トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

諏訪大社上社本宮と諏訪信仰

2015年03月16日 | データ
■2015.02 八ヶ岳の雪山登山の帰りにちょっと寄ってみた、諏訪大社上社本宮。
祭神は言わずとしれた建御名方神(タケミナカタノカミ)となっているが・・・・・

この神は古事記では国譲りの際に建御雷之男神(タケミカズチ)に力比べで負け、諏訪間で逃げてきた神である。
諏訪地方の土着の洩矢神がそれまで祭られていたが降り建御名方神が祭神として祭られるようになった。しかし土着の神や人々とうまく交わり円満に諏訪を収めた。
そして下社の祭神、八坂刀売神(やさかとめのかみ)は建御名方神の妃神であるが、ある時皆の前で夫婦喧嘩をした。
それでも姫神に合いたくなって夜こっそり諏訪湖を渡って逢いに行った、これが御神渡りである。
何と人間味のある神様でしょうか?

東門

境内は至る所の雪が残り凍結していました。また社殿は現在改修中でシートでまるごと囲われていました。

建御名方(タケミナカタ)と建御雷之男神(タケミカズチ)の力比べが「相撲の始まり」とされている。

御柱。

境内案内図。

神楽殿。


八ヶ岳連峰の阿弥陀岳へ御小屋尾根(おこや尾根)経由で登った事があるが、この尾根の最後のピークは御柱山(おばしら山)と言い、上社の御柱はこの山で伐採されるものでなくてはならない。諏訪の人々にとって諏訪大社上社本宮が如何に大切か分かるし古来信仰の中心はここであると思う。しかし元々土着のミシャグジ様として祭られているものらしい。

この諏訪信仰の本体は何か色々な意見がある。
更に物部守屋の話までつながった話まである。上社の裏にある山は守屋山と言いそこには物部神社(伊那側)が鎮座している。また山頂の石の祠が鉄格子で囲まれているのは諏訪側の住民に谷へ落とされないようするためともどこかで聞いたことがある。

ーん、実に興味が沸く話がこの諏訪地方には多い。

次回諏訪を再訪するときは「土着神と諏訪大明神」に関係する所を訪問したい。
1) 諏訪大社 上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮
2) 御頭御社宮司総社(オントウミシャグチソウシャ)
3) 御衣木(ミソギ)神社
4) 御座石神社
5) 手長神社
6) 足長神社
更に絶対外せない場所がある。
神長官守矢資料館

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