支配していた。
それで神話の話として元の拠点である九州を降臨地としたと考える。
ナガスネヒコやニギハヤヒを含め次回の飲み会の場で・・・
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