息子と上野へ。
今日は都内近郊各所で、よさげなイベントが開かれていることを
承知の上で、目当ての催しを持たぬまま、故郷の山・
上野へ出かける。
宝探しのきぶんもあるが、何にも出逢わなくても、
子どもの供となって一緒にいっぱい、晴れたお外を
歩けるだけで、たのしいたのしい吉事(よごと)なんだ。
まあ、恐龍が骨の見たさに国立科学博物館に入るかもな。
チラノサウルスより小型なれど、活発で好戦的といわれる
アロサウルスの骨だったかな。
しのばずの池の蓮はとうに枯れていよう。
こぼれ種を拾いたくもあるが、最近池の周りに
道など造成されたから、地のままで多様な環境は
減っているかもしれない。
ああ、そういえば、動物園の脇のちいさなレトロな遊園地も、
オリンピクに向けてキレイ目にするために、閉園となってしまった!
もっとはやく知っていたら、お子たち連れて、遊ばせて、
写真撮って、思い出にのこしたかった。
外国人観光客も、あのいとけなき遊園地は喜んだと思うが。
過ぎしことは仕方なか。
浅草は、新東京タワー以来、毎日が日曜日のように
沢山の外国人観光客であふれて、お店も全国チェーン的な
有名店が多く参入し、
賑やかさは倍化しながら、情緒や謎めいた雰囲氣は
減ってしまったように思う。
それも時代の流れだけど、不特定大多数の想定内の期待に
応えるのみの表面的な和風にとどまっている様相は残念でもある。
リアルな街としての新鮮な裏切りが減り、テーマパークと化してしまう。
それでも、これだけ人を集められる浅草という場のエネルギーは、
なんなんだろう。
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