トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

展望の早川尾根(アサヨ峰・高嶺)

2011年09月16日 | データ


■2011.09.13-14 2週続けての幕営縦走、目的のルートは先週行けなかった『早川尾根縦走』
コースはバスで北沢峠に入り駒仙小屋から栗沢山へ直接登り、そこから早川尾根縦走へ入る。
後はアサヨ峰→早川尾根小屋(幕営)→広河原峠→白鳳峠→高嶺→白鳳峠から広河原へ下山しバスで北沢峠まで戻る。
縦走と2700峰が3座登頂の楽しみがある、そしてここは展望コースでもある。

最近こなれたせいか幕営装備でも45Lザックでも余裕でパッキングできるようになった。(幕営3泊4日まで可能)
で今回も45Lザックでパッキング、気温は気象庁のデータから先週のように氷点下にはならない事を確認し夏用シュラフとした。
水場は早川尾根小屋にもあるので問題なし。
最近は行動食は持たない、書籍等で色々記述されているが3食きっちりと食べれば行動食は私の場合不要である。

ちなみに今回の食事は
1日朝:車で移動中なのでおにぎり2つ
  昼:調理パン(コンビにのカレーパンやサンドイッチなど)
 夜:スパゲッティー+ウインナーとピーマンの炒め物
2日朝:ラーメン(本店の味)+サプリゼリー
  昼:おにぎり(トドクロちゃんに梅干入りで塩分を多めに作ってもらう)
※ウィダーなどを凍らせ保冷材として使っている

3:00 自宅を出発、高速経由で伊那IC出。勿論、深夜割引利用。
6:30 仙流荘着。平日でも駐車場は8割程度埋まっている。
8:05 仙流荘発。平日の始発なので遅い、今日のコースタイムは5時間なので問題なし。
何時ものように運転手の流暢なガイドを聞きながら約1時間で北沢峠。
8:52 北沢峠着。3度目だがまだ何度も通う事になるだろう(仙塩尾根縦走、小太郎山、キタダケソウなど)

ここから駒仙小屋までは10分ほど歩く。
小屋の直ぐ前から仙水峠へ向かわず栗沢山へ直接登る樹林帯のコースを行く。たまに開ける登山道から男らしい甲斐駒ケ岳が。

最後の登りは岩場の通過。

11:02 栗沢山(2,714m)
バックは北岳、山梨県側から湿った空気が入っているようだ。

早川尾根の縦走路

栗沢山から一旦標高を落とし登り返す。
12:05 アサヨ峰(2,799m)早川尾根の最高峰

ハイ松やシャクナゲを漕ぎながら標高を上げ下げし
13:45 早川尾根小屋に到着、ここで初めて登山者に会う。小屋前の机でビールをゆったり飲んでいる。
私も設営後にビールを片手に山談義へ参加、白髪の品の良いベテランさんと写真のセミプロと思われる登山者の3人でそれぞれ僅かばかりの『ツマミ』を持ち寄り更に山談義が続く。ここから見える北岳は一番ピラミダルに見えるそうだ。
結局、鳳凰方面からの縦走者1組と幕営の単独者、そして白髪のベテランさんとセミプロカメラマンの6名。

この早川尾根小屋は今年は素泊まりのみになっている。
(保管食の熊被害)
カップ麺程度は出せるとの事。
このワンちゃん『相馬君』と言います。→何故、相馬君か詳細は"早川小屋尾根"+"相馬君”で検索

夜は月夜で明るい、東の空にあった月は一晩を掛け仙丈ヶ岳の上まで移動。風はなく温かい夜。


※翌朝、5時20分に早川尾根小屋幕営地を出発。
高嶺への縦走路で日の出を迎える。
朝日を受けた北岳。

雲海の上に八ヶ岳も見える。

そして目指す高嶺(左に地蔵岳のオベリスク)

朝日は地蔵岳の肩あたりから。

高嶺への最後の登りは三点確保が必要な岩場の通過。それを乗り越すと絶景が広がる。
7:40 高嶺(2,779m)

鳳凰の観音岳と薬師岳そして奥に富士。

甲斐駒ケ岳とアサヨ峰からの早川尾根縦走路

雲海に浮かぶMtFUJI

北岳をバックにと思いきや木で隠れている。


高嶺から360度絶景が広がる。(写真はピックアップ分)
奥秩父、浅間方面、八ヶ岳、槍穂高、中央、南アルプスとその南部の山々。


ここまでの縦走路も一人占め。
山頂で軽く食事、しばし絶景を楽しむ至福の時間を過ごす。

帰路は白鳳峠から広河原への下山
樹林帯まではゴーロを行く、風が抜けずここは暑い。


9:50 静かな広河原。
僅かばかりの登山者より乗合タクシーの運転手の方が多そうだ。

空はもう秋の雲、北岳は雲の中。
予定より早い下山に10:20のバスで広河原から北沢峠へ向かう事にする。
この時間に北沢峠へ向かう登山者は無くバスは貸切、運転手さんとは色々話しながら北沢峠へ向かった。
途中の停車場は『野呂川出合』一つ、乗る人も当然降りる人もいない。
ここで降りて林道を永遠と両俣小屋まで歩くのは何時か?

このバスのつなぎが悪く北沢峠で2時間ほど空き時間が。
でも広河原にはない『生ビール』がここ北沢峠にはある。

前の席には女優、小○聖さんが・・・

そよ吹く風
青い空
まだ力のある太陽
そして木々と山々
テーブルの上には
塩の効いた枝豆と生ビール
至福の時・・・・


どうしてこんなにビールが美味しくなるのか?
それは二日を掛けて縦走して来た達成感と充実感が加わり、素晴らしい景色と一期一会で出逢った山男達が美味しくしてくれるのだろう。


13:00 北沢峠発のバスに乗る。
バスの席は右側の一番前、車窓からはギザギザの鋸岳。
ここも何時か・・・

バスから降りると、そこは真夏の暑さ。

暑い・・・・

仙流荘で汗を流し、下道で飯田まで、そこから高速に入り帰路に。

やっぱり南アルプスは良いな~。

■コースタイム
1日目8:52北沢峠→9:04駒仙小屋→11:02栗沢山→12:05アサヨ峰→13:45早川尾根小屋(幕営)
2日目5:20早川尾根小屋→5:39広河原峠→6:41白鳳峠→7:39高嶺8:02→8:31白鳳峠→9:54広河原10:30→バス→11:20北沢峠




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